見出し画像

納豆のおいしさの本質とは?

2022年10月19日(水)、くもりときどき晴れ

引きこもり生活5日め。NBAの2022-2023シーズンがついに開幕! 無職の特権を生かして、昼間からなんかシュワシュワしていい感じになる飲み物片手に試合を観戦する。2試合あってどっちも緊迫した試合だったが、ステフ・カリーファンの自分としてはゴールデンステイト・ウォリアーズvsロサンジェルス・レイカーズのほうが楽しめたかな。まあなんによせこれから昼間はバスケ観戦で時間をつぶせるので、だいぶありがたい。趣味はやっぱ多く持っとくもんだね。

今回は納豆について書いていこうと思う。じつは自分「no 納豆 no life」を掲げるほどの納豆好きで、一日に少なくとも2パックは食べなければ気がすまない性質だ。間違って納豆をきらしてしまった日なんかは、もうつねにイライラしていて何も手につかないという有様。つまり自分にとっては麻薬にも似た作用をする食べ物なのである。

普段購入している納豆は(株)ミリオングループの『納豆職人 小粒納豆』で、その理由は近所のスーパーで一番安いから。3パック入っていて約40円なので、『おかめ納豆』とかの定番と比べるとかなりお財布に優しいのだ。もちろん味にもとくに不満はなく、すごくおいしいというわけではないが、ちゃんと納豆を食った気にさせてくれる。業務スーパーでは比較的よく入荷している印象なので、気になる方がいたらぜひ手に取ってみてください。

問題なのはこの『納豆職人』が売り切れていたときに何を買うかだ。『おかめ納豆』とかでもいいのだが、コスパ重視の自分としてはいまいち食指が動かない。で、いつも購入しているのがOKストアで販売されているオリジナルブランドの『水戸納豆』である。

こちらは1つ70円ちょいと少々値が張るが、じつは4パック入りなので実質的にはそこまで高くない。ただし納豆にはおなじみのタレとカラシが添付されておらず、自分で調味料を用意する必要がある。カラシはべつにいいとしても(自分はカラシがあったほうがいい派だが)、タレが付いてないのは結構致命的といえるかもしれない。ただ安さにひかれてついつい手に取ってしまうのだ。まあ『納豆職人』よりは高いんだけどね。

で、この『水戸納豆』を食べるときのタレについてなのだが、いろいろなものを試してみたもののどれもしっくりとこない。普通の醤油、香川県のだし醤油、広島県の牡蠣醤油、ミツカンのポン酢醤油、極めつけはソースやケチャップなんてのも。いずれも単体でのおいしさに間違いはないのだが、納豆とはいまいち合ってない気がする。ちなみに薬味についてもワサビとかの家にあるものを入れてみたが、カラシに勝るものはなかった。

そこで一計を案じ、『納豆職人』のタレを一袋とっておいて『水戸納豆』に使ってみたところ……。普段はいまいちだった味がバツグンによくなってるではないか! というよりマイナスからいつもの納豆の味というプラマイゼロに戻っている感じか。とにかくいつも『水戸納豆』を食べるときに感じる「これじゃないんだよなぁ……」感がきれいさっぱり拭いさられているのだ。

食べ終わったあとで、自分の中である結論が導きだされてしまった。もしかしたら納豆のおいしさの本質は、本体である豆じゃなくて付属品であるタレのほうにあるんじゃないか、と。そもそも貧乏舌には国産大豆か外国産大豆かなんて違いは、正直いって些末な問題である。大枠であのとろっとした豆々しい味さえ感じることができたら、それで十分なのだ。それよりも納豆の味全体を引きあげてくれるタレのほうがよっぽど重要性が高いということに気づいてしまった。

これは人間だって同じである。もちろん中身も重要だが、第一印象は着ている服や着けている腕時計にどうしても左右されてしまう。納豆も人間も、内面を磨くまえにまずガワをなんとかするのが質を向上させるうえで手っ取り早いのだ。

普段ぼろぼろの服と百均の腕時計を着用している自分も、バーバリーやグランドセイコーに替えたら『納豆職人』ばりに食えるようになるのだろうか。ちょっと気になってしまったが、金がなくて試しようがないので考えないようにする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?