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芝居にハマる

昨日は一日中、歌舞伎に浸っていました。

ですが私が今月通ってしまいそうなのが篠原演芸場です。

恋川純弥さんが座長を務める「Team純弥公演」が1日から公演中です。今月だけのメンバー構成です。

今一番ワクワクする方が純弥さん。そして、注目している劇団暁の座長、三咲暁人さんがメンバー。初日から楽しくて仕方がありません。

私はそれぞれ二人が作るお芝居が好きです。

大衆演劇を知ってから約1年半。まだ知らないことばかりですが、最近の私はお芝居が面白くて気になるものは観るようにしています。

特に純弥さんの芝居は肌に合う。歌舞伎とは全くかぶらない方という印象です。

所作や形が美しく、声がいいのは歌舞伎と同じ感覚。声の調子悪かった時を観たことがありません。これは猿之助さんもそうでした。でも私がこれまで観てきた舞台では出会ったことがない「the大衆演劇の役者」なのだと思うようになりました。

大衆とは。。わからないから何とも感覚です。キマる形も見得も歌舞伎ではない美しさとカッコ良さがあるのです。私の友人が純弥さんを初めて見て「見得の意味を思い出した」と言っていたのを思い出します。

芝居も時代味があってセリフ回しも間が心憎い。上から目線を承知で言わせていただくと、地に足が着いている芝居だなと安心感がある。軽くなくて心が満たされます。

私は頭をフル回転させて観る芝居より、単純に笑ったり泣いたり、切なくなったりドキドキしたりする芝居が好きです。今まで観てきた純弥さんの芝居がそうでした。

一方、暁人さんが作る作品はチャレンジがあるように思います。歌舞伎ファンであることも影響してか、歌舞伎の狂言を上演することも多いそう。この一年、何度か歌舞伎と同じ芝居を観ています。

26才の暁人さんがリスペクトしている勘三郎さんが重なることもあります。感じる歌舞伎味が嫌な感じがしないのは、やはり心の底からリスペクトしてくれているからだと思うのです。


この二人が同じ劇団として奮闘しているのが今月のTeam純弥です。今日まで芝居を四本観ました。私の心をワクワクさせてくれるものばかりでした。立廻りは最高にエキサイティングでした。

毎日作品が違うから観たくて仕方がない。二人のコラボに私はハマっています。

暁人さんの柳生十兵衛 & 純弥さんの但馬守 (口上より)

大衆演劇は、基本的にその日一日だけの上演です。そのために終演後から深夜までお稽古して、寝て起きたら本番。その繰り返し。

そこにグッとくるのです。心が揺さぶられます。

二人でこれもやれるね。。と話し合って上演する芝居を決めているそう。純弥さんの持っている芝居、暁人さんの持っている芝居、その他のメンバーが持っている芝居をどうやったらこのチームでできるか考えているそうです。

暁人さん 純弥さん

Team純弥は、名のとおりチーム戦。

群舞が多いけど、内容がかぶらないのがすごい。毎日違うものを観ることができます。

今日は純弥さんの津軽三味線を聞くことができました。

澤瀉の紋付

純弥さんは日舞のお稽古を今も続けているので形が綺麗です。歌舞伎役者もそうですが、どの瞬間を切り取っても美しいのはお稽古の賜物だと思うのです。

純弥さん

静と動。緩急も自在です。

荒ぶったのも素敵です。

ライティングもご自分でプログラミングをしているそう。劇場の照明に自分が持っている照明を足しています。今日、さらに加えたそうなので下の写真より増えてます(笑)

引きでみると一枚の絵のよう

明日、8日の芝居は「種子島大作」

普段は良い人キャラの純弥さんが悪の華を演じます。今までこの作品は関西の二度しか演じていないそうです。今回、関東初。

6月の大阪で拝見しました。最強で怖すぎました。

先日の舞踊ショーで8日上演の発表が予告編とともにありました。悪人の大作を純弥さん、追いかける暁人さん。二人の対決シーンのダイジェストを上演してくれました。殺陣好きにはたまらない二人。

バチバチと刀を当てる音がするリアルな殺陣。息の合い方が尋常ではない。ドキドキが止まりませんでした。

暁人さん 純弥さん

告知の垂れ幕とともに、この純弥さんの形の綺麗なこと!

幕が引かれるまでこの形

予告編の立廻りを観ただけでワクワク。

この日の終演後にお席を予約してしまいました。

興味がある方は当日券があるので是非。
12:00〜、17:30~開演ですが遅れても入りやすいのが大衆演劇です。

2200円で観ることができます。

私も楽しみにしています。

aya


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