自分をシステムと捉え、今年の目標を設定してみよう
あっという間に年末年始が終わってしまった。。
なぜ休日は時の流れが加速するのか。謎は深まります。
さて、皆さん今年の目標は決まりましたか?
お節を食べることに忙しくてまだ目標が立ってない。
そんな若手社会人の方向けに「自己成長をシステムとして捉える」考え方を共有したいと思います。
サマると、「下記の図を土台側から攻める。」
で終了なのですが、以下もう少し補足していきます。
■自分をシステムと捉えて能力を分類してみる
自分の能力を、ハードウェア、OS、ミドルウェア、アプリケーション、データとして切り分けて捉え、成長を設計する考え方です。
システムに例えられても、そもそもシステムがわからんわ!という方は
PC自体、macOS/windows、エクセル、エクセルに入力するデータだと思ってください。
(ミドルウェア、CPUなどは無視しても大丈夫です。)
自分をシステムに分けて捉えるメリットは、
能力を性質ごとに分けて捉え、それぞれに適切な打ち手を行えること、
能力同士の関係性から、順番を意識してアプローチできることです。
■3つのレイヤー
程度問題はありますが、能力には大きく3つのレイヤーがあります。
1. ハードウェア(PC自体)
・ 先天的要素が強く、変化させづらいもの
→地頭 / 身体能力 / 嗜好性など
2. OS/ミドルウェア(macOS、windows)
・後天的要素が強く、状況や時間軸に依らず重要なもの
→姿勢 / 考え方 / タイムマネジメントなど
3. アプリ/データ(エクセル)
・ 後天的要素が強く、状況や時間軸で重要性が変化するもの
→専門スキル / 知識など
これを意識せずに成長を捉えると、
・頭の回転や嗜好性自体を問題視し、必要以上に時間を投下してしまう
・知識 / スキルばかり詰め込んでしまい、外部環境変化や応用に弱い人間になってしまう
・人材育成に失敗してしまう
ということが起こってしまいます。
■OSなど、基盤となる能力から優先的に身につける
価値観や視座など、OSに近い方が変化が難しく、時間がかかる傾向があり、できるだけ若いうちに優先して身に付けたいところです。
また、会計の知識やマーケティングの知見など、データ/アプリケーション層は外部環境で必要性が変わっていきます。
もちろん、最終的にはデータ/アプリケーション層がなければ何もアウトプットできないため非常に重要なのですが、新しいアプリ/データをインストールし、古いものを更新していける土台づくりの方が重要です。
■ハードウェアはどれだけ不足分を認識し、助けてもらえるか
あえて断言すると、地頭や身体の健康、熱量などのハードウェアについては、成長を目標とすべきでなく、"整える"、"補完し合う"ことを目標とすべきです。
PCのスペックは所与のもので、基本的には買い替えない限り向上しません。
それに対して嘆いたり、成長のための投資をするよりも、
・まずは自分自身のスペックをきちんと理解すること
・それをまわりに発信し、理解してもらうこと
・自身でスペックを100%発揮できるように、心身の調子を整えること
・不足分は、助けたいと思ってもらえる人であるために、OSを磨くこと
が非常に重要です。
■自分が出すべきアウトプットから過不足を定義する
当然ですが、他人からはあなたというシステムの構造は見えません。アウトプットが全てです。
また、上記の通りOSは大切ですが、アプリやデータがなければアウトプットはゼロとなります。
優れた分析ツールやデータがあるのに、それをインストールできないOSでは意味がないですし、
高スペックなPCやOSでも、ツールが使いづらく、データがほとんどなければ分析できません。
自分が出したい/出すべきアウトプットから逆算して、不足している能力を定義し、バランスを見ながら成長を設計していく必要があります。
そして何より、システムを改善していく/できているか確認する上でも、とにかくアウトプットを繰り返し、フィードバックを行いながら補正していくことが重要です。
私自身、まだまだOSやミドルウェアを磨かなければいけないことばかりですが、今年末には少しはまともなシステムになっているように精進していきたいと思います。
今年の目標設定の参考になれば幸いです。
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