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研究日記④

つらつらとnoteに書いていた実験を進めて、まとめて、発表した。意外と好きかもしれない。テーマへの理解が深まると楽しくなってくる。1人黙々と考え、わからなくなりながら、何度も見直しながら「あっ!そういうことか!」と繋がる瞬間はなんとも心地よい。

高校生のときに4人チームで研究をしていた。土日に学校に集まって実験をしたり、テスト期間長い放課後にテストそっちのけで実験をしたこともあった。色々あったが、振り返れば楽しかった。

4人チームではあったが、実験は割と私が考えていた。これどう?と聞きながら、どういう意味?など質問をもらいながら実験がブラッシュアップされていく。

今回は後半から1人でこれはどうだ?どういう意味だ?と自分に問いながら、頭を抱えながら、よくわからんと諦めながら実験を考えた。発表資料を作りながら、ぼんやりとしていた実験テーマの輪郭が浮かび上がってくる。そう、本当に浮かび上がってくる。

先の見えない霧深い山道を歩いていると、どこが山道かわからなくなる。この道はちゃんと続いているのか、そもそも道なのかわからなくなる。輪郭が浮かび上がってくる感覚は、標高が上がり、低木に植生が切り替わる辺りで、視界が開けるあの感覚に近いかもしれない。

大山8号目付近から群生してるキャラボクを進む木道

あの尾根はあそこに繋がっていそうだな。下に登ってきた街が見える。隣町も見えるな。今まで個別で得ていた情報がリンクし始める。楽しい。めちゃくちゃ楽しい。

発表資料を作り終え、先生方から来そうな質問を考えながら、あれもできるなこれもできるなと思考が広がる。忘れないうちに、今のうちに思考を現実にしたい。じゃないと賞味期限が切れてしまう。

理系の研究をするのは今年で一旦終わりだから、楽しんでいきたい。下手するともう2度とないからこそ、この心地よさを存分に味わっていきたい。


実験発表のタイトルスライド


こういうものをいじいじしている

次の研究室の集まりは9月末らしい。それはまでは少しずつ勉強をしていこうかな。

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