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京都南座「新・水滸伝」三階前編

京都の旅を綴っています。

お目当ての「新・水滸伝」は二回観ることができました。1日目は三階席のてっぺんからでした。歌舞伎座では二階席限定の定額制で楽しんだため三階から観たかった。

小屋が変われば芝居も変わる。猿之助さんが手がけてきたスーパー歌舞伎Ⅱは、地方公演のたびに演出を変え、配役を変え、しまいには役も増やす。物語の肝は変わらないのに、全く違った印象にしてしまうマジシャンのような演出でした。そして、ラストは必ず「希望」で幕が下りる。そんな演出が大好きでした。

今回、猿之助さんは不在です。だから奇抜な変化やサプライズはなかったけど、今を生きる澤瀉屋の想いがこもった熱い芝居でした。歌舞伎座との違いや感想を聞いてください。

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