組織票に勝つには家族票


再び書いてみる

今日は7/1(月)、週末日曜日の7/7(日)に東京都知事選の投開票日を迎える日です。先週にも都知事選での候補者選びを通じて失敗を詳らかにできる人がいい、というお話をしましたが、別の視点で候補者を検討するために改めて投稿します。

まず、投票に行きましょう!

先週も言いましたが、口すっぱく言いますが、投票には行きましょう。
「どうせ投票しても結果は一緒」と思う方もいますが、「投票しないほうが結果は一緒」なんです。

例えば現在ですと、小池百合子候補者に投票される組織票が250万票あるということで、最有力化されてます。この250万票、たしかにすごいですが、なぜ「最有力」と断言できるのでしょう?それは「選挙に行かないやつがいるから」なんです。投票しない人の票は当然ながら無効票です。東京都の有権者数が約1400万あるうち、投票率が50%なら700万票が有効票で、そのうち250万票を小池さんがすでに抑えているということで、「最有力」と言われています。

これって、「都民は舐められてる」ということなんです。

小池さんを支持している人に「どうせ50%は投票に行かないバカだから250万票だけ抑えるだけで勝ち確定、ちょろいもんだぜ」と思われてるんです。
なので、1400万票がすべて有効票だったら、250万票は「自信」から「不安」に一気に変わります。気が気じゃなくなります。

なので、皆さんで投票に行って、「選挙は何が起こるかわからない」という状況を作り出すことで、立候補者はもっと気が引き締まります。政治家を良くするのは、結果的に都民・国民の力だと思います。

そして再び候補者を考える

ということで、改めて候補者について検討を行うのですが、1週間が経過し、ぼくの中では投票したい候補者は決まりましたが、先週お話した「失敗を詳らかにできる人」以外に、どういう基準で選んだかを紹介したいと思います。

ただ、今回は「こういう人に投票する」という観点ではなく、「こういう人には投票しない」という観点かも知れません。

他責主義者には投票しない

早い話、「人のせいにするような他責主義な人」に投票しても意味がないと思っています。「〇〇さんはこのような悪いことをしているので投票しないでください」といった、他人の点数を落としてる人に投票するのは無駄だと思っています。

なぜなら「自分の点数稼ぎはしてないから」です。他の候補者を責めたり、与党を責めて自分のイメージを上げようとしている人が、トップになったらどうなるか、同じように「トップを叩きたい人」はいくらでもいます。100%評価される人なんて存在しません。

「高齢者を救う施策」を打ち出せば若者からバッシングが来ますし、逆もまた然りです。他人を責める人は、自分がトップになって政策がうまくいかなくても他人のせいにします。「自分は正しいが、他のステークホルダーが承認しないから上手くいかなかった」と言い逃れをします。

都知事選に限らずあらゆる選挙でこういう人はいます。他人のやってることを責めるのって簡単なんですよ。聴衆がイメージしやすいし、「自分だったらこうする」と言いやすいです。なぜなら、その人の失敗のお陰で選択肢が一つ消えてますから。

他責せずにどうやって売り込むか

他責についても色々ありますが、個人的には「他人を使って悪口を言う行為」が一番卑劣ですね。例えばXで特定の候補者の悪い部分だけをポストしまくるという行為。候補者本人ではなく支持者にそれをさせるように仕向けるというのは、下劣だなぁと思っています。
本人は指示していなくても集まった属性がそういう人たちということであれば、本人の属性もしれてますよね。

これも都知事に限った話ではありませんが、情報戦とはいえ素人でもわかるような稚拙な情報操作を試みるのは、東京都という大きな組織でうまく人を動かせるとは思えないので、論外なのかなと思っています。

本人を目の前にして堂々と否定するのはいいと思いますけどね。

正々堂々と

候補者も有権者もみんな、失敗もすれば嘘もつきます。自分をよく見せようと嘘をつくなんて、誰だってします。仮に過去に事実と違う経歴を語ったからといって、それが何ですか。評価すべきは「過去」でも「現在」でもなく、「未来」です。

優秀な経営者は面接では応募者の「過去」は見ずに「ウチに入ったら何ができるの?」しか興味がないという話を聞いたことがあります。

大事なのはそこですよね。未来です。過去どんな失敗しても経歴詐称しても、未来においても成功するか失敗するかなんて、結局誰もわかりません。
だから「未来が面白そう」という観点で候補者を選ぶことは、私は間違ってないと思います。

両親からも未来を見据えてみる

もしこれを読んでる方に20~30代の若い有権者がいらっしゃるのであれば、どうか自分の応援する候補者を両親にも紹介してみてください。これから訪れる少子化社会では「高齢者の票が圧倒的に多くなる」と言われ、高齢者向けの施策が通りやすく、若者がどんどん苦しい社会になるという予測が噂されています。

しかし、親は子供の絶対的な味方のはずです。子の将来を思う親であれば、子供が応援する候補者を投票することでしょう。これで、若者1人あたりの投票数は3倍になります。

子供が何を言っても〇〇党の政治家の息がかかってる組織票に投票するような親は、「子供の未来を考えてない親」だと思います。そんな親もいることでしょう。でも、言わないより言っておいたほうがいいです。

「自分は〇〇さんに投票しようと思ってるよ」というLINEでも一通送ってみてください。子供が応援している候補者に投票してみる両親は多いと思いますよ。自分の行動で愛する子供の力が3倍になるんです。これほど「子供の力になる」なんて行動はなかなかないと思いますよ。

親御さんはもし、子供から「〇〇さんに入れて」と言われたら、力になってあげてください。長年の付き合いも何かの忖度もあるでしょう。しかし、誰に投票したかなんてわかりません。その人には「ちゃんと投票しといたよ」って嘘を付けばいいんです。

あなたの「たったの一票」は声に出す、行動に移すことで「たったの一票」ではなくなります。1400万票がうねりを上げる「面白い未来の選挙」見てみたいと思いませんか?

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