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フレッド・デッカー監督の映画「クリープス」レビュー「フレッド・デッカーの腐女子魂に泣けッ!」

一見スクールカースト最底辺のモテない系男子ロメロが
一念発起して女の子達を守ってヒーローになって
クローネンバーグって彼女も出来たって話に思えるけど…。

それは違うッ!

常にロメロを献身的に支え,励まし,ヒロインとの間を取り持ち,
自分が宇宙ヒルが脳に寄生されると
彼から距離を取って迷惑が掛からない様にして
「奴等(宇宙ヒル)の弱点は火だ,彼女と幸せにな」
って録音(遺言)して独り果てる親友フーパーの無償の愛に,
ようやく気付いたロメロがフーパーの亡骸の傍らで滂沱の涙を流す場面が
本作のクライマックスであって
本作の本質が「泣いた赤鬼」だって明らかにされる場面でもあるんです。

フーパーの「ロメロ,君を愛してる」って口癖に嘘は無かったんです。

ヒロインなんて前の彼氏がエスコートに来たら
途端デレデレして言い訳始めるするビッチじゃないですか。

特典映像の劇場公開時のエンディングを観ましたけど,
犬に寄生した宇宙ヒルにビッチヒロインが襲われてエンド。
素晴らしいじゃないですか!
これこそ「真のエンディング」ですよ!

フレッド・デッカーは腐女子魂の持ち主だって言いたいんです!

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