【復習】なんだかんだで"格"(フローラS、マイラーズC、福島牝馬S 振り返り)

今週はサクッと振り返り、あとは”格”についてデータを用いて少し述べたいと思います。
なお、先週の予想は日曜日はこちら、土曜日はこちらに掲載しています。

フローラS 振り返り

◎ ソーダズリング 2着
☆ ゴールデンハインド 1着
☆ ドゥムーラン 5着
☆ イングランドアイズ 4着

単勝2 不的中
複勝2 的中
馬連2-7.11.14 的中
ワイド2-7.11.14 的中
3連複2-7.11.14 不的中

印をつけた中では穴候補だったゴールデンハインドが単騎逃げで押し切り。
やはり展開もこの馬に向いた。
本命の2着ソーダズリングはロスなく2番枠から好位につけたが、勝ち馬を交わせなかった。
3着馬は抜けとなったが、1番枠のブライトジェリーが入り、やはり教科書通りの先行・内枠有利な結果となった。
馬券は3着抜けが痛かったものの、ゴールデンハインドを拾えたので大幅プラスでした。

マイラーズC 振り返り

◎ ジャスティンスカイ 9着
☆ ガイアフォース 2着
☆ シュネルマイスター 1着
☆ ビーアストニッシド 6着

単勝3   不的中
複勝3 不的中
馬連3-7.10.11 不的中
ワイド3-7.10.11 不的中
3連複3-7.10.11 不的中

シュネルマイスターが格の違いで1着。
2着にはセントライト記念勝ちのあったガイアフォースがマイルでも好走した。
3着ソウルラッシュは昨年の覇者で、堅い決着となった。
本命にしたジャスティンカフェは先行もせず、差し脚を伸ばすことなく沈んだ。
川田騎手の「いろいろ考えるあまりポジションの悪い競馬をしてしまい、この馬の持ち味を出せない競馬にしてしまいました」と歯切れの悪いコメントをどう取るかだが、先行できなかった時点でもう勝負あり。
馬券は本命馬が来ず、すべて外れました。
なお、「格」については後半に述べます。

福島牝馬S 振り返り

◎ ビッグリボン 2着
☆ ホウオウイクセル 8着
☆ ウインピクシス 13着
☆ ストーリア 5着

単勝 9 不的中
複勝 9 的中
馬連 9-3.12.13 不的中
ワイド 9-3.12.13 不的中

本命のビッグリボンは大外をまくったものの、ステラリアを差し切れずに2着。
ハナ差で単勝を逃したが、あの内容では仕方ない。
良馬場とはいえタフな芝コンディションだったようで、エリザベス女王杯で2着もあったステラリア、そして昨年2着のクリノプレミアムが3着に入り、実績馬が上位に入る形となった。
人気を集めた4歳馬は圏内に入らず、新興勢力には苦い結果となった。

なんだかんだで"格"

さて、今回の3重賞で唯一本命が圏外となったマイラーズCだが、まさに「格」がモノをいうレースとなった。
着順を見ても、
1着 シュネルマイスター G1勝ち
2着 ガイアフォース G2勝ち
3着 ソウルラッシュ G2勝ち
対して人気で見ると、
1番人気 シュネルマイスター G1勝ち
2番人気 ジャスティンパレス リステッド勝ち
3番人気 ソウルラッシュ G2勝ち
(4番人気 ガイアフォース G2勝ち)
わざわざ実績がない馬をチョイスして外すという失敗をおこした。
いかに"格"が大事かをデータで調べるべく、2020年以降の芝重賞競走の前走クラス別を今回は調べてみた。
なお、対象の馬は私が”勝ち負け圏内の基準"と考える4番人気以内かつ6.9倍以下に絞った。

G1レースの前走クラス別
G2レースの前走クラス別
G3レースの前走クラス別

まずG1レースはシンプルにG1⇒G2⇒G3の序列。
特に近年はG1直行が主流なだけに、それが如実にデータに表れている。

そして今回私がやらかしたG2レースも基本的には格の通りだが、なぜかリステッドは非リステッドよりも悪い。
つまりジャスティンカフェは最もデータ的に悪いものを引いてしまったということになる。
G2の前走クラス別で複勝50%越えはG2、G1なので、やはりG2も格が問われると考えてよさそう。

最後にG3。
これは難しく、G1よりもG2の複勝率が良かったり、非リステッドが61%だったりとかなりバラバラ。
最も格下の前走2勝クラスは複勝率100%だったが、これは2022年CBC賞の3歳牝馬テイエムスパーダ(48)とアネゴハダ(49)で斤量がそのまま結果に表れた。

阪急杯のアグリが昇級初戦で勝利していて感覚が鈍っていたが、やはりG2そしてG1は"格"は重要で、そう簡単に下剋上はできないことを覚えておきたい。
一方G3はそこまで”格”が問われないことも覚えておくと、今後の馬券戦略で役に立ちそうだ。

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