【友達の友達から聞いた話】を考える。
《はじめに》
夏。あっつい💦
唐突だが、夏と言えば怪談などの怖い話で背筋をぞーっとさせて、このあっつい夏をひんやりさせて過ごす方もいるだろうが(おれもそのひとり)、
よく怪談や都市伝説なんかで聞く
誰しもが1度は耳にしたであろうこの言葉。
【友達の友達から聞いた話】
これ、よくよく考えてみるとなんか変だということに気づいた。
直訳すると、
『友達の友達から直接聞いてる』
ってことになる。
仮に《おむらいす。(以下:おむ)》に《A》という友達がいたとする。
《A》には《おむ》の知らない《B》という友人がいる。
つまり、ここでは《おむ》と《B》は【友達の友達】という関係。
この関係性をもとに【友達の友達から聞いた話】を当てはめてみよう。
《おむ》は《B》を知らない。
そんな《B》と仮に会ったとしても、日常的な会話なんてなかなかしない。
つまり、
は信憑性がないことになる。
ただ、信憑性がないと言うだけでこの話を終わらせたくもないので、あり得るパターンをいくつか挙げてみた。
《考察》
①何らかの経緯で《おむ》と《A》と《B》の3人で会話するパターン。
どこまで仲良くなるかによる。
・むっちゃ仲良くなれた場合…。
それは【友達の友達】ではなく、もはや【友達】だ。
・そんなに仲良くなれなかった場合…。
そんな深入りするような話をするのだろうか?《A》が仲介役にいるとしても、《おむ》も《B》もお互いに気まずい雰囲気となり、有益な情報は出ないと思われる。
②《おむ》と《B》の趣味などが共通してることを知った《A》が紹介という形で《おむ》と《B》を会わせて2人で会話するパターン
趣味の話からうまが合って、話が盛り上がったとしよう。
それはもう【友達】だ。
①②のパターンにおいて、【友達】になれたとして、数日後に《おむ》が《A》《B》とは何の関係もない《X》に《B》から聞いた話をする場合、
となるのが普通なのではないだろうか?
結果、【友達の友達から聞いた話】は矛盾でしかない。
上のいずれかのパターンで仲良くなったにも関わらず、仮に《B》が《おむ》を【友達の友達】という言葉で表現した場合、
普通にショックだ。
ただ、唯一これなら【友達の友達から聞いた話】が矛盾しないパターンをみつけた。
③《B》がかなりのウェイ系キャラの場合
《おむ》は《B》の話をドン引きしながらも聞くことになる。
キャラそのものにドン引きしてしまってるものの、さすがのウェイ系《B》はトークスキルが優れてる。
自ずと聞き入ってしまう《おむ》がいる。
こんな《B》と今後【友達】として仲良くなる日は来ないだろう。
だが、いつの日か《X》との会話で、
といった場面は訪れるかもしれない。
しかし、これならスッキリする。
ウェイ系の魅力がこんなところで垣間見えた。
《結論》
《補足》
違う言い方で、
という言葉があるが、これだと上記のようなことを考えずに済む。
《おむ》が《A》と2人の会話中に第3者である《B》の体験した話が出るということになるからだ。
最初からこの言葉を使ってほしい。
今後【友達の友達から聞いた話】という言葉を使ってくる人がいたら、
と思ってしまうことだろう…。
*
これはこんな細かいことを気にする自分の小さい一面を露呈した、ちょっぴり怖い話です。
涼しんでいただけたであろうか……。
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