見出し画像

海外販売の壁

以前書かせていただいた、こちらの記事では海外販売の必要性に関して書かせていきました

今回は、海外販売の壁に関して3分ぐらいで読める記事を書きました

5つの壁と題し、順番にご紹介させてもらいます

その1:認知信頼の壁

商品を買うまでの流れは、日本でも同じで上の図の様な流れがあります
すべてがこの動き通りではないのですが、上の図をもっとざっくりいうと「認知」→「もっと知る」→「考える」→「購入」です

これがカテゴリー×ブランドの掛け合わせでも難しさが変わってきます

日本ではすごい有名なブランド、例えば明治のヨーグルト(なんでこれなんでしょうか笑)

国内だとカテゴリー(ヨーグルト)も知られていて、ブランド(明治)も知られている状態
→だから割と購入までは早くいけます

これが海外に行くとカテゴリー(ヨーグルト)は知られているが、ブランド(明治)は知られていないので、まずは「認知」そして「もっと知る」というステップを踏んでもらう必要があります

このステップが多い分お金も工数もかかります

これが例えば仏具でカテゴリーとしてもあんまり知られていない、ブランドはもっと知られていないという状態であれば、【仏具】というカテゴリーを「認知」し「もっと知る」そして【ブランド】も「認知」し「もっと知る」というフェーズが必要なのでもっと大変です

その2:承認の壁

これは法的な話ですが、国ごとに輸入するものに承認が必要なことがあります

例えばアメリカだったら、化粧品や食品は「FDA」という承認をとる必要があります

これが個人でやるとなかなか大変という話も聞きますし、万が一のことがあってはなので、まずは「自分の商品に承認系が必要なのか」を確認されて、プロと一緒にとることをお勧めします
※僕の先輩は一回個人でやったので、やろうと思えば個人でもできます

承認が必要かどうか知りたい場合は
・中小機構
・JETRO
・配送キャリア
に聞いてみると分かるかと思います

また法関係で行くとヨーロッパ向けにはGDPRという個人情報の保護の法律があります

最近巷で噂の「Cookie(その人のサイト上での行動をデータとして残すこと)」がヨーロッパでは
・個人の同意なしにデータを取得する事禁止
・代理人が必要
となっています
※実際には、やってないからといってすぐ取り締まられはしませんが、1つ目は最低限実施する事をお勧めします

その3:物流の壁

よくある話が次の3つ

①配送品質
ある企業にお願いしたところ、届け先に荷物ポーンってほってそれがクレームになったなど。嘘のような本当の話

②運ぶ運べない問題
前述の様に、アメリカだとToC向けにはお酒の輸出ができません
あとは高額すぎる商品もキャリアによっては上限があって配送がむずかしいのと保険がかけられるかけられないも変わってきます
事前に運ぶ運べないの確認は重要

③梱包問題
①の問題もそうですし、飛行機に乗せる時もかなり乱暴にされることもあり届くまでの距離も時間も長い為、箱の強度を上げる工夫や、商品によってはエアバックが飛行機の気圧変化で商品を潰すため、紙で包む等、梱包は大事です

品質ならDHL、安さならEMSが多いかなと思います

その4:関税/送料の壁

海外に送る際は、国をまたぐ事で送料。そして相手の国に入る際に【関税】というものがかかります

関税は知らないユーザーもいて、現地で請求されて「買いたかった商品が送料も関税も含めると2倍やないか!ならいらん!」となり返品する方々もいらっしゃいます

送料は自分で設定可能ですが、関税は国によっても違いますので自分での計算が難しいです

支払い方法も元払いと着払いがありますが、着払いが一般的には多く、これは事前アナウンスするしかないかと思います

あとはGlobal-EやShopifyのアプリで、決済画面で関税と送料両方載せれるのですが、どれも導入費もそこそこです

Shopifyのこれだと年間30万ぐらいなのでまだ安いかもしれません

その5:返品の壁

アメリカは返品文化なので、これはポリシーページで戦うしかないかと現状は思います

返品不可にするとCVRに関わってくることもあるので、競合とかもチェックしつつ、一番いい塩梅を見つけるしかないと現状は思っています

返品が発生した時に、対処法を一緒に考えてくれるサービスもありますが、返品自体をなくしてくれるわけではありません

最後に

今回はタイトル的に結構暗い話になりましたが、越境ECで難しいと感じる部分も多くあるので、その部分を知って頂ければと思いました

今後は海外相手にやっていかなきゃですが難しさもあるジャンルです!

一応つながっている物流や法務や税務関係の方々もいらっしゃるので、お困りの方はXからDMください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?