千穐楽を迎えるということ
歌舞伎座「二月大歌舞伎」千穐楽おめでとうございます。
仁左衛門さんの一世一代の碇知盛が無事に全日行われました。劇場の空気を想うだけで胸がいっぱいになりました。一つのお役を演じ切る幸せとはどんなものなのだろう。きっと一握りの役者しか味わえない感情があるに違いありません。
終わりは始まりです。仁左衛門さんの知盛は今後、観ることはできません。でも、ということは他の役者さんが知盛を演じる機会が増えるわけです。幸四郎さん、菊之助さんで拝見していますけど、歌昇さんでも観てみたいなと思