保育機関と障害
そして、友人は居なくなった
そもそも友人(「良い作業所が見つからない!」と私に言った方)との出会いは幼稚園に遡ります。
当時の記憶は朧げですが、私の通っていた幼稚園(と言っても転勤族だったので、そこにいたのは一年程ですが…)は統合保育でした。
その友人と遊び、泣き、笑い、楽しい保育園生活をしていたと記憶しています。私からはその子が特別扱いをされているようにも感じませんでしたし、障害を持っている子である認識もありませんでした。
ですが、年度が変わった時友人は居なくなりました。
私もその後転勤で違う保育園に通うことになり、一時的に疎遠になりました。
就学猶予制度
おそらく、友人は就学猶予だったのではないかと考えられます。
次に私が通った保育園でも就学猶予制度があり、実際に自閉症を持った方がいて、同い年の方と一年置いて小学生になっています。
私自身、4回ほど幼稚園や保育園を渡り歩きましたが、どの園も就学猶予制度はあったかと記憶しています。
その先に
統合保育が終わったら、当該者はどこに行くのでしょうか。
知り合いの話をすると、「仲良し学級に行く事が多い」とのこと。
仲良し学級は、おそらく特別支援学級を指すのでしょう。
健常者である児童とは別の教室で普段学び、イベントの時は参加する形をとると考えられます。
なので、下手したら仲良し学級を知らずに卒業する方々も…
ちなみに、知人は最寄りの学校には特別支援学級がなかったので、遠くの学校まで通っていたようです。
義務教育が終わったら?
義務教育が終わったら、特別支援学校に通うことが多いです。
もちろん、普通科などに通われる方もいて、私も数人見てきました。
これは、本人の意思によって決められることではあると思います。
ただ、私が見てきた普通科に通われた方は全員いじめられた経験を持っており、特別支援学校の方が良かったという方も中にはいます。(特別支援学校にいじめがないわけではないですが…)
対して、普通科に通ったという経験が自身を強くしている場合もあります。それを誇りにしている利用者さんもいらっしゃいます。
学校選択は、十人十色でどれが本人にとって良い選択なのかは人それぞれ。臨機応変に変えていくのが選択肢にあっても良いと思います。
そのために、学校・行政・家族の連携が重要であると考えられます。
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