休職日記(1)

1月上旬


私は、今の会社に7年務めていますが、1月から休職し、約1ヶ月経過しました。
特に誰に共有する目的でもないのですが、IT系でベンチャー、成長や価値提供を生業とする会社は少なくないと思います。
経験談を残すことで誰かの役にたてればとおもい、記載します。

2024年1月から、私は休職しています。
当時の状況は以下で、メンタルが安定せず、自分でも何が何やらわからない状態でした。

  • メンタルが安定せず、急に悲壮感から涙が出てくる

  • 何もやる気が起きない脱力感、食事や睡眠サイクルが滅茶苦茶

  • 休んでも常に脳が動いてる、世界は進むが自分は止まっている恐怖感

突然このようなことになったわけではなく、少なくないサインを無視した結果になります。
事実からお伝えすると、9月に職種と部署の配置換えがありました。会社自体は変わっていませんが、5年という慣れ親しんだ環境から色々変わりました。
3ヶ月が経過し、不慣れな開発仕事ながらも、なんとか対応していましたが、後手後手の対応が増えました。
顧客対応とは違い、開発系の仕事であったため、遅れても全体を遅延させればなんとかなること、また今までの遺産みたいなものがあったので、仕事自体は回っていました。
11月頃から慢性的な睡眠不足や、今までできてた仕事がはかどらず、不調の兆し、体調の不安定など傾向はありました。

無視できるレベルだし、自分は2歳の子供一人と妻がおり、稼ぎ頭でもあったので、あまり家族に弱音や状況を説明できませんでした。
会社も私に期待しているのか、海外出張が急に決まったりと忙しく過ごしていました。
誰にも相談できない状況でした。
最低でも今の環境で1年は続けないと、と背負い込んでいました。
ただ、状況というか体調は最悪の毎日なのでこのままじゃまずいとは思っていました。

立て直し


年末年始の約2週間休暇を確保、長めに休むことで体調回復に専念しました。
ただ子供も小さく、夫婦お互いの実家が離れており、2拠点を移動する兼ね合いもあり、心が休まったかというとわかりません。
仕事から距離を開けて全くPCに触れなかったのは良かったのかもしれません。

仕事はじめをして、2日目に目標設定がありました。
詳細は割愛しますが、直属の上司から痛烈な一言を言われ、これ以上仕事を一緒にすることはできないな、と思いました。
その夜、妻に「今の仕事は合わないかも。続けるのがしんどい」と打ち明けました。
すると何かを察していたのか「一回心療内科とか病院にいったら?」と言われました。
翌日、妻と子供を送り出すと、涙が止まらなくなり、立っていることもつらい状態になりました。
その日は有給を取得して心療内科の診断を受け「適応障害」と診断されました。

正直、精神的には強い方と自覚があったので、驚きましたが、PCを開いても手が動かず、自分でも正常な判断ができない状態なんだなと思いました。
次の日マネージャーに相談し、1週間の有給を取得しました。
休めるとわかった瞬間、ドッと身体の重力が増えたような気がして、3日間くらい眠りました。
最低限、食事と子供の送り迎えだけしました。

とにかく、正常な状態ではないし、日常生活を送ることもエイヤが必要な状態。
他の人にとって見れば、ただサボっているというか、何もしてないから疲れるわけ無いと思えるかもしれないが、実際はかなり辛かった。
とにかく寝て、気が向いたら本や漫画や映画を見る生活を送っていました。

徐々に散歩に出かけたり、本屋に行ったりすることができるようになりました。
外の空気を吸うと少し元気になります。
一先ず、息をすることができるようになった気がします。

積読の本をひたすら読みふけっていると、衝撃の本とであうことになります。

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