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2023.07.29 反応が始まったよ

昨日、脇の下に管を通すオペレーションをした。
そこから心臓に抗がん剤を入れる方が血管にダメージもなく、副作用も少ないんだそうだ。

オペレーション前に準備してるおばちゃんが、まあとにかくよく笑う人で、手術台の上に乗って、でっかいモニターと見たこともない謎の機械に囲まれてるのに、ずっと冗談言ってるもんだから、緊張する間もない。(しかもバリバリのドイツ語)

近所に住んでるおばちゃん的感覚。
こういう人が仕事してくれてるってついてるね。


15分ほどでサクッと管を通してもらったあと、夜になって、脇の下の管から抗がん剤を入れ始めたら、見事なまでに食欲がゼロになっていくのを感じる。
机に置かれてるパンを見るだけで気持ち悪い。

昼までは全然なんともなかったのに、身体っていうのは本当に正直だ。
妊娠したらこんな感じなのかとか、抗がん剤を使ったことある人はみんなこの体験をしてるのすごいなあ。とか妄想しながら、「ちびまるこちゃん」のアニメを見て気を紛らわせた。

#さくらももこっていいね

こういう時、耳や目や鼻に入るものも凄く敏感で、これまで普通に聴けてたYoutubeとかも、今はこの声も話も無理!となるし、綺麗なものしか目に入れたくなくなってて、僕の中の菌や細胞達が騒ついてるんだろうと想像した。

僕の場合は、3回の抗がん剤 × 4回を1セットしてみて、そこから様子を見ながら考えるらしい。

2、3日後から全身脱毛が始まって、一週間以内には気持ちも落ち着くと思うと、お医者さんに言われた。

点滴をしながら、お医者さんとニンテンドーの話になって、彼が子供の頃初めて買ったゲームが「ゼルダの伝説」で、大好きなんだと言う。
僕も小学校の頃、夜な夜なテレビに布団を被せて、親に隠れてゼルダをやってたことを思い出した。

ニンテンドースイッチを買ったら、最新のゼルダの伝説をここで一緒にやろうと、まるで医者と患者のボーダーがない感じが好感持てた。

この数日だけで、病院にも日本に興味のある人が結構いることを知って、この感じが日本のみんなにも伝わればいいのになあと思う。
別に僕らは外国人みたくならなくても、日本人のまま外国にいれば、自然と好かれるのだ。

なんの運命だか、あの島でそういう民族に育った環境は、他の国の人じゃ絶対経験出来ないものを持ってるんだと思った。

優しくて弱くてシャイなことが何よりの長所になってるのよ。

とにかくあと2回で一旦終了おーいえー。





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