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Week 0: 岡のすお道 -はじめの一歩-

「むさぱかの留学エピソード、
自分も旅をしているようでめちゃくちゃ面白いよ」
時に、言葉は人を強く動かすことがある。
誰かの強い原動力になることがある。
私がこうして、固く閉じられたラップトップを開くに至ったのも
この言葉が原動力となったからだ。

私には高校時代から仲の良い友人がいる。
一緒に出掛け、飲みに行くのはもちろんのこと、
時に真面目な話題で議論することのできる数少ない友人の一人だ。

フィンランドに来て一週間が経ったある日、
ふと思い立ってその友人に電話をかけた際に留学エピソードを語ったところ
その友人は笑いながら私の新しい発見や失敗話を楽しんでくれた。
(こんなに笑ってもらえるなら、刺激的な毎日や失敗経験も悪くないな)と、モヤモヤが成仏されたような、晴れやかな気持ちになった。

今年は訳のわからないハプニングに見舞われる災難な年だった。
私の不注意も相まって、史上最悪の厄年だと言っても過言ではない。
今となっては笑えるようなエピソードもあるが、
困難が起こっている最中はどう頑張ったって笑えない。
人生は無理やり前向きに考えられるほど簡単なものではないし、
何かを乗り越えてもまた別の高い壁にぶち当たる。
だからこそ自動的な思考で逃げるのではなく、
一つ一つに丁寧に向き合って分析し、
また次に進むことが大事なのかもしれない。
そう学んだ年だった。

このnoteは、そんな私が留学中に出会った楽しいこと、新しい発見、
抱える不安や困難などと丁寧に向き合い、消化して自分の栄養とし、
前に進んでいくための備忘録である。
時に立ち止まりながらも、
自分のペースで最後まで歩きたい。
そのための一歩を、そっと踏み出す。

~岡のあとがき~
フィンランドという国名は英語では"Finland"だが、
フィンランド語では”Suomi”と表すそう。
(出典 | コトバンク: https://kotobank.jp/word/Suomi-1240675
noteのタイトルを決める際に、フィンランドにちなんだ名前にしたいと考え、Suomiと道を掛け合わせて「すお道」という語呂を生み出した。
ちなみに筆者はこのアイデアを、
お腹を空かせてスーパーへ歩いて向かう途中に思いついた(極限状態?)。
ひらめいた後のサーモンクリームスープ(フィンランドの有名なスープ)は何よりも美味だった、、、

Viiko nolla (week 0): Loppu(おわり)


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