＃わたしと海　味噌田楽

#わたしと海

私と海というと思い出すのは

姉と伊豆の海洋公園で味噌田楽を食べた事なんですが
当時私も姉も小学生で母はスキューバダイビングが好きで
よく我々子供を連れて海に行っているのですが
大人達でダイビングに行く間に我々子供たちにお昼代を与えて
海に行きその間姉と私は波打ち際やら岩場やらで遊ぶのですが
その伊豆の海洋公園では夕方に戻ってくると言っていた母が
夕方になっても戻ってこないのですが
私と姉は寒くなってきたので母を心配するどころではなく
海パンとバスタオルしか纏うものがなかったので
どうやって暖をとるかで頭がいっぱいでした。
母に渡された所持金もお昼代として渡されたので
お昼も食べジュースも飲んでもう100円しか残っていませんでした。
20年前とはいえども100円では買うものはないなと
思いながら売店をぐるぐる回っていたところ
やっとの事で百円で食べられる暖かい物が
味噌田楽でした。
一応説明しますとその店の味噌田楽は
串に刺した四角いこんにゃくが鍋でぐらぐら煮られていて
熱くなっておりそれに甘い味噌だれをかけたものが味噌田楽でした。
もう夕日が落ちかけて暗くなっていて風も冷たくなってきた海洋公園で
食べた味噌田楽の熱さとタレの甘さは今でも忘れられません。
海に行くとその味噌田楽を思い出しますが
海の家や売店で味噌田楽を置いている所は
あまり発見できず今思うと夏の時期に
アツアツの味噌田楽がなぜ売られていたのか謎ではありますが
海に行くとたびたび味噌田楽を食べた事を思い出して
家族で笑っています。