春秋座と松竹座

春秋座特別舞踊公演 初日おめでとうございます。

気持ちを切り替えて9月のこと。先日、歌舞伎座千穐楽だったのにもう初日！三日間に及ぶ京都春秋座の舞踊公演がスタートしました。

猿之助さんが芸術監督を務める京都春秋座は、京都芸術大学内にあります。今年2月にも舞踊公演が行われました。その時の京都旅が信じられないくらい楽しくて、今回の公演も指折り数えて待っていました。

共演の團子くんは春秋座に初御目見え。青虎さんは、3月に青虎に襲名してから京都に初御目見え。この公演には「口上」があり、猿之助さん列座のもと、ご挨拶を行うことになっています。團子くんの口上は、8才の初舞台「ヤマトタケル」の時以来です。あれから10年。。。とても感慨深いです。

舞踊は「独楽」「戻駕色相肩」
私は「独楽」を猿之助さんが亀治郎時代の浅草歌舞伎で拝見しました。それを今回は團子くんです。お家芸を繋ぐ瞬間を目の当たりにできることは幸せだと思います。楽しみです。

「戻駕色相肩」は、1983年7月歌舞伎座で猿之助さんが、二代目亀治郎の初舞台で禿を勤めたそう。今回の禿は壱太郎さん。猿之助さん青虎さんで踊ります。

あまり本興行でかからないと思うので必見です。私は2017年大阪松竹座の花形歌舞伎で観たことがあります。勘九郎さん歌昇さん児太郎さん。江戸、大阪、京の廓話が出てきたり、一人一人見せ場があったり楽しかったです。

仕事の都合上、千穐楽に観劇予定ですが、もう一つ理由があります。千穐楽公演後、同劇場で行われる「第三回 ひとつなぎの会」です。過去の公演を拝見することができず、是非、観てみたいと思いました。午前中から舞踊公演を観て、続けて19時までは体力的に自信がありませんが。。頑張ろうと思います(笑)なのでゆっくりして京都も楽しむ予定です。

ひとつなぎの会は、スーパー歌舞伎Ⅱワンピースの出演者有志を中心としたの舞踊勉強会です。今回は特別に猿之助さん青虎さんも出演なさいます。ちなみに猿之助さんは「独楽」を踊るので、團子くんと見比べる楽しみもあります。さすが猿之助さん、ここでも奇策(笑)

京都を楽しみに過ごしていたわけです。そうしたら後から出てきた！9月8日から4日間だけの大阪松竹座！週末は仕事で忙しいのに二週連続休暇はどうよ。。と思っていましたが、何とかなるもので大阪は平日に日帰りで叶うことになりました。

第一部「傾城反魂香 土佐将監閑居の場」で、おとくを演じる猿之助さんが観たいのです。確か昨年、歌舞伎座で勘九郎さんと演じましたよね。今回の旦那様、又平を演じるのは鴈治郎さんです。鴈治郎さんと猿之助さんは「四代目中村鴈治郎襲名披露」でこの演目を共演しています。その時の評判がとてもよくて、観に行かなかったことを激しく後悔したのです。だから後悔しないよう観に行こうと決めました。

猿之助さんの おとく役は何度か拝見しています。けど、相手が変われば猿之助さんの演技も変わります。上方の鴈治郎さん相手にどんな女房を魅せてくれるかドキドキしています。

第二部「博奕十王」はお家芸の舞踊です。猿之助さんが踊るのは3回目でしょうか？私は「亀治郎の会」と「浅草歌舞伎」で拝見しました。楽しい踊りで、地獄に行ったときの頭の三角の白い布が忘れられず。喜多さんもつけてたシリーズがあるので、猿之助さんは縁があるのかもしれません(笑)閻魔大王は青虎さんが演じます。

今月前半は春秋座と松竹座のことで頭がいっぱいです。後半は歌舞伎座に行きたいなぁと考えています。

無事に公演が行われ、私自身も無事に旅を楽しめますように。今からワクワクしています。

aya