読書メモ(空の彼方)

■作者と概要

・作者は湊かなえ。短編集「物語のおわり」の1つ。田舎町に住むパン屋の娘の主人公は本が好きで友人との出会いから推理小説を描くようになる。その後客であるハムさんと付き合うことになり幸せな日々を送っていたがある日友人から有名作家の家で働くことになった、そして先生が主人公の作品を評価してくれているという話を聞き、ハムさんとの安定した結婚生活と小説家の道で心が揺らいでいく‥

■感想

・本作品は物語の結末が書いておらず、読者の想像に任せるという形になっている。家を出て作家になることを決意した主人公を駅で待っていたハムさん。この後の展開はどんな展開なのだろうか。個人的には過去に主人公が描いた作品のように、結果的に作家になるために上京し(過去作でいう警察に捕まる)、ハムさんは仕方なくそれを応援する(過去作でいう待ってるからの言葉)という綺麗な結末だといいな〜と思っている。



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