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2011年 part2 『苺殺害事件』

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『苺殺害事件』

赤をモチーフにしたLOVELESSシリーズの一部。これに関しては苺だけ撮っていたいたのだが、なにか味気ないと感じ、部屋に転がっていた釘を刺してみた。その偶然性。今でも個人的には気に入っている。

死後、数時間後に発見されたのではなく、死後直後に撮られたものであろう。死後数時間経過後、どうなっていたか、その身体(実)は変色し、細胞が壊死していった様を見られたと思う。今思えば、経過後も撮影すればと思った。

でも この新鮮さが良いのだと思う。

在りもしない事象と組み合わせ

それが不可解にもマッチしたのである

この作品を撮ったことで、自分の中で、偶然性と無意識というものを手に入れたのかもしれない。この写真に意味も理由もなく、そこには物語が自然と発生したのだ。


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