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雑誌「ヤングキングアワーズ2023年11月号」レビュー「長谷川哲也先生の漫画「ナポレオン」の思い出。」

「雑誌を買って読む理由」はこれはもうひとつしか無くて,
「目当ての漫画があるから」で,
いがらしゆみこ先生の「キャンデイ・キャンデイ」や
武内直子先生の「美少女戦士セーラームーン」が連載されてたから
雑誌「なかよし」を購入してたのであって,連載が終わればハイサヨナラ。

雑誌「ヤングキングアワーズ」は
平野耕太先生の「ヘルシング」が連載されてるから1998年から買い始めた。
その頃はうつ病で休職中で埼玉県の社員寮で鬱々を読んでいた。
休職期間が切れ,会社を解雇され,田舎に帰ってからも購読は続けた。

長谷川哲也先生の「ナポレオン 獅子の時代」(2003年~)は第1話から
欠かさず読んでる愛読書で「獅子の時代」が「覇道進撃」に改題しても
続けて読んでいて全初版なのが密かな自慢。

おがきちか先生の「ランドリオール」は21巻で脱落。
平野耕太先生の「ヘルシング」が完結し,
2010年から「ドリフターズ」が始まって
「ナポレオン」を読む為に「ヤングキングアワーズ」誌を毎月買って,
段々掲載が不定期になって行く「ドリフターズ」が載ってればラッキー。

「ナポレオン」がナポレオンの出生から最期までを描く大河漫画である以上,
「終わり」が必ずある訳で,ナポレオンがワーテルローの戦いに敗れ,
セント・ヘレナに送られて
今月号の連載に「完結カウントダウン!!」の煽り文句が付きました。

何だかね…20年読んで来た漫画が
「もう直ぐ終わります」と告知された心境は
「遂にこの日が来たか!」
って華々しい激しい気持ちではなく,
「そうか」
以上の感慨はないのです。ホントにね。

「ナポレオン」が終わっちまったら
後は4~5ヶ月に1度掲載されるかされないかの「ドリフターズ」だけ。
四半世紀続けて来た「ヤングキングアワーズ」誌の
定期購読も観直す事になりそうです。

悲しくはありません。
「ナポレオン」が「終わる」は最初から決まってたんですから。
楳図かずお先生の「アゲイン」って漫画知ってます?
主人公の元太郎爺さんが夕陽を眺めて
「なんという綺麗な夕暮れだ」
って呟く場面が僕大好きなんです。
僕も元太郎爺さんが夕陽を見送る気持ちで
「ナポレオン」を見送れたらいいと思います。


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