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【家づくり】3-5 建築過程とこだわりポイント

さて今回も建築過程とこだわりポイントのお話を…と、いいながら、こだわらなかったポイントの紹介から。

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一軒家とは思えないスケールの玄関。ここは家の大きさを調整した影響をモロに被っていて、「来客とかほぼないんだし別にいいか!」という軽いノリで作ったらあまりに狭くてたまげた。ワンルームマンションかな?

うるせー!真の玄関はポーチのほうなんだよ!
来客には中庭から入ってもらう!

とか強がりをいってるが、また家を建てる機会があったらもう少し広くしたいです。大いに反省している。

続きまして、こだわりのポイント。

こだわり1:広い空間が好き

一番高いところで4.2mある。壁と天井の赤っぽいチークカラーはこちらから要望したもの。
実は匠の技で天井は壁よりも少し明るい色で塗装している。壁と同色だともっと暗くなってしまうそう。
とはいえ日が落ちると間接照明だけの我が家は相当暗くなるので、壁の色がどうとかいっている場合ではなかった。

広い空間のもうひとつの利点は、エアコンの設置台数が少なくて済むということ。
我が家は1Fと2Fエアコンを1基ずつ設置しているだけなのだが、運転しているのはほぼ1基だけなので、電気代もオール電化の一軒家にしてはマイルドなほうである。

こだわり2:窓はすべてペアガラス

中庭に面したデカイ窓、設計中はまだ一般家庭用のでかいサッシがなかったそうで、商業施設用のガラス窓を入れようとしていたのだが、ギリギリになって家庭用のでかいサッシが発売されたので急遽採用となった。
こういう融通が効くのも建築家と家を建てる良いところである。

冷気対策として少しお高いペアガラスを採用したのだが、おかげで建ててからずっと結露したことがないし、実際に家の中は暖かい。ガラスはケチってはいけません。

こだわり3:家具は作り付けにする

内装についても「できるだけ作り付けにしたい」とオーダーしていたため、建築当初からいろいろと作ってもらった。これは頼んで正解だったと思う。

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2Fから見下ろしたリビングの本棚。
もちろんこれに収まりきらないほどの本を持っていたのだが、引っ越しを機会に電子書籍に乗り換えていこうと考えて、入らない分は処分してしまった。いままた飽和状態なのでなんとかしたい…。

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おしゃれカウンター。
キッチンからできたての料理を出してカウンターで食べる…などという小癪な風景を想像するところだろうが、まさか数年後に悪い猫がここで尿を頻発するようになるとは誰にも予想がつかないだろう。
なんでカウンターで!?なんで?ねえ?

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テレビ台は階段と繋がっているので、もし階段から転げ落ちたらテレビに激突する。
入居当初、あわてて安い32型のテレビを買って置いていたのだが、壁面積に対してあまりに小さかったので、買い替えを経て55型に。ついでにサウンドバーとサブウーファーも設置したので、いまでは大画面&爆音でゲームや映画を楽しんでます。羨ましがっても良い。

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洗面台も作り付けにしてオシャンティな感じに。
また写真には写っていないものの、トイレ内にも本棚を作ってもらった。
漫画がみっちり詰まっているので来客がトイレに行くと帰ってこない。

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こちらは完成後の写真だが、PCデスクと椅子(四角いやつ)も特注。
モノ入れを兼ねている椅子は座椅子を乗せて使っていたのだが、猫がことごとく尿をしてダメにしてしまうので、現在は姿勢矯正シートを乗せて使っている。ゲーミングチェア欲しいけど絶対にボロボロにされるしなぁ。

こだわり4:コンセントはたくさん作ってもらう

住んでいた賃貸マンションは築年数が古く、コンセントの口数があまりに少なくて難儀していたため、新居ではあらかじめどこで何を使うか計画を立て、コンセントの口もいい場所に作ってもらった。

また、壁際の終端装置/ルーターからPCまでは有線LANを引きたかったので、床下配線用の経路を確保してもらった。
ところが肝心のHUBに猫が尿をぶっかけてショートさせてしまい…

あれ?よく考えると猫がだいぶ悪さをしていませんか?
気の所為ですか?

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外壁は屋根と同じ総ガルバリウム張り。
窓もないので周囲の工場や倉庫に溶け込みすぎており、建築当初は工場用の営業チラシがポスティングされたり、ピザ屋のバイクが全力でスルーしていった。

こだわり5:宅配ポストを設置する

施主には先見の明があるので、一番でかいサイズの宅配ポストを設置してもらった。
宅配の人に「冷蔵の水もここに突っ込んでっていいですよ」と話したところ、「良いんですか!?やったあ!」と大喜びされたことは言うまでもない。双方にとってwin-winの設備といえる。

このように、自らのこだわりが死ぬほど詰まった家なので愛着もひとしおなのだが、猫をたくさん飼う予定がなかったのでキャットウォークにまで気がまわらなかったのが残念なところである。

そこの君! 応援してくれても良いんだぞ?