若いころからやっていて(意識して)よかったこと(逆もしかり)
どうも村田です。
先日33歳を迎え、社会人10年目になりました。
※最初の一年は全力で棒に振った。
年を追うごとに考え方もアップデートされていくので、振り返り用にまとめてみることにします。
今でこそちゃんとしたサラリーマンになっている(はず)ですが、ここ4〜5年での成長がグイグイ来ただけであり、9年前(トパンガ出演時)などは完璧なチンピラ&クズであった自覚もございます。
「俺、人生やべぇな…」という方にも「まだ俺ワンチャンあるじゃん」というコンテンツになればよいなと思っております。
それでは本題。4部構成にてまとめます。
1.継続してよかったこと
1-a 身の回りのコミュニティをアップデートし続ける事。
人と人を繋いだり、繋いでもらったりと何かを始めたいと思った時に助けてもらえる環境構築に時間を投資することで、自分一人で頑張らなくても大丈夫な事が生まれたり、欲しいスキルを人に学ぶ事(教えていただく)ができたりと良い事ばかりでした。
とにかく定期的に会う、話す、紹介してもらうを継続したことで知り合いが増えて、常にいい刺激をもらえる状態をキープしました。自ら毛色が違うコミュニティに属することが大切で、同じ様な種類のコミュニティがたくさんあっても意味があまりないと思います。
現時点では大学、これまで勤務した会社(5社)、空手、ゲーム、研究会っぽいやつ(統計、Web、英語、外国人)といったコミュニティに属している気がします。
最も重要視してきたポイントは「そのコミュニティは自分を成長させ続けてくれているか?」と定期的にチェックする事。
居心地が良すぎる様になってきたときは定期点検の時期。ちょっと緊張感がある間柄がいい感じの状態だと思っています。
仕事をしながらという制約がある以上、時間や気持ちを作るのはそこそこのカロリーを使うので、今までいたコミュニティを思い出して、そこからピボットしていくのが良いと思います。
1-b 自分の成長のメソトロジーを確立するための努力をする。
私の場合はこれは格闘ゲームになります。
端的に述べると「理想状態に至るまでにどのような努力が必要か?そのために自分に合う方法は何かを理解すること」です。
噛み砕くと
「自分の課題を抽出し、改善のために練習し、実践で試して習得していく」
ゲームに限らず、全部そうじゃんと思っています。
参考:学習のプロセス
何を始めるにしても「何をしていいか全くわからない」という状態を解決できる力がゲームによって大分培われた様に思います。特に「知っていてもできない」状態を素早く解決できる自分にフィットした成長の仕方を自分が体系的に理解できている事が大切だと思います。副産物として「頑張ってもおそらく出来ない」という判断も早まりますので一石二鳥です。
一部の天才を除いてはきちんと言語化しておくと、必要以上に焦らなくていいし、何が問題かわかりやすくなってとても良い。年次に応じてアップデートされていくような気がします。
2.はじめてよかったこと(やってよかったこと)
2-a お金の勉強をしたこと
結婚する際に「あれ俺・・・保険も、税金もなにもわかんない。大人になったら自然に覚えていると思っていたけど・・・一個もわかんねぇわ・・・。俺は人を養えるのか・・・?」という根深い問題にぶつかりました。
「税・・・株・・・、投資・・・なにそれ」みたいな状態でした。
大人になると否応無く「お金稼ぎゲーム(日本サーバー)」に参加して暮らしていくことになるわけで。ルールを知らずに参加するのは相当やばいなと思い、一念発起。
結果としてFP(2級)を取得しました。今でこそ住宅を購入する機会や、子どもに保険を掛けたり、余った余剰金を投資に回したり、節税したりすることが自分で判断できるようになったのでとても有益でした。
26~7歳の時にとったけど、もっと早くやっておけば良かったと思います。
2-b プログラミングと英語を始めたこと。(シナジー習得)
前者については楽天に入社してから毎日SQLをゴリゴリ回して分析をすることで習得しました。(今ではRubyとhtmlとPythonもいけるようになった)
後者については元々大学の研究が英語の言語学の専門だったので、英語はそれなりに扱っていました。
しかしながら就職してからというものの触れる機会が全くなくサビついて早数年といった状態で、なんとなく勿体無いなと思いながら過ごすだけでした。
これまた楽天の入社にTOEIC800点が必要だったので勉強を再開しました。ナイス入社試験。
この二つのスキルは親戚関係に近く、「文法を学ぶ」という共通項があり、また英単語が理解できればプログラミング言語側の習得難易度が一定軽減できます。シナジー!!!
前述の自分の成長メソトロジーを遺憾無く発揮してセットで習得すると二度美味しいと思います。私はそういう環境を仕事を通じてできる期間があったので幸運でした。(ナベさん本当にありがとうございます!)
余談ですが何かを始める時には3週間程やる時間を完璧に固定してやることをお勧めします。(深夜等)
3週間も続けるとその時間にやっていないと「やっべぇ・・・」と焦る様になります。嫌だった歯磨きもいつのまにかやらないと気持ち悪い様に、新しく始めることは「やってるのが当たり前」に持っていくまでが勝負。
3.やめてよかったこと
3-a 自分の身の回りの人に対する不満を無駄に溜め込むことをやめたこと。
例えば、会社の所属のチームにめちゃくちゃ仕事をしないおじさんがいるとします。その人のせいでめちゃめちゃ自分に負荷がかかるとします。
その昔の私はこれが一切我慢がなりませんでした。
「あの人は会社にきて、呼吸とネットサーフィンをして家に帰るだけじゃないですか。呼吸して金もらえる仕事なんて地球でここにしかありませんよ。」と上司に喰ってかかったりしました。
「お金をもらっている以上、プロなんだからきちんとしてほしい」とめちゃくちゃ腹が立っていましたし、そういうタイプの人には全く自分から関わろうとしませんでした。働きアリの法則と全力で闘うスタンス。
しかしながら環境を変えてもこの事象は絶対避けられない事が年を追うごとに身に沁みてわかってきました。地球のどこにでも存在していた・・・。これは自分が変わるしかない・・・。
私が意識を変えられたのは現在の上司の一言がきっかけ
「チームは麻雀の配牌と同じ」
⇨麻雀の配牌が悪かった時に「お前が悪い!!!」とは一切ならないのと同じで、アガリにいくのではなく、とにかくリスクを少なくしのぐステージなんだなと割り切る。9種9牌になった時にはきっとその組織は解体されるはず。また勝負手が入ることも、それなりにはあるぞという大変わかりやすい教え。環境のせいにして腐ってはいけないのだと自戒。
全部が割り切れるというわけではないですが8割くらいのムカつきがリリースされるようになりました。長年解決できなかった考え方だったのもあり、ものすごく大事にしたいスタンスです。
3-b 過去の失敗に必要以上に引っ張られたり、将来を必要以上に不安になりすぎることをやめたこと。
過去についてはどんなに頑張っても変えることが出来ないので、反省はしても必要以上に考えすぎない。
⇨私はEX前方転身からEX前方転身という大きめの生き恥を早めに晒すことで、すんなり割り切れました。ありがとうTOPANGA。
また未来についてはわからないので必要以上にビビらない。
⇨若い時は仕事の休憩中に「副業・・・」「投資・・・」とかめちゃめちゃ調べて時間を無駄にしました。今思うとサラリーマンとして稼げる様に自己投資をする事が最も簡単に稼ぐお金を増やす方法だと思います。
副業はスキルの切り売りなのでそもそも売り物になるスキルが必要、投資はそもそも原資がそれなりにないとパチンコレベルかそれに毛が生えたくらいの収支です。
サラリーマンの限界の年収まで引き上げることを頑張った方が効率がいいし、そのプロセスの中でスキルを獲得すると自己負担も少ないと思う様になったあたりから必要以上に未来が不安ではなくなりました。
4.現時点で意識していること
4-a 専門性の深耕とピボット戦略のバランス
あくまで一個人の考え方ですが、スキルは掛け算で考えています。
スキル1で100人に1人の人材
×
スキル2で100人に1人の人材
=1万人に1人の人材
上記の掛け算が唯一になるような人間であると、きっと誰かがどこかで使ってくれると思っています。(そもそものスキルが稀有な者であった場合、めちゃめちゃなアドバンテージがあるから、持っている人は活かさない手はない。)
また前述のコミュニティの話に重なりますが、同じ状態を維持しすぎた場合、脱出時に使うカロリーが時間が過ぎれば過ぎるほど重くのしかかります。コンフォートゾーンに浸かりすぎないように意識しています。
これはスキルについても同様のことが言えると考えています。
「一生自分をアップデートし続ける心持ちでピボットしながら新たなスキルを獲得し続けないとあっという間に陳腐化して、世の中に必要とされなくなる可能性が高いんじゃない?」と。※同じ起き攻めが永遠に通用するわけではないのと同じイメージ。
結論、「学ぶんだけどその学びにしがみつきすぎない程度」で次々に学び直しをやっていかないとなぁと思っています。(とはいえ使えないほどの浅い知識では意味がないので、効率的に学ぶ術が一番の財産だと思います。)
4-b 自分の本当の実力を確認すること。
現在勤めている会社は副業OKなので、今年中で何か始めたい。
コロナ禍における社会情勢の変わりっぷりで感じましたが、会社はいつでも潰れる可能性はあるし、会社は自分の人生に責任を1mmも持ってくれない。
己の両足で経済的に自立できるかどうか把握しておかねばならんという危機感が出ました。
加えてコミュニティ拡大、スキルの更新等を定期的にやるのは所属企業の傘の下でやっていると、結構自分の実力がマシマシの状態になる。結果として自分の実力を勘違いしやすいなと思っている(思ってきた)。会社を介さず好きになってもらう、必要とされるパワーがいるなと思います。
裸一貫で自分が世間からどう評価されて何に価値を見出してお金をもらえるのか、セルフチェックテスト的に自分の事業を始めないといかんなと思っています。
めっちゃ長くなった気がする。
またなんか書きます。
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