鈴鹿ライフ#72|D2、2位で入替戦へ!アナリストのスカウティングとは
順位決定戦、第2戦目
ディビジョン2の、最後の試合
対戦相手は、浦安D-Rocksさん
今シーズン3戦目となった、D-Rocksさんとの試合
今回も、強かった
28-48での敗戦
今シーズンは、D-Rocksさんの大きな岩を崩すことはできませんでした
悔しい3連敗
けどすごく勉強になったし、チームとして良い経験となった3試合でした
3試合のスタッツを並べてみると、チームが成長している部分もいくつか見えましたし
僕自身、相手の脅威を消すための分析を、もっと深く考えないといけないことも改めて学びました
全ては入替戦で勝利して、ディビジョン1へ行くために。
この結果を、次へ繋げていきたいと思います
試合後には、D-Rocksのアナリストである木下さんと話す機会がありました
海外のチームやサンウルブズでのアナリスト経験がある、木下さん
尊敬するアナリストの1人です
試合後、ぶっちゃけお互いどんな分析をしてたのかを話しました
結構、こういう会話って面白いんです
『やっぱそうだよね〜』って部分もあるし、『そんな感じでヒートは分析されているのか・・』と新たな発見もある
『お互い、来シーズンはディビジョン1で試合をしましょう!』
と、木下さんと約束をしましたので、ディビジョン1でD-Rocksさんと戦うという目標がひとつ増えました
そしてついに、ディビジョン1へ上がるための最後の関門
入替戦が、来週から2試合行われます
相手は、NECグリーンロケッツ東葛さん
昨年の入替戦でも戦い、1勝1敗という結果でしたが得失点差で敗れました
この日の悔しさはまだ忘れていませんし、もはやこの試合のために1年間チーム全員で頑張ってきたと言っても過言ではありません
グリーンロケッツさんに勝つ
その準備が、チームでは始まっています
隊長YOSHINO様とは、約1ヶ月前ほどから入替戦の対戦相手の可能性があるチームをずっと追っていました
試合を見て分析し、情報をまとめる作業
いわゆる、『スカウティング』と呼ばれるものです
情報作成は、大きく2つ
1つはYOSHINO様と共同で作成する、『スカウティングシート』と呼ばれるもの
お互いの担当分野を、Keynote(プレゼンテーション資料)に纏めます
ページ数で言うと、大体30ページほど。
もう1つは映像で、相手の特徴や強み・弱みなどをクリップとして抽出
こちらは、約400~500ほどのクリップ数になります
この情報群が、我々アナリストの武器
これをもとに、コーチ陣へスカウティング内容をアプローチしていきます
コーチ全員が集まって、対戦相手の分析をする『コーチプレビュー』と呼ばれるミーティング
まさに今日、そのコーチプレビューが行われました
アナリストが発言する時間も設けてもらっておりまして、我々の武器を使ってコーチへプレゼンをします
アナリストからは、約10分程度のプレゼン
データの全てを伝える時間はありません
なので自分達が集めたデータの、どの部分を強調して伝えるかがとても重要になります
アナリストが集めたデータは、結局何が言いたいのか
一番頭を使う部分ですが、アナリストにとって一番やりがいがあるところです
コーチ陣も、それぞれ集めてきた情報や、プランなどを共有
最後にはコーチ陣全員がセイムページになり、ゲームプランが作られていきます
そのゲームプランが、チームミーティングで選手たちに共有されて、練習し、試合へ挑む
スカウティングから試合への流れは、毎回こんな感じです
そんなスカウティング作業も、今シーズンはもう終わりました
後は、勝つための準備
選手たちが最大限の力を発揮できるようなサポートに、全力を注いでいきたいと思います
決戦は金曜日
5月5日、ホーム鈴鹿にて行われます
息子の初節句ですが、一旦待っといてと息子には伝えております
まずは鈴鹿で1勝目を勝ち取れるよう、頑張ります
たくさんの応援を、ぜひよろしくお願いします!