murakamikenji

村上健志です。 俳句やちょっとした文章を載せていきたいと思います。よろしくお願いします

murakamikenji

村上健志です。 俳句やちょっとした文章を載せていきたいと思います。よろしくお願いします

マガジン

  • 月百句

    「月」という季語を使って俳句をYouTubeの生配信でコメントでお題をもらい即興で百句作るチャレンジをしています。(2021年8月〜10月が終わるまでに)そこで出来た俳句を載せていきます。

  • 短歌

    短歌を載せていきます。

最近の記事

月百句 ⑩

ライターを振って小さき火雨の月 赤くない福神漬けよ月見酒 月明や口内炎を探る舌 月の夜に君に減らされた石鹸 月落つや逃げる恐竜載る図鑑 バスタオル枕に雑魚寝夜半の月 百倍の辛さと月は分かち合おう 別々の夜風に当たり望の月 二日月メガネケースの強きばね 月落つやコメント欄はまだ動く

    • 月百句 ⑨

      直径に小さき膨らみ月の舟 ミからファのトリルする指夜半の月 タコスからこぼれるレタス那覇の月 朝の月型から全部耳のパン タイプ音一気に盛り窓に月 観客はなくアップされている月 月影や切手を舐めるため外へ パッケージ越しにバブ嗅ぐ月の夜 スプーンを上手に使う人の月夜 月に雲長距離バスに聞く訛り

      • 月百句 ⑧

        カクカクと月に集まる薄き雲 月の暈決済音の声の主 缶詰のように開けられそうな月 かさぶたに月の匂いの砂混じり ヘルメット部室に並べ終え月下 昼の月記念撮影後の真顔 しりとりのりからと仕切り月明かり 月影やエアータオルは使用不可 夕月日デモ演奏中のピアノ ゴッホ展帰りの月は白く白く フルーツポンチ村上健志の俳句の部屋 俳句実況より

        • 月百句 ⑦

          真如の月ジクソーパズルのり付けす 土産屋にトランプ探す月の宿 君と良夜揺れの収まりゆくピアス 名月やラジオネームに聞き覚え 小走りで戻る看護師月今宵 手抜き手抜きとポテサラを買う今日の月 シムシティー急に辞めし夜胸の月 「ベルセルク」借りて月夜のチャリを漕ぐ ラピュタ派に負けるナウシカ派秋の月 「ラブジェネ」のロケ地でふられ望の月 フルーツポンチ村上健志の俳句の部屋 俳句実況より

        月百句 ⑩

        マガジン

        • 月百句
          7本
        • 短歌
          3本

        記事

          月百句  ⑥

          薄月夜リュックの底に頭痛薬 浴室のオールバックや夜半の月 矢印に逆らい進む月の寺 月を待つイヤフォンジャック抜き取って 月に雲ふるさとは煙突の町 サザエさんの替え歌聞こえてくる月夜 盃の光や砂肝へ七味 麻雀の後の牛丼朝月日 月代や手駒を揃え直す父 youtubeチャンネル フルーツポンチ村上健志の俳句の部屋「俳句実況」より

          月百句  ⑥

          月百句 ⑤

          古本に手書きのルビや月渡る 朝の月真珠養殖場にメス 月落つや宝石箱を置く少女 秋の月とり皮の焦げに柚子胡椒 段ボール調達の子ら昼の月 お揃いのジャックパーセル月の舟 初めてのポンプヒューリー月の舟 月明のゴリラの檻のずた袋 夜半の月砂場に刺さるウルトラマン ひとり月を待つひみつ道具はなく ドラえもんをマネる月下の君の声 「俳句実況」より

          月百句 ⑤

          短歌   (恋の歌)

          キャンドルの甘い炎に照らされたあなたは僕を振ることになる 告白を跳ね返された店内にメロンが刺さって冴えていくパフェ さようなら椅子にコートをかけるときいつも畳んでかけるあなたよ 君の住む街のパン屋のトングにも注いでますか冬晴れの陽 君の差す紫色の目薬のことも忘れてしまうのでしょう

          短歌   (恋の歌)

          月百句 ④

          敵味方どっちだ東京の月よ 膨らみの消えて完璧の満月 テディべアの声は低音月の雪 一昨日のケーキの画像月の秋 日替わりメニュー一昨日のまま月上る ロウソクのクリームを舐め佳宵(かしょう)かな  ()内は読み 佳宵=月よき夜のこと バウムクーヘン月光ごとちぎる ガム捨てる場所なし月の観覧車 歯の奥にガムを隠して月下のキス 語呂合わせとシャワーの音よ月の夜 https://youtube.com/playlist?list=PLPtCI9hNkMAWSdhSX0

          月百句 ④

          月百句 ③

          ZOOMとMOONなんか似てない月の雨 二日月汝の歯の裏に矯正具  (汝=な あなたという意味) 昼の月キャッチボールの捕手となる 手袋を外す月下の駅務員 キヨスクの老眼鏡を買う月夜 月の蝕絵本の角は丸くない 月影に喉差し出してストレッチ チータラの容器にポテコ月見酒 生姜焼きのレシピを母に聞く月夜 シャンプーのCMのごと月の道 月百句、、、「月」という秋の季語を使って百句作ろうという試み

          月百句 ③

          短歌 (オノマトペ)

          カラコロとアイスコーヒーかき回し喫茶店は今風鈴の中 告白は茶化してももう消えなくてキャランと解けるグラスの氷 シャラシャラと坂道下る自転車で過去未来から今を剥がして 踏むたびにしゃぬりしゃぬりと音立てる春の落ち葉はみずみずしくて 乗変の指リズム良く駅員はタタンタタンとパソコン叩く

          短歌 (オノマトペ)

          短歌  (悶々編)

          まだ踏んだことない部屋の角見つめ宇宙とはとか考えている 置き去りにしたものみんな美しく吸い殻さえも包む夕焼け 啄木のような不幸に憧れて床暖房を今日だけは消す あれはいつ捨てるのだろう車窓から横断幕に負けるなの文字 くるぞくる僕を励ます言葉たちそっと静かにコーヒー啜る   

          短歌  (悶々編)

          月百句 ②

          オーリーの着地に揺れぬ月の黙 立ち読みで済ますマンガ誌月の夜 夜半の月捲れたままのゴシップ誌 三日月に乗れるとしたら何着ます 夕月の門柱の猫無音鳴き 初月や宿へはY字路を左 二本目からはグリーンラベル月の宴 月の光音漏れのボレロに拍手 ハンバーグ平らげ月の駐車場 秒針に残る月夜の匂いかな フルーツポンチ村上健志の俳句の部屋「俳句実況」より 月百句、、、「月」という秋の季語を使って百句作ろうという試み

          月百句 ②

          月百句 ①

          月の暈国道沿いのラーメン屋 卵かけごはん論争月の雨 夕月夜単三電池握りしめ 満月やリモコンに使わぬボタン リモコンに謎のボタンよ月の夜 夕月夜アイス奢って許される 再放送またこの回か昼の月 ベビーチーズ余計に買って月の帰路 月代や6Pチーズふにふにす 朝月日進路を語るスケーター フルーツポンチ村上健志の俳句の部屋「俳句実況」より

          月百句 ①

          月百句 ⓪

          「月」という秋の季語を使い俳句を百句作ろうという試みをYouTubeでしています。月以外のお題をコメントで頂き即興で作っています。 そこで作った俳句をここに載せていきます。よろしくお願いします。

          月百句 ⓪

          はじめまして

          初めましてフルーツポンチの村上です。 こちらでアカウントを持ちました。 今後、YouTube生配信「俳句実況」(コメントでもらったお題で即興で俳句を作る生配信)で出来た俳句を載せたり 思いついて書きたくなったしまったちょっとした文章を書いていきたいと思っています。 気が向いたらどうぞ覗いて下さい。 村上健志

          はじめまして