いわば「ムダな医療・入門編」です。入り口として具体的な事例があった方が分かりやすいと思いますので、チュージング・ワイズリーで提唱される「ムダな医療」のリストのうち、多くの人に関係…
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『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)(3回) 実質的な効果が何もないケース/やってはいけない医療
実質的な効果が何もないケース 次に、メリットがそもそもほとんどない場合。医療行為として行う意味がそもそもない、というようなケースです。なのにどうして行うの? という奇妙さからあえて分けて考えてみました。
極端なことを言えば、薬効が何も含まれていない錠剤を毎日飲み続けるような医療です。プラシーボ効果という言葉があるように、「何か飲んでいる」という安心感は得られるかもしれませんが、それを医療による
『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)(2回)第1章 こうして医療にムダがはびこる ムダな医療には3パターン
ムダな医療には3パターン まずそもそもムダな医療とは何でしょうか。私は3つのパターンに分かれていると考えています。
もっとみる『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)(1回)はじめに
はじめに インターネットで「ムダな医療」と検索すると、私の著書が最初のページに出てくるようになってから、もう久しくなりました。2013年に、米国の医学会で広がっているある動きに気がつき、そこからおよそ1年以内に『絶対に受けたくないムダな医療』(日経BP社)という書籍を書き上げたことから始まります。その本はおかげさまで好評をいただくことになり、そこから雑誌やラジオでの発言機会も増えたために、今のネ
『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)(0回)
洋泉社さんの近々、新書である『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』についても連載としてこちらでご紹介していきたいと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします。
*2020年8月10日以降、noteでは記事を基本的には有料記事としてまいります。次の室井一辰ウェブサイトにおいて記事を公開してまいります。
(Photo: Adobe Stock)