【宣言】大学生起業家の葛藤
こんにちは。休学中の大学生起業家です。
noteを書くのは少し久しぶりです。やっと自分の中で気持ちが整理できて新しく動き出すことができたので、今この時の感情として残そうと思います。
良ければ最後まで見てください。
今の私について
私は高校3年生の時に京都で起業し、一般社団法人レイブリを立ち上げました。現在2期目で代表理事を務めています。
レイブリでは「LGBTQ+がより人々にとって身近で自分ごとだと捉えてもらえるようにアートを通して発信」しています。
そして、大学は同志社大学に通っていて2年生から休学し現在は都内で主に活動しています。
なぜ休学したのか
元々、もっと自分(レイブリ)のVISION実現のためにもっと時間を割きたいと思っていたものの、大学に通いながらでは身体的にも精神的にも余裕がなく自分ができる限界の世界まで突き詰めた景色が見てみたかった。だから休学しました。自分の周りには休学という選択肢を選択する学生は少なく教授などにもわざわざ休学する必要があるのか、と説得されることもありました。
自分の見てきた景色の小ささと、環境の生ぬるさを実感しました。元々私はあまり現実主義ではないところがあって夢想家なので「夢だけはでっかい」タイプだったのですが、この時ばかりは現実を見ました。
正直とても不安でした。
休学=24時間365日自分と向き合わなければならない。
自ら孤独を掴むような感覚でした。
だけど、そんな気持ちよりも動き出したい、自分の思いを社会に届けたい、社会を変えたい。そういった想いの方が強かった。
それは約2ヶ月経った今も変わっていないし、どんどん強くなっています。
でも自分の中ではこの数ヶ月間大きな葛藤がありました。このモヤモヤは休学してからさらに大きくなったけど、起業して1年間ずっと思い続けていたことでもあります。
今回はそのことについて少しお話しします。
なんでLGBTQの活動をしているの?
この言葉、ほとんどの方が聞いてくださります。特に起業家というお仕事柄、初対面の方に短時間で自己開示し事業についてお話しさせていただく機会も多かったので毎回端的にまとめるのが難しく、悩みどころでもありました。
最初は、原体験で〜とか自分が当事者で〜などの言葉を使うこともあったのですが、そうすることによって段々と自分を押し殺しているような感覚になっていきました。
私は当事者、当事者ではないなどの考え方が嫌いです。
そもそも私の願いはLGBTQの存在が日常となり、その言葉自体がなくなることです。そう願い発信する本人が、その言葉を使うことにモヤモヤしてしまったんです。
そこからは、自分の感情を肯定してあげるためにも「当事者」という言葉を使う事をやめました。具体ではなくすごく抽象的な説明をするようになりました。
そしたら、初めてお会いする人のほとんどが「この活動をするようになったきっかけって何ですか?例えば当事者の人が周りにいたとか?」と聞いて下さるようになったんですよね。もちろん私が100%の自己開示をしていないから。単純に気になったのだと思うし、聞きにくかったということもあると思います。
そこで、自分も当事者なんですよ!と言う勇気は私にはなかった。だって、自分の事を当事者だと言うことすら肯定することができなくなっていたから。
「肯定することができない社会」の不条理と共に自分の弱さを感じました。
そして自分のことを少しずつ傷つけて、違和感と戦ってきました。
自分との戦い
立ち上げた当時は、ありのままの自分を伝えて先導者になることで誰かの希望になりたいと思っていたはずなのに、自分を曝け出して伝えることは自分が思っていた何倍も勇気がいることで、まだまだ変わらない現実や何気ない言葉に落ち込んで、社会に抗うことの難しさを日々実感しました。
そして今、レイブリを株式会社として立ち上げもっと社会に大きなインパクトを与えられるように前に進めている段階で、自分の中の葛藤のせいでモヤモヤしてしまっていることに気づきました。
改めてこのモヤモヤに向き合った時
このままじゃだめだ。そう思いました。
そして向き合った結果、私は「自分の理想と現実とのギャップに苦しんでいる当事者の1人なんだ」と思いました。
だからこそ、自分のエゴを他人に押し付けてギャップに直面してしまっているのだと。
今後について
では、私にできることはいったい何なのか。
それは社会の無意識の偏見の目を無くすことです。もっと具体的に言うと、LGBTQがより人々にとって身近で他人事ではなく社会に当たり前にある光景なんだと言うことを伝え続けることです。
そうすることで社会は絶対に絶対に変えることができる。
私は自分自身が葛藤した経験があるからこそ、社会側の無意識に蔑視してしまう現実も当事者が直面しているいますぐに変えないといけない現実も痛いぐらいに分かる。
だからこそ、私が今すぐにやるんです。
理想と現実のギャップを埋めるために必要なこと。それをビジネスとして生み出し、社会に届けます。
今後にぜひご期待ください。
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