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映画「処刑!血のしたたり」レビュー「犯人が誰か当てる知的なミステリ要素を堪能するよりも酷い酷い酷い殺され方を堪能すべきカンッペキッ!に好き者向け作品と言える。」

経営不振により閉店が決まったスーパーマーケット。
路頭に迷う店員達は各々の身の振り方に苦慮しつつも残務整理に当たる。
そんな中,レジ係のジェニファーにムショ帰りの元彼が復縁を迫って付きまとい店員一同が彼を店外に放り出す。
店外で悪態をつく元彼。
一方店内では残務整理中のマネージャーが何者かに惨殺され,次いで店員達も次々と血祭りに上げられる。
ジェニファーは元彼の仕業ではないかと疑い始める…。

先ず大変なネタバレを含む予告編は絶対見ちゃ駄目。
序盤は退屈だがマネージャーが何者かに殺されてからはスピーディーな展開を堪能出来る。
血だら真っ赤が大好きな人(僕である)大歓喜。
真犯人が判明してからが結構長く「生き残り」はかなりしぶとく粘る。
オチもブラックでありきたりのハッピーエンドが御不満な方にも楽しんで頂けるかと思う。
犯行動機も酷く,殆どの殺人が「殺され損」だと分かる。
なので「犯人が誰か」を推理する類の話ではなく,
惨い殺され方を堪能すべき作品だから
あんな酷いネタバレ予告編になっているのだと思う。
完璧好き者向け作品と言える。

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