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【CL2024京都 BEST8】アルセゼラオラ空ピカのススメver3.5【シャイニースター環境】(2023/1/9 追記)

更新履歴
2024/1/9 以下 内容追記
・2章 まえがき (3) 2024シティリーグ S2 構築について
・6章 2024シティリーグ S2 構築簡易解説
・7章 あとがき (2)


1.はじめに

本題から読みたい方、過去note読んで頂けている方は、『1.はじめに』、『2.まえがき』の章を読み飛ばして頂ければと思います。

こんにちは。むさし(@musashi_pokeca)と申します。
初めましての方に向けに手短に自己紹介させて頂きます。

(1)自己紹介

ポケカ歴は、小さい頃やっていたのを除くと、ちょうど『タッグボルト』というパックが発売された頃(2019年1月頃)始めております。
そのパックを買って手に入れた『ピカチュウ&ゼクロムGX(通称:ピカゼク)』を相棒として、以来メインデッキは『ピカゼク』一筋でポケカ楽しんで、気がつけばCレギュ落ち(2022年1月13日)までの約3年間ずっと使い続けてきたという経歴があります。
ずっと使い続けている中で、雷タイプに愛着がわいてきたこともあり、ピカゼクのCレギュがスタンダード落ち以降は、新しい相棒のアルセウスカプコケコVmax(アルセコケコ)、ハイクラスデッキゼラオラが発売されてからはゼラオラVを組み合わせたデッキを愛用して日々、ポケカを楽しんでおります。
その経験から得たノウハウで主にnote記事執筆しております。
過去のnoteの概要に関しては、以下の自己紹介記事を参考にさせて頂ければと思います。

また、ご縁もあってnoteポケカ部の皆さんとの対談を以下2本の動画にまとめて頂いているのでこちらもご視聴頂けますと幸いです。

動画引用:noteポケカ部の放課後チャンネル

2.まえがき

(1)アルセゼラオラ空ピカデッキについて

今回の記事で取り扱うゼラオラについては、スタートデッキが発売された当初から研究しており、既に4本の記事を書かせて頂いております。
特に直近の構築に関しては、以下のnote記事を読んで頂けると参考になると思いますので良かったら一読頂ければと思います。

なお、以下の記事は古代/未来発売後すぐに試した構築の記事になります。色々環境をみてシンプルな構築に戻しておりますが、こういった方向性もあるんだよという観点で興味ある方は一読頂ければと思います。

(2)記事の前提

今回記事を執筆するにあたって、タイトルにも記載させて頂いておりますが、2024年12月23-24日の2日間で開催されましたCL京都にてBEST8という結果を残すことができ他にもトーナメント上がった方々がnote書いていることもあり自身も書いてみようと思い今回執筆させて頂いております。

といいつつも上記前提の通り、ベース構築の解説については、過去のnoteで十分に解説していることもあるため、対戦レポートやデッキリストについて差分のポイントなどを中心に過去のnoteで書けていないポイントに絞って記載していきます。
デッキタイプとして、環境デッキではないため握る方は少ないと思いますが、1つの読み物として本noteを読んで頂けると幸いです。
( 無料部分では、デッキリストの簡易解説と配信2試合の解説を。有料部分としては、その他の試合のレポートについて簡単に解説する構成と致します。)

(3)2024シティリーグ S2 構築について(2024/1/9 追記)

CL京都の勢いにと2024年1月8日 ドラゴンスター秋葉原駅前店で開催されたシティーリーグにもアルセゼラオラ空ピカで参戦してきました。

結果は、3-2で予選敗退。BEST16にも入賞しなかったこともあり、公式ページでの公開もないということになりました。
そのため、せっかくなので持ち込んだリストについては本noteの有料部分に追記公開することに致しました。
(なお、CL京都とベースは変わらず数枚差し替えたのみの構築になります。)

3.CL京都デッキリスト簡易解説

構築については、Xでも公開しておりますが、本記事にも載せておきます。ただ、基本の解説は何度も繰り返しになりますが上記で取り上げている『アルセゼラオラ空ピカのススメ(ゼラオラVSTAR/VMAXのススメ ver3)』の記事に概ね書いておりますので、補足の解説にとどめさせて頂きます。まずは、DAY1に持ち込んだ構築は以下になります。

【デッキコード】kVkVkb-1FDhJu-kf5kfF

意識したポイントについて:
色々なデッキが活躍する環境のためなるべくシンプルに作り安定感を高めることを意識しました。その中でも、ロストギラティナが全体数も多く重めであるということで、後で詳しく解説する森の封印石を採用したり、Vガードエネルギーをかなり厚く3枚採用としております。また、環境的に雪道の刺さりが良いことも認識していたため、ロストギラティナだけ見る場合雪道の採用枚数を減らしたいところですがそこは据え置きとしているというところがベースになります。その他、トドロクツキや直近流行っていたピオニー型ミライドンがかなり重かったためクレッフィを採用して気持ち対抗した構築となっております。

森の封印石について:
アルセウスVSTARのスターバーズ、サブプランのゼラオラVSTARのいかずちスターまでありつつ、不要と思われるかもしれないですが、上述のロストギラティナ相手に雪道を貼られた際への対抗策として活躍します。
また、特にサーナイト戦ではスローテンポな試合になることも多く、終盤にアルセウスVSTARのスターバースを使わず温存したい試合展開が多いですが、使う前に盤面のアルセウスVSTARがいなくなってしまうことが多々あります。そのため、ゼラオラVMAXやそらをとぶピカチュウVMAXでも終盤VSTARパワー使えるというのはサブプランとして強力で何度も終盤のスターアルケミーからリーサルにつなげられたことはあります。
その他、先攻1ターン目にエネやアルセウスVにアクセスできるカードがない場合、手札との兼ね合い次第ですが、ダブルターボやアルセウスVを持ってくるといった動きもでき安定感を下支えする1枚としてオススメになります。

上記構築からDAY2に持ち込んだ構築は以下の通りになります。

【デッキコード】4cc8cY-YUpXgb-GD8xD8

DAY1→DAY2への変更点
Outクレッフィ、ポケモンいれかえ
inキャンセルコロン、ネストボール(4枚目)

DAY1の様子をみて、ピオニー型ミライドンやトドロクツキがあまり多くないということで、クレッフィを抜きつつ、ポケモンいれかえも攻撃受けるポケモンの前出しも割り切りとするため抜きました。一方で、DAY1でマッチしたり配信でも活躍していたミミッキュ入りサーナイトを重くみて、ワンチャンいかずちスターともシナジーのあるキャンセルコロンの採用とさらに安定感を追求してネストボールの追加採用としました。

4.配信対戦解説

ありがたいことに配信卓の試合に2回読んで頂いたのでその試合について解説ていきます。
なお、試合のアーカイブはポケカチャンネルさんの以下の動画にありますのでまだ観たことないという方は観ながら本記事を読んで頂けるとありがたいです。

(1) DAY2 予選4回戦 VS ロストギラティナ

先攻:こちらアルセウスV 後攻お相手メタモン スタート

先1
:完璧に近い手札で手札には、Vガードエネルギー、ダブルターボがあったためダブルターボを手貼りしてエンド。
他にも初手にアルセウスVSTARもあったことから手札にあったハイパーボールを切ってベンチにタネポケモンを置くことも考えましたが、お相手メタモンからアルセウス軸かロスト軸かと考え概ね単騎でもタネ切れ負けは無いと判断し、ひもでベンチ呼び出されるのを嫌って出さずにエンドとしました。
ヒモでの裏目は意外と試合結果に影響することも多いため安易にベンチにエネ無しアルセウスVを置かないことは大事なポイントです。

後1:メタモンからへんしんスタートして、キュワワーを展開。その後、アクロマの実験を絡めながらベンチにもキュワワー×2、ヤミラミを展開。この時ギラティナVを展開されなかったのでロストバレット?とも思いましたが、草エネルギーロストしていたので概ねロストギラティナと理解しました。なお、流れ的に次の番Vガード貼れたのでウッウで前のアルセウスVSTAR殴られたらやだなと思ってましたが、ウッウも展開せずに後ろのキュワワーにエネルギーを貼ってエンド。ロストギラティナ上手い人は、安易にウッウで殴ろうとしないことが多くその点が上手くかみ合って結果として助かりました。(ロスト4)

先2:初手からあったVガードエネルギーを貼りつつ、ハイパーボールで空をとぶピカチュウVMAXと雷エネルギーをトラッシュしてゼラオラVをベンチに出しつつジャッジマンを使用。ピカチュウVMAXは、ピン刺しトラッシュすると使えなくなることから少し迷いましたが、ロストギラティナ対面では使わなくても試合展開できるため後続立てることを優先しました。特にジャッジマン後は、思うように展開できないことも多いためなるべくジャッジマン前に盤面整えてから打つことが大事です。
ジャッジマン後は、案の定不要札たくさん来ましたが、トリニティノヴァで前のキュワワーを倒してエンド

後2:後1で逃げエネを貼っていたキュワワーをバトル場に出してスタート。上手くアクロマも引き込まれましたが、元々ギラティナVが盤面にはいなかったためこのターンは、盤面整える番となり、ベンチにギラティナVを構えてつつしっかり雪道を貼ってこちらのスターバース封じられて、エンド(ロスト8)

先3:ジャッジマンやボスの指令でギラティナVを攻撃したいターンでしたが、サポートが無く耐えのターン。追加のゼラオラVに加えて幸いアルセウスVとダブルターボを引き込んでいたので、ゼラオラV、ダブルターボ付きアルセウスVをベンチに展開してトリニティノヴァでエンド。この時、アルセウスVはダブルターボが無かった場合2エネ加速しないと縛られる可能性があったため追加のゼラオラVは展開しなかったと思います。

後3:キュワワースタートはなえらびでロスト9。このターンロスト10貯められてスターレクイエムされるのが後続ロストインパクトを耐えれるポケモンを準備できていないこともあって一番きつかったですが、運良くアクロマまでつながらず、ギラティナVSTARのロストインパクトをバトル場のVガード付アルセウスVSTARが250で耐えることに成功。結果論どうなっていたかはわからないですが、後1に3体目のキュワワーでもう1はなえらびしていたらロスト10貯まっていた可能性もあったかもと考えるとここもかみ合い的に運が良かったと思います。

先4:相変わらず手札詰まってサポート引き込めていなかったので、耐えのターン。ベンチのアルセウスVをVSTARに進化しつつ、相手のナンジャモに備えるべくサイドから引き込んだ森の封印石を一番取られて問題ないエネの少ないゼラオラVに貼りつつ、バトル場のアルセウスVSTARでそのままトリニティノヴァでアタックしてエンド。この時、次のターンウッウでアルセウスVSTAR取られるのが辛い動きでしたが、バトル場のダメージ付アルセウスVSTARにロストインパクトを打ち込む択はだいぶ渋く、ベンチにひっこめたりと要求が一番高いと思いそのまま突っ張ることを選択しました。

後4:お相手カウンターキャッチャーで封印石付ゼラオラVをスターレクイエムで取る択を選択。森の封印石でヘイトを分散してエネ4枚付きゼラオラVを取られたり、ヤミラミのロストマインでアルセウスVSTARを取られつつロストインパクト圏内にダメカンをばらまかれたりという動きをされなかったのは大きかったです。

先5:といいつつ森の封印石取られて動き制限されている中、待望のサポートでしかも返しのツツジを抑制できる可能性の高い一番強く使えるジャッジマンを引き込みプレイ。
その後このターンは、ゼラオラVSTARに進化して、バトル場のギラティナVSTAR+ベンチのギラティナVに120ずつダメージ与えられれば勝ちが大きく見えるターンでしたが進化に繋がるカードは引き込めず。ギラティナVSTARを順当に倒してエンド。サイドから待望のハイパーボールを引き込む。

後5:このターンは、マナフィ出しつつギラティナVがVSTARに進化して更に手札干渉されるとリーサルが無くなる(※)のできついなと思ってましたが、ジャッジマンが刺さってどの択も取れずヤミラミのロストマインでダメカンばらまきつつアルセウスVSTARを取ってエンド。
(※ギラティナVSTAR進化のみ:いかずちスターでキュワワー、ヤミラミに120ダメージずつ。
マナフィのみ:ボスでギラティナVを呼び出して、いかずちスター集中240ダメージ)

先6:温存できたVSTARパワーでいかずちスターリーサル決めてフィニッシュ。この時、配信卓だったので今後のことも考えて、ゼラオラVSTAR隠しつつゼラオラVMAX進化してボスの指令ダイフィストフィニッシュも一瞬考えましたが、いかずちスター使いたい気持ちには勝てずそのまま気持ちよく使うといったちょっとした葛藤はありました笑

以上配信1試合目の解説になります。元々ロストギラティナは、微不利ではありますが初手の強さとかみ合いの良さで運よく勝ち切ることができた試合でした。

(2) DAY2 決勝トナメ 2回戦 VS トドロクツキ

先攻:こちらアルセウスV 後攻:お相手モルペコ スタート

先1:マリガンで1枚多く貰ってのスタート。お相手がマリガンの時点でダークライVSTAR見えていたのでスタートモルペコもありつつ苦手なトドロクツキデッキであることを把握。ハイパーボールのコストで雪道と次のターン使うサポをジャッジマンとナンジャモで悩みつつとにかく展開させない方が良いと考え、ナンジャモの方をコストにしてベンチにアルセウスVを展開してあなぬけのヒモもあったためベンチの方に雷エネルギーを貼って、雪道を出してエンド。先1から雪道を押し付けつつ盤面も作ることができたので100点に近い動きができていたと思います。

後1:お相手、大地の器で悪エネルギーをトラッシュしつつ、オーリム手貼りでトドロクツキに2エネ加速しつつなんとかエンド。このターンでカラミティエッジでアルセ取られたらほぼ終わっていたので良かったですが、配信振り返ると無理して貼った雪道はあまり関係なかった(むしろ次ターンを考えるとむしろマイナスだった)のが辛かったところです。

先2:2エネついたトドロクツキがいるのできついところですが、ひもエネ貼りジャッジマントリニティチャージで動くしかないかと思っていたところトップ博士の研究。ここでダブルターボとアルセウスVSTAR引き込めればだいぶでかいということでジャッジマンプランではなく博士の研究で勝負に出ることに。その結果が以下の通り。

アルセウスVSTARが4枚!!!!
普段いつもアルセウスVSTAR引きたいと願っていますが、愛されすぎて困りましたね・・・笑
サポートも無く、だいぶ困惑しましたが次のプランを考えることに。
バトル場のアルセウスVSTARを進化させつつ後ろ手貼りしてくるいえぐる要求とするかとも考えましたが、くるいえぐるされると雪道が残るためスターバースからの展開もできずいよいよきついことから、最低限エネ引き込めていたため当初のトリニティチャージプランで行くことに。そのため手札にあったネストボールを使って後続のアタッカーとして追加のアルセウスVを探しに山札を確認したところ、アルセウスVが山札にいない、サイドに残りのVが2枚落ちていることにここで気づきました。さらに困惑しつつ、結果ゼラオラVを出してトリニティチャージでベンチのアルセウスVに3エネ加速してエンドしました。
この時の最善としては実は、返しにゼラオラVMAXのダイフィストでブーストエナジー古代を付けられなければトドロクツキをワンパンできるゼラオラVに3エネ加速だったかなと付けた後だいぶ後悔するプレミがあったのですが、お相手実は、手札にボスを抱えていたことをお相手のnoteや配信の振返りで確認でき結果としてはプレミではなかったということがありました。

後2:お相手手札にオーリムありつつもトラッシュに悪エネなく使えずでしたが、かろうじて手札に悪エネルギーがあり手貼りしてバトル場のアルセウスVをカラミティストームで取られる。

先3:トップでは1番引き込みたくない雷エネルギーを引き込む。というのも雷エネルギーが盤面に元々5枚トラッシュに1枚しかなく、残り2枚のうちの1枚だったためいよいよトリニティノヴァでの加速も怪しくなる状況でした。そのため、このターン最善は、ナンジャモで雷エネルギーを山札に返すのが正解だったのですが、勢いで雷エネルギーをゼラオラVに手貼りするプレミ。どうしようもなくスターバースで、お相手が一瞬止まっていたようにも見えたので、1枚でも多く手札を抱えられる様にとハイパーボールと博士の研究を持ってき、ハイパーボールでゼラオラVMAXを持ってきた上で博士の研究をプレイ。(この時だいぶ時間をかけすぎていたので、ジャッジからもプレイ早くしましょうという言葉もあり焦ってしまったのもありました。)結果、残り最後の1枚の雷エネルギーも引き込んでしまい、ゼラオラVMAXにエネルギー加速できない絶望的な状況に。
仕方なく、トリニティノヴァを使ってエンド

後3:止まっていたというよりもトラッシュにオーリムが無くて動いてなかっただけなので、潤沢な手札をプレイして後続のトドロクツキを育成する展開。余裕があるためトラッシュにエネを落とすプレイが優先した結果、後続のトドロクツキに1枚しかエネがつかない展開で、前のトドロクツキがくるいえぐるでアルセウスVSTARを取る展開でエンド。

先4:微かながらワンチャンが生まれたワンチャンを活かすべくサイドから拾った雪道貼りつつナンジャモで手札流せればよかったのですがなかったためボスでベンチのトドロクツキを引っ張りリアクトパルスで刻んでエンド。

後4:クロスシーバーからオーリム回収+手貼りでくるいえぐるをくらい終了。配信みて振り返るとトラッシュからクロスシーバー1枚引き込んでたのも終始お相手が持っているなという状況でした。

以上、配信2試合めの振返りになります。苦手対面で、後1で試合決着する可能性もありましたが、プレミは少し後悔しつつ健闘できたのは良かったのかなと思います。

なお、お相手のコンソメさんはnote記事は以下になりますので、お相手目線でもみて頂けると面白いかなと思います。

以上ここまでが無料部分で以降有料部分になりますが内容薄めなため、興味がある方はご祝儀してやるかぐらいの気持ちで期待しすぎずにご購読頂けると嬉しいです。

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