没ネタ祭「現代詩 ポンタ(未完)」

おい
あんな所に
ポンタがいるぜ

まるまるとして
可愛いじゃないか
まるまるといえば
俺だって
まるまるとしているんだぜ

どうだい
可愛いかい

駄目かい

薄毛じゃ駄目かい
別にポンタだって
髪の毛はないぜ
同じじゃないかい

腹を叩けばポンと鳴る
幸福が詰まっているんだぜ
ポンタにも
俺にも

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未完。


ポンタはオレンジ色のタヌキで某コンビニのポイントカードになっております。
このポンタに出会ったことを記念して本詩を作ろうとしたものの、「ポンタ」って何だ?と、説明するためには、あまりにも私はポンタについて知らない!
中途半端なポンタ愛では詩にならないわけです。

そもそも。
「ポンタも可愛いけど、俺だって可愛いだろ」と言いたいがための詩でしたが、いざ書いてみると、そして一緒に写った記念撮影を見返すにつけ、ポンタというデフォルメされた肥満体の愛らしさと、自らの現実(やや肥満)とのおぞましき乖離に戦慄を覚えるわけです。最早、私は滅すべき公害である!と。「私は可愛い」と言いたいがための自己愛詩がポンタの前に自己嫌悪にしかならない。
ポンタを前にして人間は詩になど成れぬのです。
で、記念写真(自画像の記憶)とともに封印となった詩です。

「私は、お前は、人間はポンタではない。」
改元を記念して発掘、御供養、南無。

没ネタ祭「現代詩 ポンタ」ムラサキ

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