結果発表「甘味」眠れぬ夜の奇妙なアンソロジー
古今東西甘味の祭典。眠れぬ夜の奇妙なアンソロジー第26集「SWEETS」の読者投票が集計されました。
ご投票下さった方、有難うございます。
世の中で最も売れている本は料理の本で、次に売れるのがダイエットの本。と何かの本で読みましたが、食べるって良いですね。美術作家の磯貝剛さんが「ダイエットするのはスイーツを食べるため」と仰っておりますが、全く同感です。
SWEETSの世界は百花繚乱。甘味に好みが分かれるように、この度の投票は「特選」が分散したのが大きな傾向でした。
それでは結果発表でございます。
結果発表
優秀
「LolitaLollipop」りりかるさん
入選
「イタリアンロール」拙
佳作
「ホイップクリームとスコッチ」千本松由季さん
の結果となりました。
りりかるさん、千本松さんおめでとうございます！
入賞した作品を改めてご紹介致します。
優秀賞となったりりかるさんの「LolitaLollipop」は随所に魅力のある作品でしたが、ストーリー展開が予想外で作品に引き込まれました。本作にはコメントが60超付いており、どのコメントからも楽しむ、楽しませる姿勢が伺えます。そうした気遣いや心配りがエンターテインメント性に繋がっているものと察せられます。単純な起承転結で終わらない奥行きある構成でした。コメントを読み返しておりましたら百合イラストレーターのけめこさんが「LolitaLollipop」をテーマにイラストを描かれると書いてありました。今作とけめこさんのイラストは相性がぴったりですね。密かに楽しみにしております。
入賞は拙作が頂戴しました。ご投票下さった皆様、有難うございます。嬉しいです。シューロールは幸福の味です。
佳作は千本松さんの「ホイップクリームとスコッチ」。千本松さんの小説は登場するオブジェクトが洗練されています。この度登場したオブジェクトも「赤いコットンのコート」、「ピンクのモヘアのセーター」、「黒のスキニージーンズ」、「黒のロングブーツ」、「深い紺色の、薄手のウールのスーツ」、「タキシード」、「渋めのピンクとグレーの中間みたいな色のスーツ」、「派手な花柄のネクタイ」・・・。
スイーツが絢爛豪華のデザインの世界であるように小説の中に登場する衣服もまた絢爛豪華です。こうしたファッションへの拘りが千本松さんらしさともなっております。拘りとは作者自身。作者が見える作品は面白いですね。
入賞した皆様、おめでとうございます！
ムラサキ賞
ついでムラサキ賞の発表です。ムラサキ賞はアンソロジーの作品の中から、ムラサキの独断で決める賞でございます。
ムラサキ賞 「八幡屋磯五郎のSPICE CHOCOLATE」りょーた
です。
だって美味しそうなんだもの！
七味唐辛子の材料を調べてみると各社とも若干異なるようですね。八幡屋磯五郎の七味唐辛子は生姜が入っているのが特徴です。そんな八幡屋磯五郎のオリジナル七味を材料にしたチョコレート。食べてみたいですねえ。全種類を丁寧にレビューしてくれたりょーたさんに賛辞です。
「スイーツ」をテーマのアンソロジー。皆様、お愉しみ頂けましたでしょうか？皆様のおかげで大変楽しいアンソロジーができました。当月もありがとうございました。
次回テーマについて
次回テーマのアンケートへの投票もありがとうございました。
先日の記事で途中経過はご報告した所でございますが・・・
どちらに決まってもかつてない奇抜さです・・・。
蛸なのか墓地なのか
投票の結果・・・
↓
↓
↓
「墓地」です！ジャパニーズ・オ・ボン！
（写真は「photoAC」からお借りしました。）
墓地もまたドラマ多きトポス（場所）ですねえ。ホラーあり、悲恋あり、ヒューマニズムあり・・・。
「墓のうらに廻る」は尾崎放哉の代表的な自由律俳句。
墓の裏には一体何が？
なんとも奇抜なテーマに決まりました。
墓をめぐる皆様のドラマ、お待ちしております。
締切りは7月末日です。ハッシュタグ「ネムキリスペクト」をご利用下さい。（気付かない場合があるので私にも教えて下さい。優しくお願いします。）
眠れぬ夜の奇妙なアンソロジーは古今東西noteの作品をつなぎます。
新作旧作問いません。自薦他薦構いません。音楽、イラスト、文芸、動画オールジャンルで繰り広げるアンソロジーです。
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次々回テーマの募集
眠れぬ夜の奇妙なアンソロジー「次々回」2020年9月号のテーマを募集しております。お好きなテーマをご応募下さい。応募された候補から次月のテーマ決定アンケートが作成されます。
お好きなテーマを繰り返し応募して下さっても良いですよ！
何度も応募すればきっといつか決まります。