見出し画像

映画「トレマーズ」レビュー「島村ジョーと総裁Xと神崎メグと渚カヲルとセーラープルートとメリン神父と銀河帝国皇帝が組んだら「地中の化物」などチョチョイのチョイなのである。」

人口14人の陸の孤島の町パーフェクションの周囲で奇怪な死人が出始める。
鉄塔に登ったまま3日も下りようとせず,そのまま脱水死したエドガー爺さん,
畑を耕してる最中に放牧していた羊と共に惨死したフレッド,
道路工事中に行方不明となった2人の作業員…。
仮に「何か」に殺されたとして死んだ連中を時系列に並べると,
その「何か」はパーフェクションの方向に向かっている。
近くで地震学のデータを集めていた大学生のロンダは地震は「何か」が
地中を動く際に起こった振動で引き起こされていて,
その「何か」が生物とするなら3匹いると
パーフェクションの便利屋バル&アールに進言する。
バル&アールは先にその「何か」に襲われ辛くも撃退した直後であり,
その「何か」…巨大な芋虫と言うかミミズと言うか…。
象の皮の様な厚くて硬い皮膚を持ち口から多数の「蛇の舌」を出して
獲物を捕食する化物が,あと3匹もいるのかとウンザリしながら
ロンダと合流しパーフェクションに帰り
「化物」…グラボイズと命名…との戦いに備えるのであった…。

僕は本作品と日曜洋画劇場で出会ってるので吹替が初見となる。

この吹替はスゲーぜ!
バル(ケビン・ベーコン)は島村ジョー,アール(フレッド・ウォード)は総裁X,
その他パーフェクションの住民は神崎メグ,渚カヲル,セーラープルート,
メリン神父,銀河帝国皇帝…。
この面子なら誰と戦おうが「何」と戦おうが負ける訳無いのである。

またグラボイズはジョジョの奇妙な冒険第5部の
敵スタンド使い・セッコのモデルとなっている。

バル&アールが逃げる先の杭が次々と陥没する場面は…。
ブチャラティとミスタにセッコが迫り階段の手すりが次々と陥没する場面に引用され…。
グラボイズがバルの策略にハマり崖の壁を突き破って空中に投げ出される場面は…。
セッコがブチャラティの策にハマり壁を突き破って姿を現す場面に引用されているのだ。

最後に紹介するのがベルク郎さん発行の
「トレマーズ」の同人誌「TREMORS ZINE」である。

2年前とある映画関連のイベントで入手したのだが
「トレマーズ」の同人誌がこの地球上に存在した事が先ず驚きである。
「映画の同人誌」は沢山あるだろうが僕が持ってる映画の同人誌は
アニメ映画が対象となっているものばかりで
実写映画の同人誌を買うのは初めてだ。
内容はパーフェクションの住民14人+部外者3人のイラスト入り人物紹介と
人物紹介担当のベルク郎さんとイラスト担当のヘテさんによる
トレマーズ対談がメインとなっている。

コレがもう…味わいがあって素晴らしいイラストなのですよ。
対談のテーマは「トレマーズ最高!」。
同人誌制作の原動力は「スキの気持ち」であり
本同人誌はおふたりの「スキの気持ち」の煮凝りなのですよ。

僕は大の負けず嫌いなので,おふたりの「スキの気持ち」に負けまいと
アニメの知識とマンガの知識を動員して拙レビューを執筆した次第です。
おふたりともオタクでは無い様にお見受けいたしましたので
「オタク的視点」でレビューを書けば負ける事はないと思った次第です。

同人誌のお買い求めはコチラで!(ベルク郎さんの個人通販です。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?