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共通テスト英語リスニング攻略法

今年も早いもので半分が終わろうとしていますね。今回は共通テストのリスニング試験の攻略法(リスニング能力の向上ではなく問題の解き方について)をお話します。

大問ごとに特徴があると思いますが、まずは一度解いてみて、自分がどのタイプの問題が苦手で、逆にどのタイプなら得意なのか把握してみましょう。

今回ご紹介する攻略法の要になるのが、「いつ」「どの問題を」「どのように」下読みするかということです。放送中に与えられた時間内で下読みができる人は問題ありませんが、一部の問題は時間内だけでは下読みを終えるのが難しい場合もあるのではないでしょうか。

まず、下読みをするタイミングとして狙い目なのが
・2回放送される問題
・選択肢がイラストの問題

つまり例年でいうと1⃣と2⃣でいかに3⃣~6⃣の下読みを進められるかということです。
ですが、下読みに気を取られるあまり、その間の放送に集中できず問題が解けなかったということは絶対に避けたいです(私自身そのせいでページを見失ったり、簡単な問題の下読みが不十分で本来なら解けるはずの問題を捨ててしまった経験が何度もありました)。それを防ぐためにも、自分で下読みをしてはいけない(しなくてもいい)条件(1回目を聞いて少し自信がないとき、1⃣でも少し下読みが必要なときは3⃣以降の下読みは進めない、など)を設けるとよいと思います。

次にどの問題を優先的に下読みすべきかということについて
・1回しか放送されない問題
・選択肢が英語の文章の問題
・英語で情報(図表やワークシートなど)が与えられた問題

これらの問題は比較的時間を要すると思います。
例えば、2024年度の問題を見てみると3⃣5⃣6⃣AB(37)などがこれにあたります(対して、4⃣はイラストの問題や選択肢が1単語のみの問題で下読みするほどではなく、6⃣B(36)は放送を聞かなければほとんどわからない)。特に5⃣は表の穴埋めだけではなく全体の内容理解を問う問題、グラフの問題も同時に解く必要があるので、一番優先度が高いかもしれません。

最後にどのように下読みをするかということについてお話します。自分に合った効果的な方法は人それぞれなので、自分で見つけるのがよいという話なのですが、ここでは私がやっていた方法をご紹介します。
まず選択肢の英文が短めの1⃣Aや3⃣では、内容理解というより、高速で動詞や目的語、補語に線を引いてマーキング作業のようにやっていました。文章全てではなく、重要な単語のみに線を引くことで短時間でそれぞれを明確に差別化できると思います。逆に選択肢が長めの英文である5⃣などは、少し時間をかけて内容理解に努め、余裕があれば日本語でメモを書いていました。
その他グラフや表はそのタイトルを目立たせることをお勧めします。特に6⃣Bの2問目は1問目の人数特定に気を取られやすいので、誰のどのような発言を聞き取ればよいか把握するとかなりできるようになると思います。

いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した方法はあくまで筆者のやり方なので、ぜひ練習を繰り返してご自分に合った効率的な解き方を見つけてみてください。

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