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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

OMORI 感想・解釈・プレイメモ置き場(ネタバレ・都度更新)②

⚠️ 前置き・注意など

  • 目次も含めてネタバレ全開なので、各ルート 1 周はクリア済みでの閲覧をおすすめします。前の記事↓で書いてたこと前提で書いてるので、意味がわからないことを書いてたらそっちの話かもしれません。

  • 現在:一周目サニールートクリア済み、二周目引きこもりルートクリア済み、三周目サニー -> 引きこもりルートプレイ中。随時更新スタイル。

  • 相変わらず記憶違いを含み、書いてることや用語などにも一貫性がありません。10 割自分用メモです。



2024/08/31 (OMORI 3 周年記念コンサート、パンフレット)

  • 三周目入る前にずっと温めてた OMORI 3rd Anniversary Concert を観る。パンフレットも。ずっと無料で公開してくれてるの神すぎる。いつもハマるの遅くて、こういうのももう…って諦めてた。ありがとう…。感想は全体的に語彙がなくなった。

  • 動画の話。

    • ぴょこぴょこ動くニャーゴ可愛いね。ツリーハウスの写真の音よ。微笑ましく見てたら急に心臓冷やしてくる。音合わせの時間大好き侍。

    • マリのテーマにバイオリン乗せてくるのずるい…。原曲の素朴な感じすごく好きなんだけど、オケ版も良いね…非常に…。すぐ泣くので外に聴きに行くのあんまできない。困る。

    • バジルのテーマ。最初の音だけで好き!ってなった。シャンシャンって音なんだろ、可愛い。原曲だと音高くなるところは泣きそうな音になるけど、こっちはバジルの可愛さや強さが全面に出てる感じ。かと思えば写真ムービーのアレンジも入れてくる。Tulip だけじゃなく他のバージョンもやってくれて、バジルも夢バジルも知らない人もなにかも???もみんないるよみたいな感じ。

    • 今回はなかったけど森の通常戦闘とかも聴いてみたかったな。マリンバ、グロッケンと高音ブラスメインのアレンジとか合いそう。

    • フィールド曲メドレー。ジャンクヤードいいなあ。それで盛り上がったところで通常バトルに繋げるのもとても好き。イセカイで初めて戦闘入った時のわー!って気持ちを思い出した。

    • 宇宙ムードに続いてスペボ。ミックステープお前、そういう登場の仕方をするのか。にこにこしちゃった。原曲聴いた時はあまり意識してなかったけど、スペボガチギレシーンの曲(Trouble - NEVER/ALWAYS)にスイハの代名詞ともいえるハープシコードが使われてるの、なんか…いいね…。スペボ戦、こんなに変わる!?ってくらい溢れ出る激情と緊迫感が増しててめっちゃかっこよかった! 低いブラスが良すぎる。え、本当にかっこよすぎでは…原曲もかっこよかったけど音がスペースピコピコ系なのでともすると可愛さ爽やかさも感じられたんだけど、こうなるともはやラスボスの風格。負けを覚悟する。

    • 打って変わって現実パート。現実のフィールド曲は本当に現実(ゲーム外の方)のその辺歩いてて流れてる気がするくらい日常感でほっとする。公園マップの曲も素朴な感じが好き…って和んでたら不良に絡まれたのだわ。びっくりシンフォニーかな。

    • スイハタイム。ドキクエのスイング良い。早送りスイハのテーマ好きなんだけどサントラにはないんだよな…(ツクール側で再生速度を変えられるのでその速度の曲を作る必要がない)。聴いてて改めて思ったけど、ダンジョンと城の戦闘は割と RPG 戦闘曲の定石みたいなものを意識して作ってる気がする。

    • スイハタイム2。ミックステープといいオタマトーンといい、このカップルは…。最初からさいこ〜なスイハ。この曲の時コンマスさんの楽器はバイオリンじゃなくて、これは何だ…音は二胡のような柔らかな東洋みがあって、見た目はエレキバイオリンぽい。わからんけどその音好き。原曲でもハープシコードで落として盛り上がるところがとても好きなので、オーケストレーションによって高低差が大きくなったのが非常に楽しい。楽しすぎる。音の小さい楽器が主旋律の時どうするかの苦心が見える。いやーもう好き。

    • オケ版になると音が豪華になってみんな「こ、このようなとんでもない強敵と戦った記憶はございませんが…」になるの面白いな。

    • サイゴノ楽園関連。オーケストラ向きの曲ばかりで楽しい。めっちゃかっこよくなってる。プルート戦の盛り上がり半端なくてこちらもラスボスの貫禄。かっこよ! こうやって聴くとかつて仲間だったものと戦うどこか悲しげな空気あるなあ…。じゃじゃじゃじゃーんのリズムがものすごく好きなんだ。

    • 高速道路から戦闘に繋げるところめっちゃかっこよくなかった? 今のなになになに!?って思わず巻き戻してしまった。シームレスなメドレー大好き。スライムガールズ戦のオケアレンジかっこいいなあ!

    • ブラスペ。扉部屋の楽器、フライパン…? 違うか、でもフライパンに見える…。サイケデリック AWAY 世界、最初聴いた時みんなそれぞれ自分のパートを練習してるような空気を感じてそれが好きなんだけど、オケ版はちゃんと曲に聴こえて面白い。自宅で流れるマリのピアノ(Do You Remember?)、この曲のアレンジはいくつかあるけど左手の音が優しく穏やかな感じで一番好き。練習とかじゃなくマリが息抜きで弾いてるイメージ。演奏もその雰囲気があってすごく好き。

    • 夕暮れ自宅に行くまでの曲「Crossroads」なんだよな…ってしみじみしながら聴いてた。ハルバル町のマップがああいう形なのあまり気にしてなかったけど、十字路の真ん中に立ってどちらに進むのかって選択肢の意味もあった。そしてああ…うわあ…暗くなっていくのいいね…再現だね…。オモリ戦、オーケストラになると良さが際立つ。後半のグリッチを思わせる音も、邪魔にならない程度に入っていくの好き。こうして他の曲と同じ場にいるグッドエンドを聴くと、やっぱり「Good Morning」は現実のフィールド音楽なんだよなと思う。走る車の中っていうフィールド音楽。

    • バイオリン独奏、実際サニーの腕がどのくらいだったのかは気になるところだったんだけど、プロと比べるのは違うよな…と思いつつも、聴き比べるとサニー(ゲーム)の方は音が途中で切れる箇所がいくつかあって、なんかここではそういうアレンジなのかなと思ってたけど、もしかして弾くの失敗してたのかな。確かにタイトル画面やマリのピアノを聴いても一音だし。歌なら息継ぎし損ねたような。

      • こういうのが初心者ミスなのか、癖みたいな治しづらいものなのか知らないけど、それによってマリがサニーに求めたレベルって変わってくるよなあ。どうなんだろ。どちらにせよお互いがお互いのストレスになりかけてた(もしかしたらなってた)と思うと本当つらい…。でも音楽もバイオリンも好きは好きだったと思う。

    • その癖みたいなのはデュエットではちゃんと治ってる感じがする。でも、最後フェードアウトする時がどうこう書いたけど、そことか 2:00 手前とかはわずかに再発してるようにも聴こえる。そう聴くと事件が起きようが起きまいが発表会で二人の満足いく演奏は実現しなくて、このデュエットはそういう意味でも夢で、癖の再発は夢が覚める暗示なのかな…と思えてやっぱりうってなる。

      • デュエットもコンサートと聴き比べると最後の方の震えた部分はコンサートは綺麗なビブラートだけど、ゲーム版は別の震えが出てきてる。ラストの盛り上がりにサニーの気が昂ったというのもあるだろうし、練習できてなかったために難しいところに差し掛かって緊張した、という表現も入ってそう。

    • わー!アンコール! これのスイハテーマ部分好きなんだ。スイハの顔してスイハじゃないけど、スイハと同じ穴がパフェハにもあるのかな…と思ったりする。きっと体にはないんだけど幻肢のように。

    • わー!わー! My Time も! 嬉しいサプライズ!

  • パンフレットのこと少し。

    • 音楽先行だったの興味深い。アレンジとかは…でもこの感じ本当にほぼ全部できてからっぽいな。確かに素材差し替えすると微調整だのファイル不整合対応だのが必要になる場合が多いので、その方が二度手間にならなくて良い。ブラックスペースの曲は自分も好き。

    • 感情バトル、「感情が見てわかりやすいことと感情を操作する技がある辺り、サニーは感情を出すのが苦手なのもあるけどもしかしたら読み取るのも苦手」で「自分の感情を制御したい・制御できていれば…という願望が現れてる」んじゃないかって書いたけど、ちょっと近いような捉え方はできていたんだろうか。

      • 制御したいというより、複雑ではない感情に身を置きたかったのかも? 自分の感情表現どうこう相手の感情を読むのがどうこう以前に、自分の感情がわからないところもあったのかなと最近は思ってて、単純な感情…たとえば自分がいらいらだとわかれば「お姉ちゃん僕今いらいらだよ」って簡単に説明できただろうなとか。サニーにとっては制御というよりそちらの方が重要だったのかもって気がしてる。多分あの時さえサニーは自分の気持ちや考えをちゃんとマリに言い返せなかったと思うので。

    • 「My Time」OMORI 用に作られた曲じゃないんだ!? そうだと思ってた人の一人だわ…。何も意識しないでここまでマッチするものが存在して見つけられたら、もう人はそれを奇跡と呼ぶよ。セレンディピティだなあ。


2024/09/01 (三周目サニー -> 引きこもりルート開始)

  • 現実初日、ケルがドアを叩くところでセーブをしてたのでそこから。まずは先に次の日ケルの誘いを蹴る(…)パターンから回収。ブラスペに追加があるそうなので。それを確認した後、最初から始めたい。

    • 違いを設けてあるということはサニーの心情にも違いがあるということ。前に書いた時はあのオーブリーとバジルを見ておいてその選択をするのか…?って思ったけど、でも外に出たせいで、逃げたい隠れたいこの人たちに自分の裏切りを明かしたくない…という恐怖が増したというのもわかるんだよな…。このケルの笑顔を消すの?オーブリーを更に泣かせるの?ってなるもんなあ。ひょっとしたらドアを開けるまではあったかもしれない「今日こそみんなに言う」が、外に出てみんなに会ったことでかえって消えてしまった。

  • 引きこもりっていうと日本のイメージは部屋から出ないことだけど、あちこちメモが貼ってあるってことはサニーは普通に家の中を行き来してたんだ。もし皿洗い家事が誕生日のやつだったら二人でそれっぽい食事して、ステーキはそれとは別に残していったのかな。誕生日、自分が死なせた姉が迎えられなかった年齢。ケーキはあっても食べられなかったかも。

  • ケル、頬つねってる? 頭掻いてるだけかな。ここ数か月毎週諦めずによく来てくれてたよなあ…。自分だったらできないかもしれない。ケルの良さって明るさとかもあるけど根気だなと思う。

  • 久しぶりの現実、めっちゃ木、鮮やか!明るすぎないか!って思って歩いてたら、マップ下側はやや彩度が落ちてた。教会付近はまだ鮮やかになる。なんでだろ。

  • 道路危ないぞって止めてくれるの、道路には出られないことをプレイヤーに教えてるんだと思うけど、お母さんのメモにも左右をよく見てってある。ゲーム中で二回も言及されるの少しだけ違和感がある。

    • お母さんの中でサニーが 12 歳のままで止まってることを示してるようにも見えるけど、ボイスメールでは「子供じゃないもんね」って言ってる(まあ 12 歳に言ったとて順当だけど)。普通に 13, 14, 15, 16 歳と成長していく姿を見てるはずだし、他のボイスメールの内容を見てもお母さんの中のサニー像が現実と乖離はしてないと思う。

      • メモは引っ越し前からも貼ってあったかどうか。自室のは少なくとも最近だし、もしお母さんとサニーの会話がなかったことを示唆したいならもう一か所くらい貼ってあっても良さそう。

    • このメモはサニーが外に出る前提のメモで、だったらもっと他に書くことがあるだろうとも思う。なんだろ…洗濯はポケットの中身を出してからとか、寝る前の戸締り忘れないでとか。過保護さと放置気味なアンバランスさで不気味がらせる効果ってのはあるか?

    • 道路関係だとブラスぺ2であなたには関係ないと思ったドアに近い場所に標識があったのも気になる。STOP だから単に見るなという無意識の警告と受け取ってもいいんだけど、なにかやらヘルマリやら散々警告なしに見てる癖にマリの死以上に見たくないものって何だとか、妙に道路の危なさを示唆してくる感じとかを踏まえると、ニャーゴのことを暗に示してるんじゃ…とか。

      • どうなんだろうな。オーブリーの家の標識の方かもしれない。あなたには関係ないも一応はその通りで、サニーがオーブリーの家庭事情をある程度知ってたみたいな。でもそれに対して自分は何もできない。友達のために何もできることがない、でもそれってそう思ってるだけで本当は何もする気がないだけじゃないの?ってブラスぺは言う。どうかな、これも違うかも。

        • あなたには関係ないことって単純にオモリとしての人間関係に存在しないもの、ということだよな。だったらニャーゴでもオーブリーでもなく、あなたには関係ないことだと思ったドアの先は両親関係が一番ありそう。

  • 教会の方に行くとオーブリーたちが走ってくる。気づいてたら自転車倒すくらいの動揺はあっただろうから誰もこっち見なかったぽい。ケル、オーブリーがいるのは知ってるのに会わないようにしたいと言う。

    • バジルの家に行ってる? 絡みに行ったのか。

  • そういえば初めてベッドで起きた瞬間はサニーは夢のことを一切知らなくて、むしろオモリがサニーに対して何か働きかけてくるようなストーリーなのかなって想像してた記憶がある。オモリがいたのは夢で深夜ベッドで目が覚めた方が現実だっていうのは早くに察したけど、現実の方が夢に影響してたんだっていうのは公園でマエガミたちを見るまでわからなかったな。初見の感想残しておけば良かった。

  • ジェイ。ケルの高校のサッカー部部長。バスケもやるけど趣味。あれ、ケル今年からバスケ部入部? 今高校何年目なんだろう。州によって違うらしいけど三年目?っぽいか。バスケは趣味で続けてたけど部活はやってなかった。それもありだけど入らなかった理由があるのかな。

  • 「スペースボーイ船長のゲームとか、スイートハートシリーズの映画とか」が出てた。だからスイハ城に映画館があったのか。映画か…じゃあこの 2 作品がニチアサ系だったんじゃないかってのはないか…? まあでもスペボはコミックがあった上でのゲームなので、スイハもアニメシリーズがあった上での映画化っていうのはあるかもしれない。苗モグラの新作ゲームは年齢制限がかかっている。どうした。人が「あの人はこういうのが好きそう、これは喜ばなそう」ってやってるの見るの、いいね。

  • 人と歩いてて突然ポスター(の中のモンスター)に戦いを挑める想像力。負けてみたけど特に何も起きなかった。ポスターの裏から CD が出てきたことから、サニーは本当にポスターにシャドウボクシングか何かしてたと思う。これ絵で見たいな。描きたい。

  • ペットロックも負けてみる。勝ったことをケルが喜ばない辺り、サニーは強かったのかな。攻略本買う程度にはハマってたぽいけど。

    • 装備しとこ~って装備開いたら素手だった。もちろんこれがジャクソンと戦うイベントある関係で素手になっただけ(現に戦わなければ持ったまま)のただの仕様ってのはわかるんだけど、お店の中でナイフを出すと問題だと思う程度には常識というか現実感を持ってたとすると、なんか……なんかだね。

  • ピザバイト。ユニフォーム着てる時ぐらい自信持ってでマジで自信を持てるサニー、強すぎる。形から入れるタイプかもしれない。

  • ショーンとカレン。最近一緒に住むためにこの町に引っ越してきた。元々この近くに住んでたが、最近同居することになった。偶然かサニーが選んだのはうちと同じ花柄の壁紙。あの壁紙って花柄だったんだ。

  • 全てわかった上で見る現実の幻覚こわ…みんなこっち見るんだよな。今まで笑ってたのに無表情になるやつ。一周目サニールートでは味わえなかった恐怖をひしひしと感じてる。

  • 園芸用ハサミ、伏線かもしれないけど最後の方は忘れてるよなあ。

  • 公園での騒ぎ。ここバジルがキムに頼むんだっけ、返してって言ってくれればいいと言われても、言ったところでだよなあ。たとえ通じなくてもキムの言う通りバジルがオーブリーに言うしかないと思う…。オーブリーのことを第三者に言う時「あの子」なのちょっとおもしろかわいい。ここのオーブリーには負けるとゲームオーバーなのか。チャーリー、エンジェル、ミカエル、キム、ヴァンスには負けた。

  • この辺りケルの決めつけ激しくない?って初見は思ったけど、オーブリーがバジルをいじめだしたっていう前情報があると、それも致し方なしなのかな…とも思う。それにしたってなあ。

    • オーブリーはそんなやつじゃないってケルが思えなくなるほどのことがあったと考えるのが妥当だけど、オーブリーにそこまで酷いことができるとも仲間にさせるとも思えない。でも黒塗り写真を見たらそのぐらいの怒りは当然生まれるよね…とも思う。オーブリーにとってのマリは友達や友達の姉ってだけじゃなく、憧れでもあったと思うから。

    • オーブリーは時々やりすぎてしまう、というイメージがケルにはある。悪いやつじゃないのは百も承知だけどオーブリーが自分自身を止められる心境にないこともわかってる、だから何か起こす前に止めないとみたいな気持ちがケルにはあるんだろうな。

      • この辺りの事前に止めなきゃ思考、マリの自殺を食い止められてたら…みたいなことをケルも考えたことがあるのかもしれない。

  • いい子で待ってたバジルはサニーを見てもまったく嬉しくなさそう。まだ逃げる(引っ越しする)のを知らないのに。行かないでって叫んでそうじゃなくてと取り繕った時の表情、今見てもかなり焦った様子で、大きな声出た驚きもあるだろうけど「行かないで」って引き留めるのがバジルにとってタブーというか、ハードルがとても高いことだって示してる。今でも友達だって言われてサニーをじっと見るバジル。一周目は気まずいのかな後ろめたいのかなと思ってた。

    • アルバムのことを黙ってたって言った時、どこか誇らしげでまるで褒められたがる子供のようだったけど、一緒にいる約束をしたはずなのに引きこもり続けるサニーへの不満はずっとくすぶってたんだ。

  • 教会。ここの曲のうっすら鐘の音がするの好き。

    • 「ここでマリちゃんの話出すやついる?」ってなんか今見るとちょっとだけ違和感あるな。今その話持ち出す?って意味でもなさそうに見える。ここの裏に埋葬されてるのわかってて言ってる?って意味かな。むしろだからこそマリの話が出たって別にいい気がするけど。

      • それはそれとして赤い光のドアの先でとらわれのバジルがいたのも教会か。自宅階段も混ざってるけど。審判を受ける場所があるとしたらここだってサニーは考えた?

    • オーブリーの家庭を考えるのはちゃんと後でサニールートをなめるまで保留で。あのゴミと酒ビンが散乱した家の家族の状況を、あまり考えられないというかなんというか。

    • オーブリーもバジルが写真を黒塗りしていたことは話さない。理由を話せばこの場は去ってくれるかもしれないのに。自分の見間違いじゃないか、誰か別のやつの仕業だったんじゃないかっていう、信じたくない気持ちが多少はあるってことか…。

    • 今更謝られたってあの時の自分が救われるわけじゃないもんなあ。

    • 「ナイフを持ち歩いてるサイコパス」って言われた時のサニーの心情はどんなだったんだろう。グサッと来た一方で、そうだよもう既に自分は大好きだった姉を……って思いもしてたんじゃないか。

    • 教会のひそひそ声はつらいけど、何も知らない人からすればその通りごもっともな言葉たちばかりだし、何も知らないことを責めてはいけないよなと思う。少なくともすべてを見て知ってるプレイヤーには何も言うことはできない。ここで牧師さんが理解を示してくれてるのが、何よりもありがたい。

    • パン屋家族、週一以上来るらしい。ここの家、みんな髪がぴょろってしてる。

  • お墓。ケル…ケルもなあ、明るく朗らかで単純って部分はもちろんあるけどそれとは別に、悪いことを考えないようにするというか、それらをないふりしてのんきに振る舞うところがある気がする。そのせいで本当は考えておかなきゃいけないことも見えなくて、結果無神経になってるような。ヒロの怒声がほとんどよく聞こえなかったという話、実際それもあっただろうし、聞こえたけどショックで耳を素通りさせたのもあったんじゃないかと思ってる。

    • 自分も泣いてるのに両親はケルを気にも留めない。それまでのヒロの状態が深刻だったからというのはわかるけど、ケルの話ぶりからしてそれも割と傷ついてた感じするな。でもそれに気づいてヒロはすぐケルを抱きしめて謝った。このエピソード、ケルがずっと胸の内に秘めていたというのも含めてすごく好き。

    • 「ヒロは、マリの死に責任を感じてると思うんだ」って聞いた時のサニーはどんな気持ちだっただろう。というかここまで正気で聞いてられただろうか。オーブリーとの一件あってすぐお墓行ってこの話なので、もうサニーの心臓爆発寸前では…。ヒロのせいじゃないのには別の意味で刺さってそう。

  • 夕方。教会から出た時の十字架、一瞬イセカイ納屋の鶏部分がない風見鶏が重なって見えた。もしかしてあの納屋は教会を模してたりする? あのマップでも左下だし。とすると知らない人に誘われてた時の回想もハルバルマップと何らか対応してる気がする(左上側でバイオリンもらってたし)。今度ちゃんと確認したい。

    • 納屋が教会だとしたら、お墓がある以上の意味が持たされてる気がするな。墓場じゃなくて教会の中だから。写真立ての先に楽譜台、幸せな家族。写真立ての方にもちゃんと意味がある気がする。かけるタイプ以外で意味深に出てきたのは見た事ある人の写真だけど、ろうそくはないのでそれじゃなさそう。

  • ミカエルと公園で競争。知らなかった。ケルとミカエル普通に仲いいよね。ライバルって言ってたし学校ではこの二人の方が一緒にいる時間長かったりしたのかな。ケルが早いとかじゃなく遅い…サニーとも競争してみて欲しいな。そこのリンゴジュース飲むといいよ…肺にいいから…。

  • ジェイと美少年。夕日のせいかあちこちで恋が芽生えてる?

  • ケルは「フルーツはあんま好きじゃない」らしい。オレンジジョーはどこが好きで飲んでるんだろう。味じゃなくて食感があんまなのかな。

  • チャリーンの家の怪しい男の部屋のポスター、スイハだったりする? 頭にリボンつけたツインテの水着に見える。若干穴らしきものも見えるけどどうだろう、これが現実スイハならドーナツ設定公式だったのかな。むしゃむしゃキング、肉食キングじゃなかった。

  • 前より植物が増えたバジル家。アルバムを一緒に見れると聞いておかしいぐらいに動揺する、黒塗り写真だと思ってるから。開いた時はほっとしたし驚きもしただろうな。見終わってケルが手伝いに行くとバジルがこっち見てくる。これもなんか…一周目と違う視線に感じてしまうけど、これはサニーが何か話すの待ってるだけだよね。話しかけると君が大丈夫か?という顔になっていく。サニーがバジルの両親に会ったことはない。

    • おばあちゃんの部屋で「……そう……な、何でもない」って何を言いかけたんだろう。相談したいこと、とか? 「失うのが怖いものを撮ってたんだと思う」というのが今思えばなのか、当時も思ってたのか。多分おばあちゃんの写真もたくさん撮ってるんだろうな…。

      • サニーが少し何か言ってそれに頷いただけかもしれない。

      • ここに空気が気持ちいい部屋のソファあるけど同じ家具ってだけかな。あれはもう…自分の中ではベッド確定だから…。

    • 「いつか……また昔みたいになれるかもしれないね」ってバジルは多分ものっすごい願いを込めて言った言葉じゃなくて、普段からずっと思ってたような何気ない言葉だったんだと思うけど、サニーは覚えてて最後の心のよりどころにしたんだね。

    • バジルは今の会話で精神が安定してたのに、初めて引っ越しのことを聞いたことで精神がぐちゃぐちゃになる。本当の本当に約束を破ることになるから。笑って驚くのリアルだな…。バジルはなぜか聞き逃しただけかもと言う。知らなかったと言っていいのに。なんでだろう。自分の動揺をごまかしたかったのか、自分が間違っていたとすることに慣れているのか。

    • 洗面所のバジル、さっきの会話全部忘れてる感じする。マリの死を偽装してすぐサニーが来てくれたみたいな、自分は少しも待ってないように思おうとしてる感じ。「また、置いていかないで……」の「また」はサニーが引きこもったことでもあるし、両親が家を空けるのを本当は引き留めたい気持ちも込められてそう。

    • この辺りのポリーがここに来た期間の違い、おばあちゃんの世話のついでにバジルのことも見るのは 2 年前からやってて、正式にそれへの金銭も支払うようになったのが数か月前ということなのかなと思ってるけど、それはもっと前から支払ってくれよってなるね…。


2024/09/02 (現実夜から遊び場まで、バッドエンドの話)

  • 現実夜。ガリガリ少年と元気な少年。夜に抜け出してホビーズ行った再現かな。柄が悪いのと丁寧そうなの、ってのは別にサニーとケルがそうだったわけではないけど、二人の思い出を模したような光景でサニーはガリガリ少年って表現になるのかあ。スーパーが 22 時閉店だからこの子らは割と素行が悪い。というか郊外でこんな遅くまでやってるんだ。

    • 今はともかく 12 才頃のサニーもガリガリ少年だったとすると大丈夫?ってなる。ステーキは好きだけど食は細め? バジルは胃が弱かったらしい。おむぉりもね…あげたのがアサリだったらそんなに気にならないんだけど。

  • 「マリは久しく家に帰ってないなぁ……」は死んだマリはもう家に帰れないということ? お父さんぽい。マリはどこかに行ってるだけで、しばらく帰ってきてないと思って言ったとしたら悲しい。名前が???のセリフはサニーが実際に聞いた誰かの言葉だと思うんだよな。

    • 「まだ家がわかるか?」の方、8 月終わったばかりというのもあってお盆かなと想像したけど違うか。お盆でマリに呼びかけてるにしても「まだ」はないよね。

      • 過去自宅にちょいちょい日本文化のものがあるので、日本人か日系、もしくは日本住みだった設定はちょっとありそう。同じ町のどこかの家にあったようなこてこて日本文化じゃないところが、単なるかぶれではないことを示してるように見える。

    • ちょっと寂しい話だけど、お父さんとお母さんにはサニーがまだ生まれる前の自分たちとマリだけの数年間があって、二人がマリだけを愛してた時間と三人だけの思い出があったし、サニーに向けるものとはどうしても違う気持ちがあっただろうことを思うとなんか…本当…。このゲーム誰を見てもつらい…。

  • ここで階段下にいるマリらしきものも階段ふさぐためにいるのかなって、違和感あまり持たないもんな。それよりも右はやっぱり行けないし、左に知らない意味深なドアがあるって方に目が行く。なにかもいるし。伏線は十分貼りつつも隠すの上手いと思う。

  • 上る途中のクモの攻撃は避けられる。避ける意味はないけど動作設定細かくていいなあ。現れたマリは上から落ちてくるなにかとともに消える。これも真相示唆のひとつだったぽいね。

    • というか恐怖症はすべてマリの死と重なってるというかもはや融合しちゃってて、サニーの中では既に同一のものとなってるんじゃないか。恐怖症は今でも克服できてはないんだけど、事件後は変に悪化してそう。むしろ逆に本物のクモはもう平気だったりして。

  • 恐怖症と戦う時の言葉は、実際のマリが言ってたことを思い出してると思うけど、それがいつかのことかはわからない。バイオリン練習かな…マリが指導しててその時の言葉とか。先生らしき存在が出てきてないので多分いなかった。また習わせてみようというのは、一度やめてることもあってしないだろうなあ。

    • 「いろいろあった」ってなんだろ。マリもソフトボールやめたの悲しかっただろうし受験だの発表会だの色々抱えてたし、こんな風にサニーを労わることで自分を励ましてもいたのかな。そしてサニーにも何かがあった、多分バイオリンと関係ないことで。

      • それがブラスペ2の教室とかに繋がってくるのかも。学校に上手く馴染めなかったとか奇異の目で見られたとか。マリの件以外で嫌な思い出ってそんなにはっきり見えてこなくて、そのぐらいしか想像つかない。いじめってほどのものはなさそうに思う。

    • このクモ左右非対称なのが嫌すぎなんだよな…。よく見ると腕っぽいし。階段を落ちたら…そうだよね…って考えてしまう。

  • ホワスぺ。虚無に身を置き自分の心も平坦になっていく表現。

    • 写真といい電球といいサニーは怖いものを黒く塗りつぶす傾向がある。それが彼にとっての精神安定手段のひとつなんだと思う。落ち着く時も目閉じるし。影が伸びてオモリが目覚めるような表現も、黒く塗りつぶした影から生まれた自分なら最初から後悔も恐怖も飲み込んでしまえる、みたいなイメージなのかもしれない。

    • やっぱり「個体は 2 つで中身はそれぞれ 1 つ、どちらも 0.5」というよりは「個体は 1 つで中身はそれぞれ 2 つ、どちらも 0.5」の方がしっくりくるな。サニーは夢の中をオモリとして歩いている。

  • 96 の WHITE SPACE ってあと 3 日のホワスペだっけ。日毎に違うんだったかな…引きこもりルート入り浸りすぎて忘れてる。

    • このバージョンはかなり初心者向けにアレンジされてて、しかもどこか焦ったように粒がそろわなくてたどたどしい。でもちゃんと丁寧に弾ききるぞみたいなのが感じられる。一番好き。

  • 電球がすでに結構おどろおどろしい。これってマリのことを考えてしまう気持ちが溢れ出てる表現なのか、それに応じて抑圧も強まってる表現なのかどっちなんだろうね。後者かなあ。

  • 「必要な時に現れる」って妙な言い回し。ついでにオトナリルームで気になってることメモしておく。階段が虹色の木琴なのかな、手すりヘビなの今気づいた。怖いと言ってたミキサーがある。豆が何かいまだにわからない。夢の世界に時間は必要ないだろうに時計はある。目玉焼き、???の残骸のファンシー表現じゃないよね…。

  • ショーンとレン。ショーンとカレン。レンはともかくショーンはかなり違う。子ヤギ? ロボット? 二人とも髪の分け目が違う、レンは三つ編みがやや広がってる。ショーンはよくわからない…口が気になる、舌出してる? 現実の二人の身長差は 1px しか違わないけど夢では 2px 違う。レンが夢では 1px 低いのでこの差がある。カレンがこの身長の頃の二人にどこかで会ってて、サニーだけが覚えてるのはありそう。

  • しばらくぶりに遊び場見てみると、かくれんぼ不参加組にそんなに意味はなかったようにも感じる。最初の方のイベントは結構遊びが入ってる気もしてて、ベルリーがくじを渡したときの 3 3 7 のリズムをやりたいがために 4 人抜けてもらったのかなとか。ネブとデイジーがコソコソしてた意味はいまだによくわからない…。わからないことだらけで楽しい。

  • バッドエンドについてはあれからも考えてたんだけど、コンサートパンフで bo en 氏が「My Time」を子守唄のような歌と表現していたのを読んでやっと腑に落ちた感じがする。

    • バッドエンドはサニーが何かを諦めたのではなく「自分を救わない」という選択をした結果だって解釈したけど、それなら「スタッフロールに流れるヘドスぺの空が夢の世界に飛び込んだ描写」だと解釈するのは違うよなあ…その選択をしたサニーは救いを求めてないし、救われるのはなんか違うんじゃないか…とずっと思ってた。「バッドエンドのヘッドスペースは逃げ場じゃなくて、せめて楽しい夢の世界で休もうって作られた」と考えてもみたけど、飛び降りた瞬間のサニーはそんなの望んでなかったと思う。グッドエンドでもバッドエンドでも夢との決別は済んでいたはずで、なのにまたヘッドスペースに戻ったらサニーの決意がその程度だったと言ってるみたいでそれも嫌だった。じゃああれは走馬灯みたいなものだったんじゃないかとしても、現実のことを何ひとつ思い返さないんじゃ、本当に誰も救われなくて悲しい。だからってマリが「自分を許してあげられるよね?」って言ってくれて、オモリと対峙する間もその願いを思い出してたのに、それでも少しの許しも自分に与えることができなかったなんていくらバッドエンドだからってあまりに残酷では…と悶々としてた。でもあの夢の空は夢全体からの手向けの花束で、それと共に流れる「My Time」がサニーにとっての子守唄になったのであれば、救いや許しはなくともきっと安息は与えてもらえたんだろうなと思えて、そう思いながらもう一度バックステージに行ってオモリからお疲れ様をもらってあのスタッフロールを見終わってみて、なんだかようやくサニールートのバッドエンドをちゃんと迎えられた気がした。

      • これに限らずあくまで自解釈の話。念のため。


2024/09/03 (バッドエンドの話の続き、グッドエンドの話)

  • ちょっと書き切れてなかった昨日の続き。

    • 夢の中に登場した生き物たちはみんなもともとサニーの空想の中に住んでいた(モデルはいる)友達(サニーにとってはちゃんと生きててひとりひとり意思を持った)だと解釈してる。オモリはサニーではあったけど既にサニーとは別の、夢の住人の一人。なのでオモリはオモリとして夢に帰って行ったしもう二度と帰らない。夢の住人たちはオモリの中にかつての友達だったサニーがもういないことを知り、彼を悼む花束を送った。みたいなことを言いたかった。

  • そういうバッドエンドがあった上で、グッドエンドがあるって考えるとグッドエンドの意味ってとても大きいなと思う。コンティニューするかしないかの選択が「自分を救うか救わないか」「自分を許すか許さないか」って選択だったとして、どちらを選んでもサニーの選択だとは思うんだけど、マリやみんなの言葉を大切にとっておいて思い返して、その上で「コンティニューする」を選んだんだと思うと、決して告白した後に何が起きるかがどうでもいいってわけではないけどそれだけでもう…本当良かった…頑張ってる……と思う。

  • この「救うか救わないか」「許すか許さないか」はマリを死なせた罪のことじゃなくて(本人にも誰にも許すことはできないと思う)、生きてみんなに全てを告白して前に進むかどうか、自己嫌悪する自分のことも少しでも好きになれるよう努力してみるかどうか、現実でもマリを想うことを自分に許すかどうか、みたいなこと。演奏を通してそれをオモリに伝えて伝わったからオモリはサニーの中に溶けて消えていった。でも個人的にはこのエンディングでもオモリは夢の世界に帰って行けてたらいいなと思う。オモリがいないとみんな寂しがるので。

    • みんなに全てを告白することは必ずしもみんなのためにならないのではと思ったことも少しあったけど、それよりみんなの中ではマリは自殺した人で、みんなはそれを止められなかった人たちで、それを背負わせたままの方が余程罪深いと思う。だから罪の告白はサニーがずっとやらなきゃいけなかったことだったと思う。

  • 多分原文だと「あっ」ってなったのかもしれないけど、この「コンティニュー」ってただのリトライみたいな意味の(つまりメニューの名称としての)ものではなくて、サニーが二度もバイオリンを続けられなかったことに繋がってると思ってて、これは想像だけど他にも根気が続かなくてやめたり逃げたりしたことが度々あったんだと思ってる。失われた図書館でも少しだけサボりぐせ気質がほのめかされている。そんなサニーがあの一番つらく苦しい局面で「続ける」を選択できたって、本当にすごいことだと思う。だからといって、続けない方を選択してもそれは今までみたいな「何もしない」でも諦めることでもなかった。あくまで続けることをしないと決めた、続けた先にあるものを自分は求めないと決めた、ということなんだけどそれはみんなやプレイヤーからしたら寂しいんだよな…。

  • 「コンティニュー」するかしないかをサニーが考えてる時、誰かのことをあまり考えてはなかったと思う。考えてなかったというか、これは誰のためにする選択でもないあくまで自分のための選択なので。もちろんこの選択は誰かの選択も変えてしまいかねないものではあったけど。

    • それとは別に、サニーは自分が死んでもみんなはマリが死んだ時ほどは悲しまないと思ってたんじゃないかな。この選択のベースが自分だけになったというのは、それもあったんだろうね。そんなことないのにね…。バッドエンドを選んだ場合、残された三人(悲しいけどバジルは後を追うと思う)はサニーが外に出たことをきっかけにまた繋がることができてるので、せめてそのまま続いて欲しい。

  • 作中サニーの心情はサニー自身の言葉(考え)と、幻覚に言ってもらいたいことを代弁させるので汲み取ることができるけど、それ以外にもサニーが言葉にしなかったことだってたくさんあったと思う。たとえばケルが話してくれたヒロの話にあった「ちゃんと自分の体を大事にするようになって」とか、オーブリーの「もうちょっと外に出て太陽の下で健康的な生活をする」とか、ちゃんと覚えててグッドエンド後はそういうことも意識するようになるんだろうな。自分を大事にした上で今まで逃げてきたことにも向き合えるようになるならそれが一番いいよ。


2024/09/05 (友達、ヒバナ森〜ドキクエ付近)

  • クリスの両親は金髪でクリスも根本が金髪。当然現実に染めずに青い髪の子はいない。サニーが前に会った時は金髪の時だったかもしれない? どうなんだろうな、ブラスペ浜辺の子とかあんまり重要じゃない気もしてきたし、そもそもクリスじゃないんじゃないか…。

    • お友達の顔を思い出す……のも、ケルヒロオブバジを思い出してるだけかなあ。クリスのことは一旦置いておいてもいいかもしれない。

    • ただ、クリスが友達にもらった嬉しさがクリスからサニーに受け継がれた、そういう…なんだろうな…人間同士の繋がりはないけど、友情っていう概念だけで友情が繋がったみたいな…そういうことだと考えてみる。ふわっとした表現しかできないけどそういうのすごく素敵だと思う。OMORI と My Time が繋がった無意識の力みたいな。

  • スクールバスに乗るイラストにキムやチャリーンの姿があるので、同じ学校だったならサニー自身と関わりがなくても森の遊び場に彼らが反映されてることに不思議はない。その子と別の友達が話してるのを聞くこともあったと思うので、誰と誰が仲良しで誰が何を好きか、たとえばキムがヴァンスと兄妹でオーブリーと仲良くしてることとかも前からそうだったし知ってたんだろうな。

    • ということはサニーは現実で 5 人以外の友達を新たに作る気はなかったけど、周りのことは事細かに観察して覚えてて、夢ではみんな自分の友達にしてたのか…。こう書くとめちゃくちゃ寂しい感じになっちゃうんだけど、4 年経ったらそれが本当になった(プレイヤー次第だけど)ってのいいね。

    • 森の遊び場にエンジェルがいないのはまだ会ったことなかったからかな、ネブと髪型は似てるんだけど別人だと思う。もし今のエンジェルならシャーリーンやミカルと全く交流がないのは変だし性格も違う、過去のエンジェルだとするなら大き過ぎる。サニーはその辺りちゃんとしてると思うので。逆に言えばやっぱりモデルが現実のこの人だって確実そうな夢の住人は、サニーが引きこもる前に出会ったことのある人と考えて良さそう。A=B、B=A は成り立つ。

      • この出会ったことある云々メインキャラたち以外のこと云々は、制作過程で消えたものもあるんだろうなあ。開発当初は町にいる色々な人でパーティ入れ替えられる構想もあったというし。

  • 完全な初対面(というか初見)じゃない人に現実で再会した時、夢に登場させた後に全然違う情報が入っても齟齬が起きて困るので、だから一旦この人は別人ですよって感じで名前を更新しない説。どうだろう、後から違う要素が出てきても夢の世界はアルバムの時期がベースだから、齟齬はあって当然という気もする。そんなこと言ったらオーブリーはどうするのって話だもんな。

  • ヒバナ森から次の現実まではちょっと早歩きで行こうかな。

    • ヒバナ森の植物ってポインセチアか? イルミネーションもあり、プレゼントもあり、一応赤と緑でクリスマスカラー。ヒバナ森ってクリスマスだったのかも。ドーナツの木とラフレシアは知らん。

      • もしそうだとしたらクモの巣と霧に覆われて、色もくすんでるのは思い出したくないとか思い出せないってことかな。特にクモの巣はブラスペでも張ってて何度切っても入れないようにしてあったから、あれほど強くはないものの拒絶を意味してる気はする。

    • 出口付近のマリ、通りすがりの影に聞いたとか言うのどきってするよね。「あ〜……」のごまかす笑顔が余計に。この影って初見はなにかの方かと思っちゃったけど(ナエモグ村でなにかの絵もあったし)、知らない人の方だよね。どのくらい認識してるんだろう、バジルじゃなくて電車や海にいた人たちみたいなののこと言ってたのかな。

    • 避けるオモリについては前に書いたので割愛するけど、やっぱ落ちてくる結構前に避けてるんだよね。余裕のある避け。落ちる場所がわかってて避けるほどのスキルはないだろうし、わかってたらそもそも避ける必要がない。でもこの演出自体はちょっと好きなんだよな。

    • 苗モグラがとうふ好きとかとうふから生まれるとか洗濯物臭いとかサニーの独自設定なのかな。いや、バジルの家の冷蔵庫にとうふ入ってたなあと思って。頭の双葉といい、薄目で見るとバジルみがないとも言えない。洗濯物臭いのはちょっとわからんけど…どちらかというと土とか草の臭いが染み付きそう。

      • バジルが洗濯物臭くなるとしたら家のことやっててみたいな? なんかありそうな話にも思えてきた。ポリーが来るようになったのはせいぜい二年前で事件後。バジルの両親はサニーが見たことないレベルで家にいなかった。これが夜は帰ってきてたのかちょっとわからないけど、少なくとも日中の家事(と、当時どのくらい必要だったかわからないけどおばあちゃんのお世話もかな)はバジルがやってたと思われる。

      • しかし人の家の冷蔵庫を開けるのってちょっと抵抗あるよね。タンスや宝箱は平気だしツボはいくらでも割れるんだけどなあ。

    • あ…そうか。ドキクエのステージはサニーの独奏のステージと同じなんだ。椅子とカーテンの模様が同じだから多分そう。そこに穴があいて落ちるのか…。しかも最終的にドキクエというイベント自体は完遂できてない(スイハは一旦満足したけど)。

      • 発表会もこのステージのはずだったのかな。なんで知ってるんだろう。リハーサルは…こういうのは当日開始前にやりそうだけど。それこそあのバイオリン投げ捨てた時間帯とか。バックステージ出てくるし見学くらいはしたのかも。それとも会場って実はサニーの身近な場所だったとかある? 学校とか。

    • 初見は「いやー苗モグラじいや殺したの自分たちなんだけどな、よくみんな静かに聞いてられるなあ」ってちょっと笑っちゃってたんだけど、怖いイベント。もろサニーの擬似体験。擬似体験はいいんだけどみんなも共犯になってるの、別の嫌さがある。

      • エネミーって倒したら死んでることがここでわかるけど(あとリーフィの話とか)、夢の世界ではそれがライトな行為として描かれている。マリを殺した罪悪感を少しでも減らしたくてそうしてるのか、元々夢ではそんな感じだったのかどっちなんだろう。エネミーはトーストにはなれないのかな。

      • 「我々の大切な人」で「みんなの憧れで、みんなを鼓舞してくれた御仁……みんなに愛された」苗モグラじいや。今見たらあからさま過ぎるくらいマリを表現するワードと被ってたね…。

    • 独奏ステージと同じだって思うと、ツムリンの何度でも登場する感じは「オモリは屈しなかった」を連想しなくもない。ツムリンだけ不評なところもなんだかサニーが自分をそう思ってる感じ。電源が切れてやり直し、ツムリンはもういないけどもっと良い代わりがいる。このシーンはお笑い要素としてあっていいんだけど、別にないならないでもいい。意味があって入れてるはず。

      • この場においてスイハはマリ、苗モグラ 2 匹はケルとオーブリー、ツムリンはサニー、ヒロはヒロを演じてて、自分なんかいなければよかった・自分は誰にも選ばれることはない、みたいなチクチクなのかもしれない。そうするとステージって舞台装置はよくできてるな…演じるのといい、座ったまま見せつけられるのといい、本人じゃないと言われたらそれまでなのといい。

        • そんなに完璧な演奏がしたいならヒロに立たせればいいのに、と思ったこともあったんじゃないか。

        • もしかして電源引っこ抜いたのサニーの意思だったりして。

    • プラグを差した時の「ほら見ろ!努力は報われるんだよ!」は実際には意味のない努力をしてただけっていう…。これも初見じゃお笑い要素にしか見えないけど、わかった上で見るとなあ…。一回目ケーキちゃんと作っても失敗になるし、合唱練習は練習して良い感じに披露できたのに本当の結婚式では使われないし、何度も行われたドキクエは結局元鞘に収まるし(まあ…しかも別れるし)。スイートハートのパートは全体的に「無駄だ」って言われ続ける感じ。

      • OMORI 全体的にそういうところある。ホラーじゃないところの方がずっと精神的ダメージが強い。そしてそれ自体は何もサニー特有のものじゃなく、とても身近。

    • クリスマスを台無しにするのもね…なんかね…。プレゼントだし。

    • 苗モグラの学校、絵のなにかにばかり目がいってたけど、描いてるのサニーだったのかな。授業に集中せずいたずら書きと空想。

    • そうするとここで苗モグラが全滅する可能性すらある B.E.D. が手に入るのも何か意味があったりする? 引きこもってしまうのはベッドがあるからなんだという…そういう言い訳じみたことだとか。

    • ドキクエ入り口のつるが巻いてる柱、ブラスペ白黒教会の柱と同じだった。でも汎用って言ったら汎用なのかな。でもこういう柱は教会にも修理屋にもなかったと思う。花も同じだけど花は汎用ぽい。床も同じっちゃ同じだけど、これは教会の床か。

      • ブラスペ白黒教会の細階段の下は教会の説教するとことほぼ同じだった。大階段も現実の教会は階段じゃないだけで同じ。

      • ドキクエ会場自体が教会っぽさあるんだよな…事実結婚式したし(追悼もしたか)。椅子は違うけど間取りというかなんというか。左右から一段上に上がれるところも似てる。

      • 審判を受ける場所があるとしたら教会だとサニーが思って白黒教会ができたんだとして、教会はドキクエ会場でもあり、教会の説教するところはドキクエステージでもあり、ドキクエ会場およびドキクエステージは独奏ステージでもある。ドキクエもまた裁きを受ける場所ということ? 確かに候補者の審査って点でその面はある。そういうことかも…。

        • 年齢とか…法的にどうか知らないけど、サニーとバジルが公に罪に問われなかったことを考えると多分内々で処理できる程度で済んでて、それなら自分に裁きを下せるのは神様しかいないってなるか。ハルバル、割と噂好きも多いので誰も知らないならそういうことだよね。よく隠せたなあ。

          • そういえばバジルの両親は知らないのか…? 知ってたら今の状況はないというか、バジルの精神がもはや壊れてたはず。ということはそもそも警察が入ってない可能性もあるのか。両親だけが気づいて自殺偽装を黙認した。ひえ…。この辺りの両親の葛藤を想像すると凄まじいな。関わったのが自分の子供だけじゃないって点も含めて。

          • これは是非が問われる話かもだけど、自分の罪に相当する罰を受けられないってのは不幸だと思うんだよな。

        • 教会、ピアノあるしマリが来て弾くことあったとか。勝手に弾いちゃまずいよね、家にピアノないわけじゃないし。なかった頃があってその時は弾かせてもらってたならあるか? でもそんなエピソードあるなら牧師さんが「なるほどあの時の…」みたいな事情察しムードくらいはあるよね。


2024/09/06 (苗モグラじいや、マリの死とサニー、トゥルーエンド後)

  • 久々に苗モグラじいやの追悼見てふと思ったんだけど、この旅は今までに何度も行われていたけど「追悼イベントをするために」苗モグラじいやは毎回殺されているとしたら、ものすごく怖いね。

    • というのも苗モグラとは二言三言やり取りあったのに、苗モグラじいやとは何の会話もなく戦闘入って、メタ的にはやる気解放のチュートリアルとして登場しただけなんだよね。特に理由の無い暴力が苗モグラを襲う!とはいうけど、この配置の雑さってもう……そういうことじゃない?って思ったら、そうにしか見えなくなっちゃった。こんな風に旅の最初に配置しておけば、いつか旅のどこかで追悼イベントができるだろうっていう、幼稚で自己中心的な発想だったとしたら、むしろ自分はサニーのことが好きになってしまう。

      • サニーにとって追悼はかなりやりたいこと(現実ではできないから)で、必須イベントだったと思う。

    • 夢の世界では死は重くないけどその記憶は残り、怨嗟はナラクに沈んで今も泣き叫ぶ声が響いているみたいなことを知らない人(ハンフリー後の渦の先の声)が言ってて、それって真実を知ったバジルや安全地帯を離れたマリのことを指してるのかなと思ってたけど、もしかしてこういうことだったりする?

    • 苗モグラは現実でも雑に扱われてるけどサニーの想像力はそこに命を持たせてしまった。ナラクにいるチョウチンアンコウは???ではないので、元はエネミーたちの集合体だと思ってて、ナラクではかつて軽い気持ちで亡きものにした彼らの成れの果てに苦しめられる。

  • サニーは事件からただの一度もマリの死を悲しむことができないままでいたと思ってる。「男の子が部屋の隅っこで泣いている」は恐怖や後悔から来る涙だったと解釈(もしくは別件かな)。病室のベッドで起きて涙したあの時になって初めて現実でマリを想うことができた。それ自体は良かったね長かったね…と思うけど、サニーが実際過ごした四年間を思うと長かったで済む話でもないんだよな。

    • 作中はたった四日間なのにとても長く感じる。夢パートもあるからそれはそうなんだけど、現実パートも立て続けに色々起きて長く感じる…ように設計されているのかなと思う。引きこもりルートの日中の過ごし方を見る限り、今までも別に自堕落に過ごしてたわけじゃなさそうで、夜しか夢の世界に行けなかったならどう過ごしてたんだろう。家事リストは毎日のものだったのかな。引きこもりルートをそのまま四年間にコピペしたようなものだったなら、オモリだから何でもなかったってだけで逃げというよりもはや拷問なのでは?

    • 棺の中のマリがヘルマリになってわーって出てきたのが象徴的だけど、彼女を悼もう悲しもうとすればすぐに罪悪感や後ろめたさ、発覚の恐怖が頭をもたげてくる。苗モグラじいや(人系キャラじゃないエネミー)の追悼式典って形にでもしないと、死を悼む行為すら正視できない。まあそれすらも自分が殺してるんだけど…。

      • サニーの擬似体験じゃんっていったけど、あれはサニー(オモリ)にとってもマリの葬儀の擬似体験だったんだろうね。

      • この悼めない悲しめないっていうのは現実だとより顕著だったはずで、多分だけどサニーは絶望や憔悴、後悔といった表情は見せても、悲しんだり泣いたりしてるところは一度も見せなかったんじゃないかなと思う。誰の前でも、一人の時も。

        • お父さんはそれをサニーはマリのことを少しも悲しんでない、それより自分の罪が露呈する恐怖の方が上だ、と捉えてそれで出て行ったのかもしれない(出て行ったのか自体が不確かだけど)。「お前のような息子はいない……」も自殺偽装だけならもっとこう…突き放すんじゃなくて間違ったことをしたんだって諭さなきゃいけないはずで、でもそれが通じないと思うような状況があったのではと思うなど。

        • そこをいくとお母さんの方もね…守るためとはいえ罪を償う機会をなあなあにしたようで、隠したこと自体は自分はあまり好きではないんだけど。その是非はともかく、せめて残された息子は守りたいって気持ちは否定できない。お隣の状態も知ってただろうからさぞかし胃が痛かったと思うよ。

          • というのもあるし、結果論だけど引きこもった四年間のインターバルはみんなを救ったんじゃないかなっていうのがある。もし事件当時に何もかもが明かされてたら友情はあっけなく崩壊してただろうし、ケルに翳りがあればヒロの再起も危ういし、オーブリーはきっと今にも増して不良の道に進んでた。サニーもバジルも気持ちの整理が何ひとつつかないまま死を選んでたと思う。

    • デュエットも、今までできなかったマリへのお別れがようやくできた場面だと思ってる。できなかったデュエットをやれたという意味もあるけど。であればあれがサニーの幻想のマリだったとしても OK だし、むしろその方が自然だな。夕暮れの自宅でマリからサニーへのお別れはちゃんともらえてて、あとはそれに対しサニーがお別れを返せるかどうか、サニーの感情の問題しか残ってなかった。

  • 個人的には、マリを死なせた(あるいは殺した)罪自体は亡くなった本人にも彼女の家族や友人、恋人にも誰にも許すことができないものだと思ってる。ケル・ヒロ・オーブリーに許すか許さないかを決められるのは、大切な人を奪われたこと、今まで黙っていたこと、裏切り続けていたこと、自殺偽装でマリの名誉を傷つけたこと(自殺するような不満か問題を抱えてたと周囲に想像させたという意味で)、全部ひっくるめて自分たちやマリを傷つけ続けていたこと、への怒りと悲しみに対してになるのかな。自分たちがどうだったかに対してぐらいしかない。

    • ただこの告白で彼らが許すのか許さないのか問題みたいなので無視しちゃいけないのって、サニーも大切な人を奪われた(奪ってしまったなんだけど)一人だってところだと思う。当然だけどサニーもバジルもマリが死んで悲しいんだよな。たとえばマリが不慮の事故で亡くなってたら、サニーはヒロと同じかもう誰の声も届かないくらい悲しんでたはず。自分にとってなんでもない人間だったらあんなに何度も夢の中で求めないし苦しまない。サニーも悲しいからなんだ人が死んでるんだぞって話かもしれないけど、でもあの 3 人は「サニーだって一番大切な人を失ってしまった、それも自らの手によって」ってところにどれだけ時間がかかったとしても行き着く人たちだと思うんだよね。

    • だからトゥルーエンド後を想像すると、3 人の怒りや悲しみには許せたものと許せなかったものがあっただろうし、それは最終的には「サニー(バジル)を許そうとしたけど許せなかった、これからも許すことはない」になるかもしれないんだけど、同時に「サニー(バジル)の中にも自分と同じ喪失がある」こともわかってて、最も憎い加害者でありながらも同じ悲しみを抱えた友達というのは変わらないんじゃないかなって気がしてる。

    • それもそれで別の苦しみが始まるような気がするけど、作中で数々の「心から大好きなはずの人を心から嫌ったり憎んだりする瞬間」あるいはその逆で「もう見捨ててしまいたくなるほどの人なのに愛し続けている」ことを描いた表現があったのは、そういうことだと思う。トゥルーエンド後のみんながどうなるかは作中でちゃんと示唆されているよ、ということだと思いたい。


2024/09/07 (バイオリンを落とした動機、夕暮れ自宅も幻想)

  • そういえばバイオリンって階段の上から投げ落とした、でいいんだよね。叩きつけて二階に行ったじゃなくて。サニーの細腕じゃ流石に壊れないもんな。二人とも最初から上にいた。もしマリが下にいたならバイオリンをそのままにわざわざ上にサニーを叱りに行くのは不自然。バイオリンを示しながら「サニー、降りてきて!」となるはず。

  • 例えば、出がけに自室で二人で何か話しててサニーが激昂してバイオリンを捨てたのかな。練習はバイオリンもピアノ室だったと思うので、弾いてて注意されてぷっつんしてってことはないんじゃないか。

    • 発表会当日、ペアの相手の技量は不十分、そういう時に何を話すだろう。最終併せをするためバイオリンを持ってピアノ室に行く道中だったか、もう出発するって時だったか。時間がないからこそマリは責めるようなことは言わなかったと思う、そういう時こそ励ますような人なので。でも「今からドキドキするわね、失敗したらどうしよう…みんなには完璧な演奏を聴かせたいのに」みたいなことは言ったかも。

    • 自分がいるせいで完璧な演奏をマリはできない、自分さえいなければできるのに、みんなが待っているのはマリであって自分ではない、自分さえいなければ……って思考になって、それでじゃあバイオリンがなければ演奏できないって思って落とした。

    • 練習が嫌とかうまくいかない憤りからだと思ってたけど、もちろんそれもあっただろうしプレッシャーも原因だったろうし、でもひょっとしたらそういう思考の流れもあったのかもしれない。

      • ドキクエってそういう意味だったんじゃないか。停電復旧後ツムリンと入れ替わったヒロは、(サニーが思う)マリにとっての完璧な演奏のメタファーだった。でも結局それもスイハ(=この劇におけるマリ)は得られなかった。

        • そうなると夢の各地でのヒーロー行動、ヒーローザウルスとかも、そのままヒロのことを指してない可能性あるか? とはいえ舞台を降りたスイハがどこまでマリの役でいるかわかんないので、ヒロはヒロかも。舞台上にいない時のスイハはただのスイハな気がする。

    • サニーは多分マリにどうしてこんなことをしたのか訊かれても、答えなかったと思う。というより答えられなかった。色々な気持ちが綯い交ぜになった結果のことで説明ができなかった。

  • バイオリンがなければ演奏できない、だったらバイオリンを壊せばいいというのが子供じみた自棄のような発想ではなく、その時は本当にマリやみんなのためになると思い込んでやってしまったという可能性。自棄でも考えなしの行動でもなく自分で考えた上でやったことだった、だから認めるのが怖いし、自分を許すことができない。

    • もしそうだったら、それは誰かを思っての行動だったが魔が差して生まれた最悪の策で、相手は喜ぶどころか自分から離れる原因になってしまった、という点で綺麗にバジルと対になるんだよな。違うのは、バジルはまだサニーのために動けるけど、サニーにはもうその相手がいないこと。

      • 魔が差した、その魔にバジルはずっと囚われ続けている。それが自分だって気づけないでいるから。

  • 夕暮れ自宅は臨死体験的なもので、あれだけは現実じゃないけど現実だったと思ってた。その根拠は夕暮れ自宅のマリの「自分を許してあげられるよね」が、大切にするのマリの言葉だったから。でも若干の表記揺れがあるのはずっと気になってるんだよね。

    • 大切にするではエコーがかかってるとか消えかかってるとか、そういう表現なのかな。でもサニーに限って今更そんな変な演出はないと思う。原文はどうなんだろう。

  • そもそも夕暮れ自宅でマリの魂とサニーだけ話せたというんじゃ、あまりに都合が良すぎるんだよな。都合というか虫が良すぎる。そうか……そうだよな……夕暮れ自宅は臨死体験説、自分の中で今なくなったなあ。

  • 現実じゃないなら夕暮れ自宅のバジルとマリも、サニーが言いたかった言葉聞きたかった言葉を代弁してるということで、それはそれでやっぱりいいんだよねここの描写は…。

    • バジルが言う、アルバムをあげた以降も手伝おうとする度にいつも足を引っ張ったというのは、残りの写真を返してもらいに湖に行ったこととかを言ってると思うんだけど、バジルは自分のために動いてくれていたというのをサニーがわかってるということなので、すごくいいなと思う。ただの写真じゃなくて本当にあった思い出だって言い切ってるのも、願望かもしれないけどサニーがそう思いたいというなら希望がある。「一緒に新しい思い出をつくろうね」はサニーがバジルに自分もそうしたいと思って返した言葉なんだろうな。

  • 大切にするの「自分を許してあげられるよね」は夕暮れのピアノ室の文脈とは違う形で、でも現実で実際に言われた言葉ではあるはず。状況が想像つかないけど、こうして何度も思い出してるのはサニーが許されたいからじゃなくて、事件付近の事に関係あるからだと思う。

    • バイオリンを壊した時、当然だけどマリは正直に自分がしたことをみんなに話さないといけないと諭したと思う。夕暮れのピアノ室はまさにその時に言われたようなことなんじゃないかな。というか、そろそろ時間だよからそのままバイオリンを壊した直後に当てはめても、それっぽいんだよな。そうなのかも。

      • みんなからもらったバイオリンをサニーが壊した。それは自分自身の意思と考えだった。そうと認めるのは怖くて大変かもしれないけど、まずは自分で自分を許してあげよう。そうしたらみんなに正直に話す勇気もきっと湧いてくるから。みたいなことをマリは言ってくれたんだけど、サニーはその怖さを克服できなかったし、もしかしたら聞きながらみんなもマリも本当はその方がいいのに…ってまだ思ってたのかも。それで逃げようとして、話はまだ終わってないって立ちふさがったマリを……。

      • サニーがずっと正視できずにいた真実というのも、マリの死の真相というよりはこっちだと思うんだよね。バイオリンを壊した時にしっかり考えてたかどうかはさておき、全部自分の意思が引き起こしたということ。衝動的という言葉に逃げるなって。

      • 「自分を許してあげられるよね……ね……サニー?」って訳のニュアンスかもしれないけど、聞いてるかわからない相手に呼びかけてる感じがする。


2024/09/08 (スイハパート周り)

  • トゥルーエンドでバジルが目覚めたのどういうタイミングだったのか、あまりよくつかめてない。まず自分がマリを突き落としたって告白するのはいいとして、偶然一緒にいたバジルが自殺偽装しようって言って二人で裏庭に運んで吊るしたって、バジルが寝てる側で言えるかな…。とはいえ突き落としたところまで聞いたみんなからしたら、じゃあ自殺じゃないじゃん…まさか…ってなってるところなのにあんな笑顔見せられたら怖すぎるので、全部話したかこれから話すかのどちらかなんだろうな。

  • 赤い水は血だったりして…とは一周目でもちょっと冗談のつもりで思ってたけど、本当にそうだったりするのかね。それでも不思議はない。

  • スイダンの拷問部屋、なんでなにかが出てくるんだろう。なにかは吊るされたマリに端を発してて、その姿を見た時の衝撃、罪悪感、恨まれているはずだという恐怖、それでもマリは自分を見守ってくれてるというある種の背徳感のようなものなどが合わさった幻想で、つまりサニーにとってはマリそのものなので基本的にマリや恐怖症関連で出てくると思ってる。それと関係なさそうなところでも出てくるのは謎…関係あるのか…?

    • 地下っていうか深い場所であるほどサニーの心が見えるはずで、スイダン自体が結構重要だと思うんだよね。オレンジオアシスの YOU DID IT! もだけどヒヤリとさせられるのはそういうことかなって。

    • アビーの触手がある場所ということもあり、何か特別な意味を持たされてそうだけどわからん。特にここは赤いナイフがあるので、かなり重要な感じがする。

  • スイハからスペボへの未練が強そうなのが気になる。スペボからよりも強い。恨みを込めたような未練。でも完璧な自分を捨てるなんて許さないのダワ!とかじゃないんだよな、スイハが振ったらしいから。

    • スペボ=ソフトボールだったりしないかな。膝を悪くしてソフトボールできなくなってスペボみたいに寝込むこともあったけど、吹っ切れたように明るく振る舞って、でもサニーはマリがスイハのようにずっと未練を持ち続けてるのを知っている。結局添い遂げず、他に無理やり好きになれるもの作りに行く仕草になるのもすごくそれっぽい。もうできないって言われたものの諦めきれず、駄目だったら諦めるからって一回だけやらせてもらったけどやっぱり難しくて、悔しさを忘れようと違う趣味を探してるみたいな。

  • ブラックキー取った時のバジル部屋の黒塗り写真、バイオリン弾いてるのが一番念入りだけど、ピクニックでマリとヒロが手を重ねて笑い合ってるのも特に寄り添う辺りが執拗に消されてる。ヒロへの憧れや友情の思いはあったしヒロがマリの恋人で良かった思いもあったんだろうけど、同時に姉を取られた嫉妬も抱いてた。マリは受験で忙しくなり、会える時間があったらヒロといるのを選んだだろうから。

    • ここでオーブリー単体の写真が 2 枚もあるの気になる。ペンのかすれ具合からしてバジル誕生日とかは最後の方ぽいんだけど、スイカオーブリーも同じくらいかすれてるわりにしっかり塗りつぶそうとしてる。オーブリーの笑顔を見る資格がないという思いがあった? それとも髪型が似てることもあってぱっと見マリに見えた? 後者だとするともう写真というか思い出をあまりよく認識できてないまま、とにかく塗りつぶしてたのかもしれない。

    • 城のイチゴケーキってバジル誕生日のものだと思うけど、自分の誕生日ケーキはそんな印象的じゃなかったんだろうか。

  • 城の柱とシャンデリア。教会と同じだなあ。

  • マキシマスと戦うためのイベントのうち 2 つは「専門家」がキーワードになってる。ケル、オーブリー、ヒロの力が必要になる。逆にスイハパートを抜けるまでオモリの力は必要ない。ふむ。

  • スイハが自分と結婚するって言ってオーブリーが出てくるのはちょっと気になるんだよな。ヒロが出てくるのはおかしいしケルは興味ないだろうし、オーブリー以外にいないっちゃいないけど。

  • ケルも時間の無駄だったって言っちゃうもんな。

  • ロココ、スイハと姉弟のように一緒に育って一方的に恋愛感情を抱いてて(結婚の約束はしたと言ってるけど)、他に興味のあるもの好きなものができたスイハはロココに構わなくなって…っていうのはちょっとどころじゃない意味深さなんだよなあ。

    • どうだろう、ロココがサニーだとして恋愛感情というよりは姉への強い甘えのように見える。恋愛感情だったらもっと自立を自分に強制するんじゃないか。必ずしも夢の中での感情は現実に当てはまらないと思う、というのもまったく同じにすると夢の住人に演じさせる意味がなくなってしまうので。

    • 逃げる技術を身に着けたけど、逃げ続けられるほど現実は甘くなかった。すべてに意味はある。抽象的だけどなんだろうなここ、現状を言ってるのかな。かびたパンととうふだけで生きてきたは関係ないと思いたい。

  • 失われた図書館もイセカイの納屋も灯台もかつて真実があった場所。多分最初は恐怖症によるルート封鎖はなくどこにでも行けて、リセットの度に一つずつ恐怖症で行けないようにしていった。ここまで来たのは久しぶりってことから最初に封鎖されたのは水。灯台周りが寂れてるのも一番古いからかも。図書館は二番目かな。そこに辿り着くまではバジルは同行してたんだろうか。ピクニックに縛りつけるのは引きこもりルートが初のようにも思える。

    • 今回はともかく灯台や図書館ではかなり真実が隠されずに明かされたと思ってて、その時はバジルだけでなくケルたちも一緒に消してリセットする羽目になったんじゃないかな。どうなんだろう。

  • 水玉のマグカップってお母さんのかな。ストライプがお父さん、水玉がお母さんを表してるとかある? 単に母性父性、男女ということもあるか。

  • ブラックジャック、サイゴノ楽園だなあ。お父さんのお下がりパソコンに入ったゲームがほぼベースになった世界。やっぱり社長はお父さんかな。


2024/09/10 (〜シンエン井戸まで)

  • 2 回目のケルの誘いを無視して引きこもりルートに行く。現実の今のケルをもう知ってるのにドアの外を想像する時は夢ケル。寝ぼけてる?

    • 食器洗いという水を使う仕事をして自分の体も洗いたくなるって流れ、自然でいいよね。

    • もしサニーがしっかり夢を認識してるなら最後は溺れるのが怖いのを克服して先に進んでしまうというのは自明で、だとするとバスタブに浸かるのはわざとというかわざわざというか…わかってたじゃんと思いもする。夢の内容は覚えてない? それとも先に進みたかった?

    • 下へ下へと誘うマリ。溺れさせようと水底に誘ってるということならサニーにとっては解釈違いのはず。もしかしたらドットで普通のマリに見えてるだけで、実際は項垂れたマリだったのかも。OMORI においてのドットのキャラクターは単なるキャラクターとしての記号だと思う。動きはすごく細かいんだけど。

      • 水底に誘ってるのではなく、恐怖と戦うためのナイフに導いてるという見方もできる。

  • そうそう、引きこもりしてたよってところでずっと感じてた違和感の正体がわかったので書いておく。髪型が 4 年前から変わってないんだわ。4 年ぶりに誰と会っても変わらないなって言われるけど、それはそうだよね。お母さんが切ってたんだろうな。服も前のままとかではなさそうだし。だからやっぱお母さんとの関わりは普通にある。会話があったかは微妙。しばらく誰とも話してないってのが家族は含むのかどうか。

  • 「最近電話も出ないし留守電も無視して」ってのは気になる。プロローグより前からサニーは家に一人で、その頃はまだ電話に出てた。で、サニールートなら昼は外に出てるので電話が来ても出られないのはいいとして、引きこもりルートも寝てるからタイミング次第では出られない。そもそも日中も電話がかかってきたことがない。それがそういう描写がないだけだったのか、引きこもりルートだと電話の音も認識しない(家事やってる時に実はかかってきてたのに無視した)のか、どっちなんだろうね。

    • お母さんいつから家空けてるんだろう。片付けの調子を訊いて、電気が今日の夜からつかなくなるかもという話をしてて、数日前から帰ってきてないようにも受け取れる。ステーキも悪くなるわけだ。

    • そうなんだよな、冷蔵庫空っぽなんだよな。十分な食べ物残してってくれてないのはなんなんだろう。無理やり外に出そうとした? お金もそんな持ってないのに? どうもチグハグなんだよな…。

    • 留守電とボイスメールって違うのかね。

  • あ、そうか初日のボイスメールって、次の日以降の届くペースを考えるとその日の朝にはもう届いてたのか。なのに未読のままだった。サニーはその日の夜にお腹が空いたことで目が覚めて、それを開いた。つまりプロローグの日中はずっと寝てた? あと 3 日…以降に朝目が覚めてたのはたまたまケルが叩く音で目が覚めただけで、ケルが来なかったら日中も寝てた可能性はある。引きこもりルートみたいに起きて、一応生活らしきものはしたかもだけど、割と自堕落に過ごしてたぽさはあるな。

    • お腹が空いたというのも、次の日以降にろくにもの食べてないサニーが普通に活動できてる感じを見る限りは、結構前から一人で飲まず食わずだったんじゃないかと思ってしまう。冷蔵庫のこともそうだし、おむぉりが頭に浮かんでしまう。

  • ホワイトスペース。サニーがオモリを認識してオモリになる。自分がオモリだと思ってたら、自分じゃないオモリと目が合った。自分じゃないオモリを認識したということは、この瞬間にはっきりオモリはオモリとして存在するようになったか、あるいは既になっていたのをようやくサニーが認識したということだと思う。

  • いつもの選択はなく、ホワスペを出る。いないはずのみんなの幻想。これってオモリがみんなに会いたくて自ら出たんだろうか。

    • かといってホワスペにはなにかがいて戻ることはできないので、なかば追い出されたようでもある。一番大事な部屋のホワイトスペースが安心安全じゃなくなった瞬間は、オモリにとっての最大の恐怖だったんじゃないかな。

    • ホワスペに戻れないということはサニーからしたら起きられないということでもある。起きたくないのかも。

  • 井戸の近くに青い麦あるの気になる。なんだろうこれは。他に生えてるところあったっけ? 麦なのかどうかもわからないけど、トーストが表すものや海を彷徨ってた影とかを考えると死に近い何かっぽい。

  • ケルがやたら遠いって行ってくるのは道中のセリフがないと寂しいから言わせてるだけかな。それとも無限道路があるっていう伏線?

  • お化けパーティー会場もポインセチア(仮)がある。仮装って点ではハロウィンだけど、三角フラッグやチキンはクリスマスパーティー感があるか。あとは 0 or O もリースに見えると言えば見えなくもない。

  • ブラックキーを取った時のビデオテープ。今回はバジルを見る。このバジルを実際に見たことがあったとして、どのタイミングだったんだろう。きっとうまくいく、もう大丈夫とは言いつつもバジルも全然そんなことはなかった。サニー君ごめんなさいって言ってたのはこの時なのかな。バジルはバジルでサニーの視線を受け止められないというか、負い目を感じてた。もしかしたらだけどサニーが引きこもるより、バジルがサニー家に来なくなる方が先だったりして。

  • 空気が良い部屋のソファはサイゴノ楽園にたくさん置いてはあるけど、バジルのおばあちゃん部屋にも病室にもあったし、汎用素材っぽい気がする。実際座り心地はいいのかもね。

  • エレベーターのケルの口笛は、ブラックジャックの BGM が確実にオモリに聞こえる形で流れるということ。ラジカセでも流れるけど流さなきゃ流れない。BGM も効果音もその通りに聞こえてるとは思ってなくて、でもこういう風にキャラが出す音とかは耳にそのまま届いてると思う。

    • プルートのテーマでもムーンウォークの曲でも良かったのにブラックジャック。明らかにサニーが知ってる現実の音楽を夢で聴かせるって点において、これはどちらかというと悪意寄りの感がある。

  • 鮫羽田社長の写真とお父さんの写真、時計をつけてる方が違うのは鏡ということかな。お父さん=社長ではあるけど何かが正反対になっている。性格とか雰囲気とか? 社長は売り上げ至上主義でみんなを仕事に縛りつけたけど、ヒロも言うように意外と良い人で頑張れよって感じに送り出してくれる。そこが正反対なのでは…という気はしてる。なんでも自分でやるタイプで人に任せるということをせず、あまり気さくでも話のわかる人でもない。頭は固そう。

    • 責任感が強いという点で、お父さんはヒロの方がサニーより気が合うというか好ましいと思ってたんじゃないかな。現実に聞いた言葉なのかもね、君のような息子がいたら私も嬉しいよみたいなこと。相手を褒めるつもりで軽く言っちゃったりするからなあ。ひとつひとつ些細でも積み重なったら僕は必要ないになる。

      • もしそういうことをお父さんが言ってたなら、単なるマリを取られた以外の嫉妬もヒロに抱いたことがあったのかも。

      • ツリーハウス作る時にサボってた自分の息子をお父さんはしっかり見てたと思う…。仮に溝があったなら、サニーにもちょっとは直した方がいいとこあったよって思ってしまう。

  • サイゴノ楽園の鏡はほぼ確定で歪むっぽい。他より確率上げてる感じするな。終盤だからかこの場所に意味があるのか。

  • 下の道路だけ通ってくと傘で飛んでくスイハにもツムリンにも会わない。

    • ツムリン、イセカイも城も海底もハンフリーも全部皆勤賞なんだよな。でもハンフリーに溶けた以降はもう出てこない、溶けきっちゃったのかもしれない。スイハは生き延びた(?)のにね。コーヒーくれた友達ってテレビガールかな。原文からするとカタツムリだけど初見は豆腐に見えたんだよな。本当は豆腐だったりする?

    • つい道を塞いじゃう人の動きの読めなさ、プルートに吹っ飛ばされたり雷が落ちたりする運のなさ、何度も挑戦してくる粘り強さ、あまり注意せずに危険に飛び込む軽率さ。まあ若干…サニーっぽさがないとも言えないけど、ドキクエ以外はただ単に皆勤賞のキャラとして登場してるだけの気がする。


2024/09/13 (~ハンフリークリア後)

  • 鮫羽田社長=お父さん(仮)=魚類、ヘビ=お母さん(仮)=爬虫類。なんだろうな、静かで感情の読めない生き物に親近感があったのか、逆にお父さんとお母さんとは共感できないみたいなのでもあったとか、自分みたいな奴の両親は鮫やヘビなんじゃないのかと思ってたとか。

  • ハンフリーの緑(右)ルートで食べ物落ちてくる手前の入り口、ステージの幕みたいだね。それを意識してデザインされてるような感じはするけど、妥当な理由が思いつかない。別にそういうんじゃないのかな。

    • 大きくて黄色いネコ、ハンフリー、アビーは三つの大いなるものということもあってサニーの中ではかなり原始的というか事件に直接関係ない存在で、ハンフリーの体内には事件を思わせる描写はないんじゃないかって思ってたんだけどどうだろう。

  • 花冠のところに知らない人いたの今回初めて知った。この辺り謎の赤い液体も落ちてて不穏。だし、バジルを探す過程で彼の残骸とか道しるべ的なものは今までなかったことから、もしかしたら過去のどこかにいたハンフリーまで同行したけどここで死んでしまったバジルの残したものかもしれないなって思ったりしてる。

  • スライムガールズのことはいまだにどう見ていいかわからない。現実で対応するものもよくわからない。水族館へ行った思い出とか、スライムや海洋生物辞典でも持ってたらまあそうかってなるんだけど、そういうわけでもない。別に入れておいてもいいよな。カイトキッドにいたっては「壊れたたこ」「少年とたこ」と二つも入ってるのに。

    • エネミーのすべて!を見るとオモリの解説は他よりもかなり設定じみてて良い。いつ知ったんだというデータもある。サニーのオリキャラだから現実の出典がない、はちょっとありそうな気がしてる。

  • ハンフリー戦前の曲は海洋恐怖症の曲(Thalassophobia)の早送り。恐怖症の曲は現実以外だとここだけだった気がする。オモリでもハンフリーは結構怖かったのかな。絶対的恐怖って言ってるし。

  • ハンフリーの体内のすごく深い場所には???がいる。ナラクも近い(多分)ので何かしら食べた時に一緒に入ったのか、元からここで生まれてしまったのか。渦の先にもいる。移動不可能な場所によくいるので、暗い場所、影とか、そういうものから生まれるのかも。

  • 「旅が終わりを迎えようとする時……貴方は毎回、必ずここに辿り着きます」と「君がここまで冒険を続けたのは久しぶり」からすると、毎回ハンフリークリアしてここに来るわけではないということ。

    • 真実への道が移される度に恐怖症による封鎖が行われたはずで、例えばイセカイの池とか城の噴水辺りからここに来ることもあったとか。スノードームマウンテンみたいな引きこもりルートでしか行けないような場所にも、普通に行けた頃があったんだろうか。

  • 「ここには昔、真実への道があった」のは奥の窓が以前は実際にあって、それが道になっていた時があったってことかな。ふ頭の灯台、失われた図書館、イセカイの古い納屋、バジルの家と移された。道というのは文字通りではなく、バジルの家では写真だったように手がかりになるようなものを指してると思われる。図書館は多分本かな。隠された道を見つけるのは毎回バジルで、かなり先まで同行してたこともあった。

  • 花の少年じゃなくて「貴方の友人は」と言っている。バジル以外のみんなが何度も死んでることが示唆されていて、あるいは NPC も含めて言ってるのかも。どうだろ、バジルのことをそう言い換えてるだけかな。

  • マリがあっという間に先回りしてピクニックしてるのはいくら夢でもおかしくない? ってことの解答がされてるんだね。あんまり疑問に思ってなかったので聞き流してた。マリに不死を与えたというより、サニーにとっては「マリはここ(夢)では死なない生き物である」が大前提になってるという感じがする。もはやそういう概念。

  • 「彼らはずっと眠り続けなければなりません」オトナリベッドルームのこと? オトナリベッドルームでみんな寝てる=安全なところに魂(オリジナルのデータ)を保管してるみたいな。

    • でもここにはバジルはいなかった。引きこもりルートを通ってようやくバジルの魂もオトナリベッドルームに安置されるようになった。ここでオモリが寝ると夢リセット処理が走るのかな。

  • 「貴方の運命を書き換え」るとは周回のリセットのことだけど、書き換えなさいというより書き換えるといいでしょうみたいなニュアンスかも。そうしたいならそうしなさいって投げやりな感じ。

  • バジルとの関わりがあったためにルートによっては再登場しないボス。バジルと一緒に消される、いるとまずい存在、って点でやっぱり大きい木じゃない? 木(に擬態するキャラ)とバジルの組み合わせっていうのは意図したものだと思う。


2024/09/17 (三周目サニー -> 引きこもり一旦クリア)

  • 花畑の知らない人は引きこもりルートに入っちゃうと何も言ってくれなくなる。知らない人もサニーの頭の中で作り出された存在で、あしながおじさんもそうだけどみんな「今の君の状態が最善でないことはわかってるよね?」という体で接してくる。つまりサニーは内心では引きこもりルートに入ることを良しとしていない。でもひょっとしたらそういう自浄作用的な部分も「そうすることで自分は少しでも頑張ったと思いたいだけ、本当に立ち向かう気なんてないくせに」と思ってるのかもなあ。

    • 知らない人、あしながおじさん、枝サンゴ、ド田舎おじさんあたりはオモリより高次というか知らないことを知ってるようで謎だったけど、サニーがそういう設定でキャラや世界観を作ったと考えれば不思議はない。サニーもオモリも別にこれらのキャラクターが話したことを知らない・わからないとは一切言ってない。

    • 前に「サニーがいない間のバジルにまで考えが及んでいたらサニーはもっと早く外に出ていた気がする」「知らない人はサニーやオモリが知る由もないことを知っている」んじゃないかって書いたけど、実際にバジルとオーブリーの仲がこじれてるのを見た後ですら引きこもれた今は、承知の上で一人にしてたんだなと思う。それでどっちの痛みが強かったと思う?って言わせるんだからすごいよね…。

  • 枝サンゴの試練とはなんなのか。サニーの顔をした真っ赤でおいしそうなリンゴを噛み砕く。試練は枝サンゴが与えたものでクリアすると枝サンゴは死ぬ。どのルートでも同じ試練を受けてクリアできることからサニーの心境は関係しない。オモリ自身が受けている試練という感じがする。オモリにはちゃんとリンゴに見えてたんだろうか。

    • この木はシンエン井戸みたいなブラスぺにもあって、鍵も置いてある。裏庭の大きい木に親しみや安心感を抱いていたサニーにとって、この貧相な枯れ木は真逆の存在にも見える。

    • 最終戦でオモリがサニーを傷つける覚悟を得るための試練だった? どうだろう、そうかもしれない。水中に沈むサニーが映るけどもう助けてくれるマリはいないし、そのマリが命がけで助けた存在をオモリは(最終戦に限らずどのルートやエンドに進むとしても)死に追い込むようなことをすることになる。それをオモリ自身がはっきり自覚して、受け止めるための試練だった。

    • 当然オモリにとってもマリは大切な存在なので、そのマリが大切にしていた自分自身を傷つけるのは、いくら自分が嫌いだからと言って本意ではないはず。罪から逃避したい気持ちがあっても、自傷行為や自殺願望はなかっただろうと思うのはこの辺りがベースにある(最終的な決断はともかく自覚を持って続く願望として)。

  • マリの棺が置かれてる場所、ブラックスペースへの入り口もステージなのか。自宅の階段上がって自宅の床だと思ったらステージ。完璧な演奏どころか発表会させてあげられなかった悔やみかな。

    • なにかがいて進めない。この奥がバックステージだとしてこれはまだその資格がないと言われてるのか、進みたくないのか。前者ならなにかはバイオリンなんじゃないかな、弦にも見える。

  • ブラスぺ少し。

    • 最初の部屋:

      • 知らない人の足跡が青いけどいつも赤いことから、この部屋の青は本当は赤なんだろうな。

      • 上下に動くなにか風の何か。上からオブヒロバジケルサニかな。サニーは片目から血を流してるように見える。

      • 手を伸ばし合ってるような鹿と何か、お父さんとお母さんだったりする? 左側ヘビっぽさあるのが気になる。鹿の頭がお父さんだったらそうかも。

        • これが両親を表してるかどうかはさて置き、家族とはいえ大事な娘の命を奪ったんだよな…同時に大事な息子も奪ったようなものだし。サニーが傷つけたものがあまりに多すぎる。

      • あるいはヘビはお母さんじゃなくてマリ、鹿はヒロなんじゃないかと最近は思いもしてる。お父さんが既に鮫とされているのに鹿のイメージもくっつくのはなんとなく妙だし、ヘビもブラスペ2の森で切り刻まれてたのを思い出すとそこまでの感情や攻撃性をお母さんに抱いてるのは違和感がある。良くも悪くもそこまでの感情を持っていない印象。あとやっぱりオトナリルームみたいな大事な部屋に大人の目を置くか?っていうのが一番の理由かなあ…。ツリーハウスに大人は来なかったと思う。

        • 作中ヘビはあちこちで見守ってくれてて、マリみが強いっちゃ強い。けどそれでいくとおこづかいはマリからもらってたことになるのか…?

        • 後述のクモ恐怖症の箱のセリフが二つともヒロだったら鹿の頭もヒロになる。鹿がヒロなら家の部屋で走ってる鹿もヒロかな。チーターみたいな走り方してる方はケルかも。

        • ヘビがマリならお母さんはなんなんだろうね。人として登場する方が多いけど。それっぽいのはヘドスペには見当たらない。

        • サニーの中ではみんなとの関わりの方がメインになっていたので、両親からマリを奪ったことより、マリとヒロの仲を引き裂いたが先に来る方が自然だと思う。

      • 黒い足跡は溶けるサニーからクモみたいなマリ?とクジラの横を通りつつ鹿とヘビ、三本足の人面豆腐に辿り着く。あとは窓と顔面筋肉みたいなのの周りにもある。

        • 溶けるサニーがバイオリンとかのストレスで壊れつつあった姿、クモマリはピアノや勉強で忙しくしてた姿、人面豆腐はマリを突き落とした時の自分はきっとこんな顔をしてただろうの顔、結果マリとヒロは永遠の別れになった。みたいな。

    • AWAY の部屋:

      • 背景では文字や数字が並んでるのスケッチブックのアルファベットを思い出す。勉強大変だったのかな。

      • ベッドに寝てるのは髪の毛が長いしベッドの形からしても多分マリかな。だとするとブラスぺは細かいスパンで見た方がいいのかも。

        • これが直後寝かしてる時のマリだとすると、最初の部屋はまだ突き落とした瞬間、AWAY はベッドに寝かした時、次のラクガキは目覚めるのを待って放心してる時か親にはバレて絶望してる時かも。葬式をして喪に服し、家に帰れないマリの擬似体験。マリの死を悼もうとする自分を嘘つきだという。ニャーゴ解剖を模した自罰はこのタイミングでサニーはオモリになったと思われる。バジ虐開始は一連の夢の旅&リセットがスタート。写真を塗りつぶして現実との断絶・本格的な引きこもりが開始、ってところじゃないかな。

    • 家の部屋:

      • 反応違う家どこだっけな〜とピンポンしまくって不意打ちのヘルマリに毎回驚かされるんだけど、なんとなく「まだ家がわかるか?」を思い出してしまった。家がわからなくなった人の行動をしてることに気づいて少しぞっとする。

      • クモ恐怖症で「まだ家がわかるか?」と「マリは久しく家に帰ってないなぁ……」がセットでつぶやかれていたことと、オレンジオアシス行きの電車に乗ってた人たちを考えると、家がわからなくなる=死ぬかどうかの瀬戸際で死ぬ方向へ行ってしまうということ。マリはもう家がわからなくなってしまった。

        • バジルと戦った後の十字路の「幸運なことに……まだ家までの帰り道を覚えてるから」も、二人とも瀕死だったことを示唆してる。バジルも「戻って来れたみたいだね」っていう。

    • サニー愛してるよの部屋でくすくす笑うの、みんなブラスぺ2にいたオブジェクトか。なんだろう、なんで笑われるんだ?

    • サニー愛してるよの部屋から飛び込んだ先:

      • 背景画像をちゃんと見せてもらえる。子供マリ、どっちも口元がないので笑ってないように見えて怖いね。しかし代わりのように高所恐怖症みたいな口が二つあるなあ。

      • 夜の自宅。引っ越し準備時がベースになってるけど、あちこちひび割れや汚れがあり、なぜか過去自宅にもなかった電気のスイッチ?がある。あと鏡と電話がある。両親の部屋までは長い廊下。洗面所はバスタブだけになってて電球がぶら下がってる。電球かな、縄かも…。お風呂は好きでも嫌いでもないと言いつつ登場は多い。

        • 自室、ブラスぺ2の公園から行ったのとほぼ同じでスケブがある。背景に恐怖症みたいな顔。ピアノ室にピアノはなく、代わりにピクニックシートと地下に降りるはしごがある。窓もなくて髪が垂れ下がってる。クローゼットのドアはない。

      • 現実のみんながいる。一回以上は外に出ないとここに来られないというのは確かにと思う。やっぱりサニーが知らないことは夢に反映されないし知ってることだけ反映される、で合ってる気がする。このルートではヒロには会ってないけどこのドットでは成長具合がわからない(実際それほど変わってもないだろうし)ので 4 年前の現実のヒロとドット同じなんじゃないかな。後で確認したい。

        • オーブリーだけマリに対して他人行儀なのは「よくわからない人になってしまった」が関係してる? 現実オーブリーを見て「マリの死を乗り越えたのかな、マリのことはもういいのかな、自分たちも他人になってしまったのかな」と解釈したとか。でもそんなわけないのに…と思ってはいて、オーブリーがマリをもう慕ってないような態度を取っているのを理解できずにいた。

          • もしそうなら周囲をよく観察して記憶して、人の言動や思いに敏感なようでいて、わからないこともあるっていうの、なんかいいな。いいなというか好き。現実ではいろいろなことを抱えてて夢ではそれらを再現して、でもサニーにも理解できないことはたくさんあった。よく見えるのにわからない、だからつらいみたいなこともあったのかもしれない。

      • 「長い間家に帰ってない」って言ってる。お父さんかと思ってたけど「マリは久しく家に帰ってないなぁ」はヒロだった? 原文でこの二つが同じだったら久しくの方がニュアンス間違ってそう。

        • これヒロが現実に言ってたんじゃないかな…マリの死を受け止められなくて例えば、発表会ができなかったことが悔しくて家出しちゃってるだけなんだ、と思い込もうとしたとか。泣き叫んだり暴れたりしてるの見るより精神に来るかもしれない。マリを死なせただけじゃなく、ヒロの心も壊してしまったって。

        • 前述の家がわからない=死って発想はサニーの中に元々あったものじゃなくて、多分こっから来てるんじゃないかな。ヒロのこの反応が印象に残りすぎたっていう。どうだろう、海外の文化や宗教を知らないのでわからない。

          • OMORI は物語の根幹に関わる部分で作中外に出典を求めてはない気がする。ので、ヒロが言っていたことが元になっていると思う。ヒロは外に出典を求めてるかもしれないけど。

        • 「まだ家がわかるか?」もヒロだったりする? クモ恐怖症の箱って両方ともヒロか。そう考えるとクモってところもリンクしてるな。そうなのかもしれない。

          • これ、ヒロの言葉だって思ったら急に「わからなくなったなら、俺が迎えに行くよ?」って呼びかけてるように感じられてひえってなった。

      • はしごの先。現実マリ。プロローグの再現。ドア開けると誰もいなくて、赤い通路の先は花冠、切り株に刺さったナイフ、赤いテレビ、いつもはごめんなさいしてくる小さい何か。上に進むと???の柵。???ってこんなに種類あったのか。

        • 戻ると外に出て再度入るとピアノ室はいつも通り(?)に戻ってた。ドアを開けないとドアが開いてヘルマリが追いかけてくる。追い付かれても逃げきっても外に出る。その場合は再度入った時に家中のドアが開いてて、自室には現実マリがいるけど何も反応してくれない。自分で外出るとドアノックされるの怖い。

        • 今気づいたけど靴が紫なんだね。この白いワンピースは落ちた時も着てたもので、発表会の衣装だったんだろうな。お気に入りだったのかも。もしかして湖落ちた時のと同じだったりする?

      • ミキサー、多分ドライヤーの再生速度やや落とした同じ音だな。

    • ニャーゴ解剖部屋:このニャーゴはニャーゴではなくサニーだと思って見てるけど、切り開いてしまうとニャーゴはいなくなってしまうんだよなあ…。サニーを怖がって逃げたってことかもしれないけど。今となってはサニーが実際にこんなことができる人間だとは思わないけど、その次がスイカバジ虐だっただけにスイカはやっぱり人だったんじゃん…とはなってたな。

    • 多分だけどバジ虐部屋はその度に夢のリセットが走ってる=だんだん恐怖症でルート封鎖していったことの表現で、時系列になってると考えるならクモ、高所、水の順だったのかな。図書館は確かに一番現実のものが保管されてただろうから真っ先に行けなくしたい。作中かなり古いようなことは言われてたか。それでいくとイセカイ納屋が二番目、ふ頭の灯台が最後になるんだけど、真実への道が移された順番とは違うのかな。灯台ってなんだったんだろう、電球か?

      • 溺れるのが怖い、が最後だったなら割と最近まで海底には行けたのか。でも高所恐怖症を克服してないことになるから、オクブカ井戸を降りられなかったはず。仮に降りることはできたとしても透明の橋が怖くて進めないかも。

    • クモの部屋:そういえば夢に秘密のたまり場はないんだよな。過去にあったのかもしれないけど、なかったとしたら言ってはいけないことを言っている。オレンジのはヘビっぽい。

    • 金魚鉢の部屋:クラゲの頭も金魚鉢なんだよな。金魚を飼ってたことがあったとか。でも過去自宅にはそれっぽいのはないので現実の反映ではないような気も。丸いガラスの中に世界があるって点はスノードームにも似てるし、そういう見方すると電球にも似てるか。関係ないけどこの世界の色味好き。

    • いかだの部屋:暗闇に???がいる。もう一つの選択肢は言わずもがな命を絶つことだけど、これが誰の声にしろ躊躇はしている。

    • バジ虐に挟まれる部屋:(クモ)、雨の森、顔のないみんな、(ツリーハウス)、金魚鉢、(いかだ)、鏡、ベッド、赤いシンエン井戸、(オトナリ)は心象風景だろうか。あるいはバジ虐以外も夢世界のリセットを示してるとか。顔のないみんなと赤いシンエン井戸は同じ雰囲気があるけど、みんなのリセットもしないといけないような事態が二度ほどあったことを示してるのかも。

      • 失われた図書館の隔離と、引っ越しが決まったという現実の出来事で限界が来て、みんなのリセットが必要になったのかな。

      • 雨の森がその曲通りヒロビロ森を指してるなら、このぐらい森が絶滅の危機に瀕したのかもしれない。森が枯れ果ててもリセットが効くのは引きこもりルートで実証されてるし。

      • いかだの時点で全恐怖症でのルート封鎖が完了してて、ゲーム開始時と同じ状況にはなってそうだけど、その次が鏡っていう不穏な部屋である以上あまりいい状態でないように見える。鏡の部屋はかくれんぼを表してると思うけど、ここまでじゃないにせよ森の遊び場でのかくれんぼもこんな風になっちゃったとか。森の遊び場にいる子どもたち全員鏡になったみたいな。

    • オトナリルーム:床、階段手摺、血って切り替わってるマスがある。階段の飾り植物もある。妙にサイゴノ楽園のヒロの肖像画が少しずつちりばめられてる。バジルの家もある。ゲーム開始時に消えた夢バジルはこのバジル。バジル_最新版_FIXのコピー (1).basil くん。

      • 写真が足りない気がするって言ってる。リセットごとに都合の悪い写真は消してるけど、どの段階かに限らずすべてのバジルは本来あるべきアルバムをちゃんとわかってる。それが夢世界でのバジルの本能のひとつなんだろうな。

      • 今ルートで夢バジルがみんなに攻撃されたということはなかったので、バジ虐の手段は旅の内容とは関係なさそう。ただブラスぺがみんなを操るように使ってきたのは、ブラスぺの力が強まったってのがある気がする。回を進むごとに嫌さが増してるし。

    • スケブの突っ伏してる絵の猫に上書きしてるのクモ恐怖症か。

    • 教会:ここに囚われてるバジルは目が開く時赤い。開ききると緑。

    • オトナリベッドルーム:ミキサーあるんだよなあ。怖いはずなのに。なんでなんだろう。ツリーハウスにはなかった。

  • 「思い出だけが大切じゃない」「わたしたちがいればいい」「わたしたちなら、ず~っと友達でいられる」って普通使われるとしたらポジティブなイメージの言葉なんだけど、ここまで進んできたプレイヤーにはひえ…ってなるセリフでいいなと思う。

  • オモリにバトンタッチした後の現実アルバム、新たに黒塗りしてるのか。オーブリーが頑張って消したのにね…それを知ってたらやったかな。

    • うーんでもどうだろう。寝て起きて、塗りつぶすタイミングはなかったよねとも思う。けどもしサニーが見たくないと思ったなら「何もない」をする気がするから、やっぱり塗りつぶしたのかな。

      • 偶然か、アルバム見る前にちょっとだけロード長いじゃん。シュレディンガーの猫的だけど、プレイヤーが開けなければアルバムは無事なままだったのかもしれないなんて思ったりした。

    • 黒塗りの執拗さはブラックキー取った時に見たものとは変わってる。オーブリーも割と消してるけど、ケルの顔もかなり見えないようにしてる。オレンジジョー飲んでるやつとか特に。なんだろう、実際に現実に引き込んだのはケルだったから?

    • 誕生日関連は特にだけど念入り。生まれてこなければ良かったって思ったのかな…。自分が写ってるのを強めにやってるのかと思えば、バイオリン弾いてるのは今回はそれほど消してないし、砂に埋められてるのはささっと消しただけ。

    • 花冠から覗き込むサニーとケル、花冠作るヒロも結構しっかりめ。もしかして夢アルバムと同じ写真は念入りだったりする? と思ったけど自撮りケルはそんなでもない。

      • 写真それぞれで理由が違うのかも。オレジョ飲んでるのは夢と違いがあるからこれがケルだってわからないくらい消そう、花冠から覗き込む二人は自分が写ってるのが気に入らない、とか。

    • このアルバムにはマリの写真がない、だからというか多分ブラックキー取った時に消したのとはまた違うドリブンなようにも思う。オーブリーの写真がそれほどしっかり塗りつぶされてないのは、見間違える対象がないからでは。ヒロマリが一緒にいるのあったら、一面真っ黒にしてたんじゃないかな。

  • 罪悪感に苛まれるサニーを引き上げてオモリが抱き寄せる。サニールートではサニーが倒れてきたのを受け止めてたけど、その時と違ってオモリが能動的に有無を言わさず取り込んでるように見える。

  • 引っ越しエンド見て終わらせた。このルートだとナイフがないからベッドデッドエンドはないっぽい。引っ越しエンドのサイレンはそれに混じって落ち着いた感じの吐息があるんだよね。寝てるんだろうか。

    • 夜、リビングのシーリングファンえらい速度で回ってたけど、ファン・ミキサー・ドライヤーはやっぱり同じ性質を持つものとして何かの象徴になっている気がする。


2024/09/18 (ブラスペの時系列のこと少し)

  • 恐らく何の覚悟も思いも持てないまま気づいたら……だっただろうから、本当のバッドエンドってベッドナイフエンドなのでは。

  • イセカイの植物、セロテープくっついてない?って言ってたけど、これガマか何かか。植民地にぎわってると思ったらドキスぺ最終回で戻ってきたらしい。そういうものなんだ…。

  • 湖で会ったマリが窓の向こうに消える前、このカーテンを前にも見てそれは湖に行った時だったみたいなことを言ってたけど、真実への道がふ頭の灯台にあった時のことを言ってたのかも。湖の家はぼろぼろだし長い桟橋付近は何もなさすぎるし、あそこら辺が充実してた時はあったんだろうな。その時はたまり場も多分あった。

  • ブラスペの時系列解釈、ああ書いたけど最初の部屋にソウルサンドマリいるんだよな。あのマリの姿は吊るさないと見られない。じゃあ最初の部屋時点で一通り終えているってことになるか。でもそしたらベッドで寝るマリは最初の部屋に配置しても良かったような気がする。

    • AWAY 部屋は当時のサニーの精神がこのくらい壊れてたよ切り刻まれるようにすり減ってたよって表現なのかなあ。まだヘッドスペースは作られてなくて、サニーとして夢を歩いてた頃ではあると思う。ブラックスペースの闇を直に受けてたか、もしくは反対に何も知らず楽しい夢を旅できた時期。あるいはホワイトスペースしかなかった頃か。

      • 事件以前と思われるものがあるのでブラスペ(とホワスペ)は事件以前既にできてたと思ってたけど、多分そうじゃない。ブラスペに事件以前を材料としたものがあるのは単に、それが根深いもので深層心理の奥深い場所にずっと存在していたから。でもブラスペという場所としてあったわけではないし、あったとしても道が開通していなかったので認識はできないからあってないようなものだった。であればホワスペヘドスペを必要とするほど現実も苦しくはなかったのかな。それでマリの死を機にホワスペが出来上がってその殻に閉じこもって、あしながおじさんの言ってたような感じに。

    • AWAY 部屋、マリをベッドに寝かせた時じゃないかと書いたけど、事件直後に近そうな割にはマリ関連のものはベッドしかない。なんだったら猫がメイン。

      • 「いろんな世界につながる扉」「異世界の客人として、彼は好きなだけ旅をした」という時期の世界はこんな感じだった、とかかな。そう見るとなんとなくエリアが分かれてるように見えなくもない。

    • 背景に AWAY があるから AWAY 部屋って呼んでる。色がものすごいとか目に来るとかサイケデリックとかって呼ぶ時もある。

      • 猫と雲以外みんな「家からだいぶ遠いところに来た」っていう。家の場所がわからないとは言ってないので、まだ帰れる可能性がある。でも雲に着いて行ってもどこに帰れるわけじゃないし、肝心の家は小さくて入れない。オモリ(サニー)の家じゃないのでは? ニャーゴのかな。

      • この部屋までなんだよな、猫のオブジェクトがあるの。十字路で導いてくれたからてっきりニャーゴも死んでると思っちゃったけど、あくまであれもサニーの想像だし生死不明なのかも。ニャーゴはそもそもマリが飼ってた猫で、そのマリの死とサニーに対して何かを思ったかはわからないけど、気づいたらニャーゴは家出して二度と戻ることはなかった。みたいな。

      • じゃあ机につっぷしてる絵はニャーゴがいなくなったからって絵か。頭上には大きな猫の顔。ブラスペではクモ恐怖症で塗りつぶされてる。ヒバナ森のクモ猫と関係ある? サニーが思うクモの何かと猫の何かがリンクしたことによる産物。共通点…黒いくらいしか思いつかない。

        • もしマリの死のすぐ後でニャーゴにいなくなられたら、ニャーゴにも責められてると感じるかも。当てつけじゃないけど、なんかそういう。友達も同じように自分から離れていくという恐怖は、そこで現実味を増したかもな。


2024/09/19 (現実ぬいの話)

  • OMOCAT 公式で現実マリぬいが出ないの、出す理由がないというより出さない理由があるという方がまあ…解釈としては合う。いないんだよ…実際…。夢は最初からサニーが想像したものだけだからみんないる。でも現実に今いる人たちってくくりにするなら、マリがいないのはそれはそうなんだよな。トゥルーエンド後であればなにかもいない。

    • 綺麗なバイオリン(新しく買ったのかな)を持ってるサニー、バジルもオーブリーもみんな一緒にいる、って点でもうトゥルーエンド後なのがほぼ確実で、それはもうそういうことだと思う。サニーぬいが公開された時点で示唆されてたのか。こわ。

  • ぬいに打ちのめされるとは思わなかったけど、じゃあ作中出てきた現実マリはすべてサニーの見た幻覚・幻想ってことになるんだね…。もういない。もう会えない。ぬいですら現在のヒロの隣にマリがいることはない。すごく悲しい。それが現実なのに。でも夕暮れ自宅でマリが言ってたように、だからこそサニーやみんなの中にいるマリの存在って尊いと思うんだよな。みんながマリを忘れるなんてことは絶対にないんだから。

  • どんなに嘆いても帰ってこないのと同じで、多分いくら要望出しても作られないんだろうな…と思うし、そういう世界観で作られたなら最後まで作らないのが作ったものへの責任だと思う。でもなあ…せめてこれが 4 年前の現実だったら…とは思うよね…。

  • それはそれとして、これが本編外とはいえトゥルーエンド後のサニーはみんなと一緒にいて、バイオリンを手にできていて、みんなの表情は曇ってないって点は、あまりにも希望がありすぎて嬉しいしありがたいことだなと思う。OMORI は割とシビアなゲームなのに、そこに希望を持ってもいいなら本当に良かった。トゥルーエンドに希望を持っていい。


2024/09/20 (続・現実ぬいの話)

  • 現実ぬい、別にトゥルーエンド後に限定されてるわけじゃなかったね。でもバイオリンは持ってるので淡い希望を持ってもいいんじゃないか…どうなんだ…。まあでもこれは切り株で示唆されてるのと同じで、プレイヤーに委ねるスタンスにブレはないってことだよなあ。

    • ただそうすると単純に状況に関わらず今はもういないから出ないってことなんだね…。夢の中で夢は実在するけど、現実の中で夢や幻は実在しない。つまり現実の姿で出てきたマリもやっぱり幽霊とかではないのかあ。夢はともかく、現実ではちゃんと死が重いもの不可逆のものとして描いてるところはいいと思う。

  • 販売開始告知の最後の写真、どういうシーンを表してるかわかんない。他の写真を見る限り、作中のシーンを再現してるでいいはず。バイオリン持って横たわるサニーを覗き込むみんな、バジルはいない。グループハグっていうより倒れてるサニーに寄り添ってる感じだよなあ。

    • バジル戦後でも病院で目覚めるの待ちとかでもなさそう。そもそも現実のバイオリンは壊れてるので昏睡してる間に直ったのを持ってる(現実の姿だが現実じゃない)タイミングで現実のみんなに会うって言ったらバックステージなんだけど、そっちも別にこんなシーンじゃない。ナイフだったらリサイクルサイコで目覚めるの待ってる時になるんだけど…。謎。

    • サニーだけ FARAWAY がついてない。夢のケルたちと区別するためなんだろうけど、深読みするならバイオリン持ってる写真は現実じゃないって可能性もある。現実じゃないというか夢や昏睡状態のサニー。オモリ戦でサニーは一人で戦ってたけど、現実では目覚めないサニーをみんな心配してたんだよみたいな。リサイクルサイコ目覚め待ちと解釈されないように、あえてバイオリンを持たせている。

      • あー……そうかも。ケルなんて覆い被さってるし、これ泣いてるんじゃないか…? サニーが目覚めたのがいつかわからないけど、死ぬな死ぬなって泣いて縋ってた時があったのかも…。

  • 現実バジぬい、アイコンが植物じゃなくてカメラだけど今のカメラはホコリかぶってたはず。いつかバジルも写真撮るの再開できるようになるって思ってもいいんだろうか。

  • オーブリーの背中って今まで出てきたことあったっけ? ヘビと猫。かわいい。T シャツでちょっと見えてるくらいかな。

    • ブランコ乗ってる二人いいね…夢ぬいもビニルフィギュアもブランコ乗ってる。バジルとサニーに二人だけの思い出があったって書いたけど、オーブリーとサニーのブランコも他に誰が入り込みようもない二人だけの思い出だと思う。

    • 両片思いと見て良い気がしてきたな…。オーブリー、色々言いかけたりしてるし並々ならぬ思いがある気がするよ。

  • ヒロぬいのアイコンは本だけど、乱雑に散らかしてるし丸めた紙屑が気になる。それでもみんなといる間は笑顔。医大生ってのがヒロ自身の夢だったらまだ希望があったんだけど、そうじゃないのがなあ。というか料理人も本当にヒロ自身がなりたかったことなのか、ちょっとわかんないでいる。料理は好きだと思うけどマリが勧めたからというのもあっただろうし、どうなんだろ。

  • バスケットに入った写真の花はスズランだと思うし、近くには紫の風車もある。マリはもういない、バスケットの色はマリのじゃない。でもマリはいる。お墓でマリとピクニックしたこと、あれに全てが詰まってる。

    • あ、バスケットの色が青ってことはやっぱりトゥルー後にみんなで湖でピクニックすることがあるかもよ…?なのでは…?

  • ケルの顔ぎゅってするやつ最高にかわいい。


2024/09/24 (オーブリー大量発生バトル)

  • スペボの仲間、8 人か。スペボ入れて 9 人。ソフトボールできるね。スペボ=マリのソフトボール未練を投影してる説やっぱりあるのでは。

    • イセカイはツリーハウスなのでここで行われる諸々もツリーハウス時代というか、事件より前のことなんじゃないかって気はする。

  • 四周目行く前にヘドスぺから行けるブラスぺ残してたの思い出した。

    • イセカイテレビ:オーブリー大量発生バトル。これ本当、なんで増やしたんだろ。増やしたのか増えたのか元々いたのが集まったのか。自分を取り合うくらいオーブリーに好きになってもらいたいって気持ちの表れなのかな。それとも好きすぎてたくさんのオーブリーが夢に出てきたけど実はオーブリーも自分のこと好きっぽいなとは薄々思ってて、そしたら増やしたオーブリー間で取り合いが起こるのでは…!?って発想の飛躍をしちゃったとか。

      • たくさんいたオーブリーは最終的には二人に減って、どっちを選ぶのって訊かれる。個人的には泣いてる方かな〜なんて思ったけど、どっちがどっちかわからない。

      • 泣いてる方と強そうな方。どっちもオーブリーのイメージとして理解できるものだし、成長した現実オーブリーを見たってどっちの彼女も彼女の中にいるよなと思う。でもそれを提示してどちらを選ぶかと訊かれるのはなんなんだろう。

        • これが事実ベースではなくサニーのオーブリーに対する感情の代弁だとしたらどうか。サニーの恋愛に関する記憶の描写って皮を被った、別の何かなんじゃないか。ブラスペだからなあ…こんな可愛らしいものがある方がおかしくない?

        • 例えば、家庭のことでオーブリーはサニーに助けを求めるようなことを(多分一度だけ)したのかもしれない。はっきりオーブリーは口にしなかっただろうし、彼女自身自分でも気づいてなかったと思う。でもサニーにはそれがオーブリーの精一杯の SOS だとすぐにわかった。夢には泣きそうなオーブリーとして現れる。サニーはつらいことがあるならせめて自分が肩を貸すとオーブリーを受け止めることもできたし、強くて明るいグラジオラスのようないつものオーブリーだけを見ることもできた。サニーがどちらを選んだかはここがブラスペの中だと思えば…。

          • サニーがどちらを選んだかというか、現実には多分こんな二択はオーブリーからされてない。オーブリーは自分のつらさを表に出したと思ってないと思う。ただサニーは気づいて、気づいたけど見ないふりをしてしまった。自分には荷が重いことだと逃げてしまったとしたら。

          • もちろん支えきれないなら共倒れかもしれないし、サニーには知られたくなかったことかもしれない。結局口だけで終われば余計な傷を負うのはオーブリーだし、そもそも助けなど求めてなければ心外にも程がある。だからサニーが負う責任ではないし、オーブリーからしても勝手な自責はやめて欲しいと思うだろうけど、森でバジルと追いかけっこ(意訳)したのを思い出すと、ありそうなことではあるんだよな…。中途半端に助けても助けにはならないかもしれないけど、自分は助けようとすらしなかったってサニーが思ってる。

          • 助けっていうか、なんだろう。もしかしたらサニーはオーブリーのいうところの「肝心な時だけアタシのそばにいなかった」の「肝心な時」を知ってるんじゃないかな…多分みんなよりも前から。オーブリーの力になれなかった、を、ケルたちより強く感じていそうではある。

          • サニーは自分ではオーブリーの力になれないと思っていた、なれるとしたらマリだと思っていた、そのマリを自分は殺した、唯一オーブリーの力になれたはずの存在だったのに。自分はオーブリーの SOS に気がついただけで助けを求められてすらない、彼女が救いを求めるとしたらそれはマリだ、自分じゃない。みたいなことを思ってたんじゃないかな。

      • 選んだら夢オチ。もし本当にラブレターをもらって付き合うようなことがあったなら、夢オチにはならない気がする。

        • ただ、ラブレターみたいな物的証拠(言い方)がないだけでまあまあいい雰囲気だったんじゃないかって気もする。前述のようなことがある前はサニーもただオーブリーを好きでいられて、かわいい(両)片思いでいられただろうから。

          • 髪をピンクに染めるって言った時、バジルもいたのにサニーに訊いてたのはオーブリーも少なからず好意っぽいものを抱いてたからじゃないかなあ。バジルだって悪い答えはしないことをオーブリーはわかってたはずだし(実際似合うって言ってる)、バジルが撮ってたのをわざわざ向き直してサニーに訊いてる。サニーの答えがオーブリーにとっては大きいものであることを示してる。

      • ヘドスぺから行く場合はその手段にも意味がありそう。ツリーハウスを模した場所にあるテレビと、オモリが操作するリモコン。テレビというとその場面の客観視やフィクションってイメージが最初に出てくるけど、教室でラブレター拾って行くロッカーの廊下っていう主観的なスタイルもあるから多分違う。テレビはケルが持ってきたものだけど関係あるかな。

    • 苗モグラテレビ:時間制限ある? 燃えてる何かが画面に入ると暗くなるっぽいか。回り切れなかったのでまた今度よく見たい。でもじいやがいたな……ようやく初めて喋ったね…。

      • はっきりとエネミーが殺された恨みを表明してくるのって他にあったっけ? ない気がする。明確にエネミーが死んだって描写もじいや以外ないっちゃないけど。マリからの恨み(があるだろうというサニーの不安)と重ねられてそう。


2024/10/01 (三つの大いなるもの=マズローの欲求段階説)

  • 三つの大いなるものはマズローの欲求段階説じゃないか説。数字だけ見たら三大欲求の方がありそうなんだけど、あんまりしっくりもこず。OMORI はあまり物語の外に出典を求めてはいない印象なので、欲求段階説も別にものすごくしっくりきてるわけでもないんだよな。

    • 生理的欲求=ハンフリー、安全の欲求=大きくて黄色いネコ、社会的欲求/所属と愛の欲求=アビー。

    • 三大欲求だった場合、ハンフリーが食欲、ネコが睡眠欲まではおおってなるけど、アビーが性欲ってのはどうなんだろうな…謎。でも性欲が暴走しそうで怖いので何も知らない子供でいたいみたいなのは、なんかわからないでもない。

  • 欲求段階説は全部で 5 つにも関わらず 3 つしかないのは、まだサニーがその段階にいないか、存在が残らないほど消えているか、大いなるものではない姿で存在しているか。恐らく一つ目だと思う。

    • 大いなるものは名の通り、オモリより大きいサイズでヘッドスペースに存在してると思う。

  • 生理的欲求=ハンフリーが最も古い者なのは、言葉通り最も基本的な欲求だから。「まだ生きているが、変わり果ててしまっている。長い年月を経て心が削られ今や自分の体にしがみつく寄生虫に成り果てた。」とは現状のサニーの生存欲は体が求める本能的なものでしかなく、欲求ですらなくなっていることを指す。マップが体内である点にも注目したい。

    • スライムガールズは生理的欲求のうち性欲の象徴かな。どうだろう。だとすると化学工学生物学といった、理性的なもので中和?しているところが面白いけど。

  • 安全の欲求=大きくて黄色いネコがお気に入りの者なのは、恐怖症の多いサニーにとって安全は極めて重要だから。また、既に生きること以上に引きこもって自己を守ることが大事になっているから。枝サンゴは「見守る役目」としたが、オトナリルームを監視させることでの安心も少なからず得ているように思われる。

  • 社会的欲求/所属と愛の欲求=アビーが最も賢明な者なのは、生理的欲求と安全の欲求よりも高次の欲求だから。また、サニーにとっての幸せに最も寄与している(いた)から。「道理にかなっていないことに、夢見人の意志に反する行動を起こした。」は、この欲求の暴走がマリの死を引き起こしたことを指している。「賢明さを奪われ、追放され、孤立させられた。」とは、サニーがこの欲求を持つことを放棄したことなんじゃないかな。自分は愛する資格も愛される資格もない、自分を愛せない、愛していたのにその対象を殺したという矛盾。

  • ハンフリー、大きくて黄色いネコ、アビーはこれら欲求の象徴を割り振られたものとしてヘッドスペースにいるが、欲求そのものではないし直接関係もない。オモリを認識してて他より上位の存在だけど、あくまでサニーが作ったヘッドスペース内の生き物なのに変わりはない。その点では現実にモデルを持つ他のキャラクターたちと同じ。

    • ハンフリーのようにサニーは食事を強く求めてはいないし、アビーはマリ殺しに関与しない。欲求そのものと欲求に与えられたキャラクター性は別物。

    • 欲求そのものと関係はないが、彼らもまた夢見人の友人であり、例えばオモリに苦しさを感じさせることで体は生きようとしている(=生理的欲求)と意識させ、サニーの復帰を促してくる。


2024/10/xx

  • まだ

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