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ヤンキンアワーズ2023年12月号レビュー「平野耕太先生の「ドリフターズ」半年ぶりの掲載!「若い頃の織田信長」の姿は「ヘルシング」描いてた頃のヒラコー節炸裂の歪んだ造形に痺れます!単行本派の方も買って家宝にすべし!」

今月号の特筆すべき事項は2点。
1点目は平野耕太先生の「ドリフターズ」が
2023年6月号以来,半年ぶりに掲載されました。
2023年は「ドリフターズ」が2度掲載された事となります。
今年は「ドリフターズ」の単行本第7巻が上梓され,
平野先生は単行本化に当たって,多数加筆修正され,
6頁新規描き下ろしを行われているので
「月刊誌に年2回掲載が現在の平野先生の執筆速度」
と思われるのは心外なのです。
過去5年間の平均値を取ると年に3~4回掲載ペースとなっております。
が「次」が3~4か月後に掲載と思われるのも心外です。
平野先生は第5巻辺りから納得行くまで長考される様になったからで,
「次」が何時掲載かは当の平野先生にも分からない筈。
ファンとしては祈りながら待つ他ないのですよ。
今月号には「若い頃の織田信長」が登場し,
これがもう何と言いますか…。
「ヘルシング」描いてた頃の
ヒラコー節炸裂の歪みっぷりが素晴らしい造形なので,
単行本派の方も今月号は購入されて家宝にするのが吉と存じます。

コレだよコレ。

「私は単行本派だからあ」
とか寝言言ってないで
今月号のヤンキンアワーズ誌を買って家宝にするんだよ!今!直ぐに!

「話」の方は勿論秘密ですが
平野先生が何の意味も無く「若い頃の織田信長」を出す訳ないじゃん!
作劇上の要請があるからに決まってんじゃん!
とだけ申し上げておきます。

もうひとつの特記事項はヤンキンアワーズ編集部から
「終幕カウントダウン」と煽り文句に書かれた
長谷川哲也先生の「ナポレオン」について。
予想通りと言いますか元帥のひとりが退場し,
その訃報を聞いたナポレオンがセントヘレナで
「彼の生涯」の評価を行うというもの。
単行本には6か月分の連載が掲載されるので
多分後2回で連載は終わると思います。
「今年いっぱい」って話ですね。

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