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別館「ローカル×ローカル」ブックリレー。「わたしとローカル」~NO.8_シブヤ大学 深澤まどかさん

ローカル×ローカル別館「room5」の本棚を、いってつの「気になるあの人」にお願いをするプロジェクト。

本棚のお披露目は、2022年3月オープン時を予定していますが、noteでは選書本を数珠つなぎに紹介していきます。

プロジェクトの詳細はコチラから。

第8回のゲストは、特定非営利活動法人シブヤ大学の深澤まどかさん。

深澤まどか(Madoka Fukasawa)
1992年、富士山麓で宿を営む家に生まれる。2歳の頃からお客さんにビールを注いだり、山々で遊びながら育つ。特定非営利活動法人シブヤ大学で学びの場や市民参加のまちづくりの場に関わりながら、家業との関わり方を模索中。小さくてひらかれた村をつくりたいと思っています。南伊豆にあそびにくるうちに真剣にサーフィンをはじめてしまいました。

シブヤ大学は、渋谷を大学のキャンパスのように見立て、年間100以上の授業を行っている市民大学。そこで働く深澤さんは、日々いろんな先生と出会い、さまざまな価値観に触れているそう。

さて、そんな深澤さんのローカルは、どんな世界でしょうか。

今回、ご紹介いただいた本は、

パリでメシを食う。/川内有緒(幻冬舎文庫)

10年ほど前に「地域」をテーマにしたプロジェクトに関わり始めた時、一番好きだったのはお酒の席でいろいろな大人の話を聴くことだった。なにが好きで、なにに一生懸命で、なにに悩んでいるのか。話を聴いていくうちに完成した大人なんていないんだと知れて、ほっとした。ぶっちゃけ、地域のことはどうでもよかった。

「一人の人生が豊かになることが積み重なれば、もしかしたら自然と地域も豊かになるのかもしれない。まずは自分や身近なところから始めていきたい。」

そう考えるようになった時にこの本とも出会った。人の人生に触れることって、こんなに豊かな気持ちになるものだったのか。
読み返すたびに、当時の自分を思い出す。

描かれているのはパリに住む”普通”の日本人10名のエピソード。素直で飾らず、不器用ながらも自分の気持ちに正直に生きている姿が潔い。彼らの人生に触れているうちにふと、私も彼らと同じように”普通”で、それと同時に、またとない人生を生きているんだ、と思えてくる。

出会った人の向こう側には、その人自身のまたとない人生が無限に広がっている。そう考えるだけで、もっと人のことを知りたいと思う気持ちは尽きないなあと思います。

選書していただたた本棚は、別館オープンの2022年3月から公開する予定です。

情報は、noteでもキャンプファイヤーの活動報告でも紹介していきます。

ぜひ南伊豆まで足を運んでみてくださいね。

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