ヒモ男は人類の悪なのか
ビザの更新される前に、このコロナ騒動が始まってしまった僕は、
現在仮ビザ中なので、ドイツ国内では正規で働く事も出来ず、補助金ももらえない。
ただの無職なおっさんになってしまってる!!(あ、今までとそんなに変わってないか。)
とにかくこのままじゃ、道端でドラッグを売るか(犯罪です)、治験に通うか(犯罪じゃないけどやりたくない!)空きビンを集めてスーパーに持って行くか(これが一番全うだけど外に人がいねえ!)くらいしか思いつかない。
一方、一緒に暮らしてるビエラは、コロナの影響で国から給付金を得る事が出来たそうで、
とりあえず助かった!
と喜んでいたら、最近新しくアニメーションの仕事が舞い込んできたりして、なにやらとても忙しそうにしてる。
本当に忙しそうなので、最近僕は食事の用意と片付けや、掃除、猫の散歩、スーパーへの買い出し諸々の、生活のお世話担当になった。
うちの大黒柱になってるビエラ
Yoshitoo【音の鳴る方へ】(ニューアルバム「OokinaWa」販売中!)
最近作ったショートアニメ
ビエラの驚異的に素敵なところは、それをバッチリ受け入れてくれる所で、
「オオー!イイネ!助かるジャン!」
(ジャンが流行ってるみたい)
「じゃあ、あとでコーヒー淹れてくれる?」
と、喜んでくれるから、僕も肩身の狭い思いをしなくてすむし、とりあえず今すぐは死なないならと、毎朝鳥の声を録音してYoutubeにアップしたり、オンラインお喋り券を販売して、毎日誰かしらと喋ってる。
どれも自分の収入にはならないのだけど、とても興味深いのは、
お喋り券のお金を、ケニアにいるサイとレンジャー友達に贈るよ!
って伝えたらすぐに売り切れるし、
オーストラリアの森林火災へ寄付したいから、チャリティーポスター売りまーす!
ってキャンペーンを始めると、ポスターを買ってくれる人が急増する。
(2月に一旦販売終了したのだけど、未だに問い合わせが来てるのです。ありがとう!)
SNS上では、みんな凄くピリピリイライラしてる雰囲気なのに、僕のリアルな世界では、自分も楽しみながら、誰かを助ける為にお金と時間を使ってくれてる人が沢山いる。
どうやら、ある人達は困ってる時にこそ、誰かの事を救いたい!って気持ちが芽生えるみたいだ。
今この瞬間、自分だけが助かっても、結局大した幸福感は得られない事を知ってるのかもしれない。
男はどんな仕事だろうと我慢して稼ぐべき!
女は家で子育てと家事をしながらパートへ出るべし!
子供はとにかく学校へ行け!
なんて、いつまでも黒電話マインド(なにそれ)でいると、このコロナ元年すらクリア出来ないかもしれない。
周りで誰が何を言おうが、自分達が死んであの世へ行くまでを、どう面白おかしくやり抜くかが問われてる。
今は生きてるだけで丸儲け!
貰ってる恩は後で倍にして返せば良いじゃないか。(ビエラに読まれないと思って強気)
もうしばらくヒモ生活は続くだろうけど、僕は張り切ってヒモでいたいと思う。
最近始めた、只々毎朝、鳥の声を30分間流す Youtube の録音が楽しくなってきた。
当たり前だけど毎日全然違うのよ。
ベルリンの森から毎日更新してます。
最近、巷で話題の【Zoom】の背景用に、ベルリンの写真をプレゼントします。
家での時間が楽しくなるといいな!
いや、これ誰かからサポートあった時ほんまにむっちゃ嬉しいんですよ!!