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muse_moments_musicaux
2023年9月21日 01:15
ハイドンといえば、「明るく元気で茶目っ気たっぷり、パパ・ハイドン!」というイメージが先行するかもしれませんが、悲痛な響きに満ちた不朽の名作 Hob.XVII:6 については、少々趣を異にしているように思います。ハイドンの作品には珍しいヘ短調 f-moll が選択されているところも特殊でしょうし、終盤の壮大なコーダのドラマティックな表現も、ロマン派時代の魁であるといっても差し支えない気がします。この