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私と歌舞伎

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感じたこと、猿之助さんに影響を受けたこと。
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2023年9月の記事一覧

二代目市川猿翁

猿翁さんが13日に鬼籍に入りました。 私が歌舞伎を観始めたのは2008年です。猿翁さんがすでに病気に倒れた後でした。しかも私が歌舞伎ファンになるきっかけの亀治郎さんは甥でありながら、猿翁さん(当時 三代目猿之助)のもとを自ら出ていました。病に倒れてもそれは変わることはなく、亀治郎さんは澤瀉屋一門とともに舞台に上がることはありませんでした。 それが2009年11月、新橋演舞場で亀治郎さんが「鬼揃紅葉狩」を踊ることになりました。「演出 市川猿之助」と書き添えてあるではないです

「一本刀土俵入」猿之助さんのお蔦

今週末にいよいよ京都です。 南座の「新版オグリ」が中止になり、やっと南座で澤瀉屋の演目のリベンジが叶います。 その前に歌舞伎座夜の部を観てきました。 夜の部キリの「一本刀土俵入」は観るかどうか悩みました。私はこの演目が大好きです。初めて観た浅草歌舞伎では亀治郎時代の猿之助さんが初役で演じていました。その次は襲名公演の巡業、歌舞伎座へ。 評判が評判を呼びステップアップしていきました。そして、猿之助さんの演じるお蔦が大好きになりました。 今回、お蔦を演じるのは雀右衛門さん

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「未来へ天翔けるヤマトタケル」

9日は’重陽の節句’ 栗ご飯が食べたいな。。と思いヘッダーをチョイスしました。記事の内容とは関係ありません。 昨日から頭の中で「ヤマトタケル」がグルグル巡っています。前の記事で書いた澤瀉屋三人同時襲名の筋書を読みふけっていました。鬼籍に入った梅原猛先生、蜷川幸雄さんのお祝いの言葉が胸に迫りました。 「未来へ天翔けるヤマトタケル」 これは二代目猿翁を襲名することになった三代目猿之助さんが’ヤマトタケル’上演に寄せた文章のタイトルです。当時の四代目猿之助さんのヤマトタケルの

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スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」来年上演

仕事の休憩時間に知ったニュースに心臓が止まるかと思うほど驚きました。来年2月3月新橋演舞場で「スーパー歌舞伎 ヤマトタケル」が上演されます。 本来は「スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)鬼滅の刃」の予定でしたが中止。その代わりの公演として三代目が創造したスーパー歌舞伎の1作目ヤマトタケルが、隼人さん團子くんのW主演で行われることになりました。米吉さん中車さんの出演も発表になっています。 嬉しい!けど寂しい。。でも何だか安心もしました。 そうしたらジワジワきて泣けてきた。 また

歌舞伎を楽しく熱く語る夜

今日はリアルタイムで「VIVANT」を見ました。だんだんと見たいと思うTV番組が増えていくといいなと思う。澤瀉屋の猿弥さん笑三郎さんがご出演です。毎週の楽しみができて嬉しいです。 お二人は今月、南座花形歌舞伎「新・水滸伝」に出演しています。初日を無事に迎えました。歌舞伎座から進化しているようで、観た友人から興奮の連絡がきました。 私は運よく最前列に座ります。その席は特に楽しいよー!と友人のコメントに歓喜しています。ワクワク。澤瀉屋の演目が今後かかり続けるには、南座が盛り上

9月のお楽しみ☆

9月がスタートしました。 ヘッダーの写真は歌舞伎座の以前の緞帳です。生命あるものは何度でも再生できます。歌舞伎座タワー1階のエレベーターホールにドーンと飾っていります。観劇の際は是非、ご覧ください。 今日は歌舞伎座「秀山祭九月大歌舞伎」、国立劇場の初日でした。おめでとうございます。私は歌舞伎座の昼夜ともに観に行く予定にしています。 昼の部の金閣寺は。米吉さんの雪姫を観ようと思っています。幸四郎さんの土蜘。歌舞伎公演が久しぶりの白鸚さんも楽しみです。 夜の部は、幸四郎さん