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#49 土地購入に関する契約は、権利を明確に!

土地には見えないリスク・確認事項がたくさんある

不動産の契約は専門知識を必要とすることが多く、売主との「言った・言わない」のトラブルも少なくありません。
そのため、一目ぼれなどの理由で安易に契約してはいけません。
特に権利関係は後々のトラブルにつながる元となります。

「売主と実際の所有者が違っていないか?」、「銀行などの抵当権(担保)がついていないか?」などを登記簿でしっかり確認しましょう。
他にも「法的な制限がないか?」も確認しておくと、希望の建物が建てられるかどうかも事前もチェックすることができます。
必要なことや重要なことは必ず書面にしてもらい、些細なことでも納得いくまで説明を受けることが大切です。

土地購入前に抑えておきたいチェックポイント

①売買の条件

  • 建築条件が付くのか

  • 古家がある場合、誰が解体費用を負担するのか

  • 価格は相場からかけ離れていないか

  • 希望の住宅ローンが使用できるか

②権利関係

  • 所有者と売主は同じになっているか

  • 銀行などの抵当権がついていないか

  • 隣地との境界線が曖昧になっていないか(必ず現地で確認)

  • 登記簿の面積は実測値と同じか(異なる場合は実測値を優先)

③建物の制限

  • 用途地域などに制限されずに、希望の家が建てられるか

  • セットバックは必要ないか

  • 私道負担はないか

  • 都市計画道路の予定地ではないか

④設備の状況

  • 上下水道は通っているか

  • 汚水処理はどのような方法か

  • 電気は通っているか

  • 上記いずれかが未接続の場合、費用負担はどうなるのか

購入後は土地の登記を忘れずに!

「登記」とは、土地の物理的状況(所在地や面積など)と、権利関係(所有者の氏名、担保権の有無など)を法務局が管理する登記簿に記載し、一般に公開する制度で、登記することで公に土地の所有権を主張することができます。
土地の場合は「所有権移転登記」が必要で、ローンを組めば「抵当権設定登記」も対象になります。
登記は自分でもできますが、司法書士に依頼するのが一般的です。
司法書士へ報酬の支払いが発生しますが、登記には専門的な知識や複雑な手続きを要します。
時間・労力・リスクを最小に抑え、かつ売主や銀行との信頼関係を崩さないためにも、必要経費として割り切ることをおすすめします。

少しでも不安なことがあれば、きちんと相談する

土地の契約は不慣れなうえに、都市計画法や建築基準法など複数な法律が関わって複雑なことが多くあります。
わからないこと・不安なことがあれば、きちんと業者や司法書士に相談しましょう。
また、ほとんどの自治体で住宅に関する無料の相談窓口を設けています。
公的機関という中立な立場でアドバイスを受けることができます。


マイホームの購入は、多大な金額が必要なうえに、自分や家族の今後にも関わる非常に大きな買い物です。
不安もたくさんあると思いますが、でも、どうしても忘れちゃいけないこともあります。

「どんな家に住みたいか?」
「その家で、どんな日々を過ごしていきたいか?」

考えると、ワクワクしませんか?
そのワクワクを、忘れないでください。
そして、今、なにかイメージできたら、ぜひ言葉にしてみてください。
言葉にすることで、もっとイメージが膨らみます。
もし、そのイメージに悩むこと、不安なこと、わからないことがでてきたら、私たちにも聞かせてください。
反対に、ワクワクするようなイメージになっても、私たちに聞かせてください。
もっともっとワクワクできる家にする、お手伝いをさせていただきます♪

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