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マレーシアにロングステイするのに必要な条件

現在、マレーシアは移住のハードルが低い国の1つであり、必要な条件はほとんどない。例えば、ビザについても、ない状態で入国し、1年程度のロングステイなら問題なく行える。

ただし、1年を超える期間のロングステイや永住であれば、そうはいかない。やはりビザがない状態では、入国管理で止められてしまい、最悪の場合には入国拒否されることも。

一応、日本人は90日以内ならビザなしで滞在でき、回数は無制限なので入出国を繰り返せば、理論上は永住もできてしまうわけだが、実際にはそのような運用はされていないため、この条件をうのみにするのは危険。

実際、私も1年を超えてから、厳しいチェックにあってきた。そんなこともあり、ビザを申請することを決めたのだが。

なお、ビザなしでマレーシアに移住してくる場合、現地で就労することはできないという条件がある。あくまで旅行者としての立場なので、働くことはできない。

これはマレーシアに限らず、各国が入国条件としていること。そうしないと、その国の人の雇用を奪う形になってしまうため。

実際、マレーシアで労働者ビザを取るための条件として、資格の有無やこれまでの勤務経験が問われることがある。相手の国に貢献するとみなされる人材以外にはビザは出したくないし、もちろん勝手に移住してきてほしくないということだ。

ということで、実質的な移住条件として、マレーシア国外での収入があるか、資産が十分にあることが求められる。人目を盗んで現地で就労しても、そもそも賃金水準が低いため、日本人にとっては割に合わないという側面もある。

ということで、1年以内の滞在期間なら、マレーシア移住にビザは必要ないし、生活費の安い国なので、大したお金も要らない。

これに対して、1年以上の期間を見込んでの移住なら、マレーシアのビザは実質的な条件になるだろう。現地で仕事をする場合以外なら、MM2Hというリタイアメント・ビザが一般的だが、法人を作って、役員としてビザを発給する方法もある。ビジネスや投資にマレーシア法人を使う予定があれば、この方法も検討の価値はある。

世界的に見ても、ビザなしで1年程度のロングステイが可能な国は限られている。その意味で、マレーシアは移住にあたっての条件が緩い国の1つであることは間違いない。

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