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涙を流した怪獣/涙を流した訳とは

今回は「ホー」について書きたいと思います。

(ホー)
硫酸怪獣ホー
ウルトラマン80 第3話に初登場
武器:涙
この涙は硫酸で、涙を流した範囲は街が溶ける。

硫酸怪獣ホー

(ストーリー)
桜ヶ丘中学校1年の「中野真一」が「みどりさん」を好きになり恋に落ちます。
みどりのために努力をする真一は色んなことをし始めました。
しかし、真一の努力も虚しくみどりは他の子(柴田)と恋愛をし始めてしまいました。
真一の心には柴田に対する怒りと悲しみと憎しみがありました。

真一とみどり

(翌日)
真一は恋人、みどりを奪った柴田を見てしまい怒りが満ちていってしまいます。
その夜、真一は潜在意識の中でみどりを殺したい。そのためにはみどりの家を破壊したいと思い、マイナスエネルギーを開放し、ホーを生み出して
しまいました。
[エネルギーを使い果たした真一は放心状態で、ホーを生み出した時の記憶を失っていました。]
ホーは悲しげな鳴き声を上げながら、目から出す硫酸の涙でなんでも溶かしていきました。口からはマイナスエネルギー波を吐き、尻尾から毒ガスを
放ちながら暴れまわりました。

涙(硫酸)を流すホー

(矢的と真一の会話)
矢的は真一がホーを出現させたことに気づくと、真一を探し始めます。
真一を見つけた矢的が真一に対してお話しました。
その時に話した会話をご紹介します。
愛しているから愛されたい。愛されなければ腹が立つ。でも、本当の
愛ってそんなちっぽけなものなのか?
人のお返しを期待する愛なんてニセモンじゃないかな。思う人には思われず。よくあることだぞ」

「故郷にいたころ、本当に好きな女の子がいてな、その子のためなら何でもしようと思った。その子楽器を欲しがってたんだ。先生どうしても買ってあげたくてさ、必死になってバイトをした。だけどな、二か月目にやっと手に入れた時はもう遅かったよ。その子には新しい恋人ができてたんだ。
悲しかった。悔しかった。憎かったよ。だけどな、先生そのままプレゼントしたよ。その楽器が先生の本当の心を鳴らしてくれると思ったんだ。それで終わりだ。今はもう懐かしい思い出だ」

「なあ真一、あの怪獣を作った醜い心がお前の本当の気持ちなんて先生思わないぞ。今にきっとおまえにもわかる」
「お前は本当にみどりが憎いのか!?いいのかそれで!本当にそれでいいのか!真一!」
矢的は真一に対して自分も同じように悔しい思いをしたことを話し、
悲しかったけどそれでもその子にプレゼントしたことは良い思い出だと
教えたことに真一も涙を流してしまいます。

矢的と真一の会話シーン

(ホーとの戦い)
真一自身は矢的の説得で正気を取り戻し、ホーは真一の心から離れましたが、それでも暴れ続けたため矢的がウルトラマンとなり戦いました。
サクシウム光線には耐えたホーに、光の矢を撃つことができるバックルビームを撃ちホーをで倒しました。

バックルビームを放つ80

(その後)
真一は、みどりと柴田のことを許して仲良くなれました。

(最後に)
本日もありがとうございました。
次回は「ザンドリアス」について書きたいと思います。

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