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恋話「付き合った途端、態度が急変する男」

最近ノリコ(仮)に、彼氏ができました。
でも、話を聞くと、なんだか”付き合う前の方が”幸せそうで…。

本人も、そのように感じているようでした。

付き合う前は頻繁に連絡をくれ、
十分な愛情表現も見せてくれたらしいんです。

だから、「この人となら付き合っても大丈夫だ」と思うようになって、
彼の方から告白されて、ノリコは付き合うことに決めました。

付き合うことがゴール?

それが、彼女になった途端に、彼の態度は急変

連絡の頻度は明らかに少なくなり、会う回数は減って行き、
一緒にいるときの態度も何だか素っ気なく…。

「え?付き合うことがゴールじゃないでしょ?ここから愛を育んでいかなきゃいけないんでしょ?」と、戸惑うノリコ。
彼は今でも私のことが好きなのだろうかと、
徐々に分からなくなっていったと言います…。

油断しているだけなのかも…?

でも、だからと言って、
決定的な別れを決める要素にはなりません。

これまでは付き合うために頑張っていたけれど
付き合えたことに安心して、
付き合ったとでは少し大雑把になってしまう(付き合う前の姿が頑張っていた偽りの姿で、付き合った後が素の自分)
という話も、良く聞く話。


彼の態度に戸惑うものの、
「私のこと好きだよね?」と聞く勇気はなくて、
単に、付き合えて油断してしまっているのかもと自分に言い聞かせてて、
しばらく様子を見ていたそうです。

側にいてほしいときに側にいてくれる存在か

ノリコが彼との別れを意識したのは、
ノリコのお婆ちゃんが亡くなってしまったとき

お婆ちゃんっ子だったノリコにとっては、それはとても大きな事件でした。

職場の人や友人は本当にノリコの心配をしてくれて、
もちろん彼を心配して慰めてくれると信じていたのに、

彼は表面上に慰めの声をかけてくれるだけで、
実家に戻るというノリコに対して、「気をつけて行ってきてね」の言葉しかなかったらしいのです。

本当は、彼の前で泣いて、抱きしめて欲しかったし、
辛い気持ちを聞いてもらって、「大丈夫だよ」と慰めて欲しかった…。

でも、彼は、
ノリコの悲しみのは気づいてもいないし、歩み寄ってもくれなかった…。


「自分が悲しみのどん底にいるときに支えになってくれない存在と、
これから愛し合えるのだろうか…」
という疑問が湧いて、

そして、『大切な家族の死への価値観の違い』を感じてしまい、
ノリコは彼と別れることを決意したのだと言います。

信頼できる人と付き合いたい

自分が辛いときに、一番頼れる存在であってほしい
と願ったノリコの気持ちが、よく分かります。

まだ20代前半であれば、「好き」という気持ちさえあれば十分だったような気もしますが、
アラサーになって、結婚を見据えたお付き合いになったときに、
やっぱり「好き」だけでは関係は成り立たなくて、
”自分が辛いときに支えてくれるのか”とか、”仮に自分が病気になったとしても面倒をみてくれるのか”とか、
『相手を信頼できるか】は、大きなポイントであるように感じます。

逆に、そこを見極めないと、
燃え上がった恋の後に待っているのは、寂しさしかないのではないか…。


付き合った後に、自分のことを心の底から大切に扱ってくれる男性と共に、時間を過ごしたいものです。

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