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長谷川哲也「ナポレオン 覇道進撃」第24巻レビュー

昨日(2023/4/28)NHK総合で「魔改造の夜」って番組が放送されました。
玩具やトースターや掃除機といった「身の回りにあるもの」を改造して
例えば「ワンちゃんの玩具を改造して50m走で1位となれ」といったお題を
学歴社会の頂点に立つT大工学部や自動車会社のTヨタやYマハ発動機といった大学や会社の技術者やその卵達が魔改造の技を競うのですが
思う様に魔改造が進まないある企業の技術者チームのリーダーがこう檄を飛ばしました。
「勝ちに行きましょう」
「今日のNHKの放送を見た「何もしなない連中」は「俺だったらこうした」「こうすれば勝てた」って必ず因縁付けますよ」
「何もしてない癖に」
「そういう「何もしてない連中」を黙らすには勝つしかないんですよ」
「勝ちさえすればどんな因縁付けられようと「でも勝ちましたけど?」って反論出来るじゃないですか」「勝たなければそのカードは手に出来ない」
「勝たなければ何も残らないんです」

何が言いたいのかって言うと本巻を読んでて何度も何度も
「この時こうしてればナポレオンはリニーの戦いに勝てた」
「カトル・ブラの戦いに勝てた」
「ワーテルローの戦いに勝てた」
って記述が出て来て僕の敬愛してる長谷川哲也先生は結果だけ見て
「こうしてれば勝てた」「俺なら勝てた」って因縁を付ける
「何もしてない連中」の一員になっておられるのではないかと疑問を持ったっからである。
「左じゃなく右の道を選んでいれば良かった」とか200年も経った後なら誰だって言えるのである。
ナポレオンだってウェリントンだってブリッヒャーだって戦場で最適手と思われる選択をして互いの肚の読み合いの結果,
より思慮が深い方が勝つのが戦記漫画の醍醐味なのに
何もしてない年寄りの繰り言みてえに「あの時ああしてれば勝てたのに」とか只々うるせえのである。

先程紹介した「魔改造の夜」で檄を飛ばしたのは女性だった。
長谷川哲也先生が女性が飛ばした激の通り糞の役にも立たない「何もしてない連中」の仲間入りした事が只々悲しい。
とは言え先生に聞いてみたい事がある。
「女に図星を突かれて,どんな気持ち?」ってね。

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