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読書「AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争」



AIと人力で戦前戦時のモノクロの写真をカラー化したという写真集。

戦争の凄惨さも人々の生活感でもカラー化されることで際立ち

大昔でもいろんな人がいて生きていたんだなあと感じさせる。

著者の話で

カラー化した写真を生存者の方にみせたら

「ここの看板は緑色だった。」

と言われた修正した。

とか

写真で見て推測してシロツメクサだと思って白く着色したものが

タンポポだったと言われて黄色くした。

という話など実際に苦労しながらカラー化をしている人たちは

その様な言葉が本当に嬉しいのだろうなと感じさせる著者の文章も良かった。

AIで着色したものをベースに人力で作業していくとの事だがその生存者の方の言葉の話を読んでAIは最適化・効率化には優れているが人間がいるところには人間が介在する必要がどこまでいってもあるのではないかと思った。

自分が一番印象に残ったのはアメリカにいた日系人の収容所の男性の力強い目が何を考えているのだろうかと思い強く印象に残った。




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