満洲開拓資料館

「人の数だけある歴史を 未来に語り継ぐ。」のコンセプトのもと、「満蒙開拓」の伝承や史料の収集・整理などの事業を実施しています。 https://mus-manchuria.com/

満洲開拓資料館

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最近の記事

満蒙開拓に関する情報の一元管理システム「One Cross-Search 横断型情報検索管理システム」をリリース

2024年8月9日、満洲開拓資料館(以下、弊団体)は、新しいウェブシステム「One Cross-Search 横断型情報検索管理システム」のリリースを発表いたします。このシステムは、満蒙開拓に関わる資料を一元的に管理・提供することを目的としており、関連情報を容易に検索・利用できる環境を整備しました。 システム概要 「One Cross-Search 横断型情報検索管理システム」は、満蒙開拓に関連する資料や情報が複数の書籍や情報源に分散しているという課題を解決するために開発

    • 書籍紹介 ーー 大地の子(山崎豊子)

      満蒙開拓・中国残留孤児に関する書籍の紹介、第一回は山崎豊子作「大地の子」。 1987年から文藝春秋で連載が始まり、1991年には単行本刊行、1995年にはNHK放送70周年記念番組として日中共作のドラマとして放送された名作です。 小説、ドラマのどちらか一方でもご覧になった方が多いのではないでしょうか。 「残留孤児といえば『大地の子』」と言っても過言ではないほど、日本社会の「残留孤児像」に影響を与えた作品です。 あらすじとお勧めポイント長野県から村の人々と共に満洲に渡った松本

      • 加害の歴史とどう向き合うか ーー 水戸市内原の今と昔

        この記事は、当資料館のRj.Chibaが作成した記事「満洲に渡った青少年たち」を元に再構成したものです。 2つしかない「満洲」を伝える博物館1932年の満洲国建国から1945年の太平洋戦争敗戦まで、13年間に渡って続けられた「満洲移民」政策。1936年の「満洲農業移民」国策化移行を中心に、軍人・民間人を含めて150万人が移住しました。 1945年の日本敗戦によって満州国は解散し、日本の満洲移住政策も終わりを迎えます。 多くの人の命と財産を奪った時代から一世紀弱。 現在の日