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大空洞リククラゲで環境デッキに対抗しよう

やあ、僕むらえもん。
今回は、巷で噂の大空洞リククラゲデッキについて考えようと思います。
↓↓前回の記事はこちら↓↓


1.概要

1-1.「大空洞リククラゲ」とは

皆さんは「大空洞リククラゲ」という構築をご存知でしょうか。その名の通り、「ゼロの大空洞」を採用した「リククラゲex」が主軸となるデッキになります。
もともと、「リククラゲex」のタイプや特性が環境デッキに対して適していることで少しだけ注目されていました。ただし、打点が足りない、エネを貼る手段が厳しいなどの課題がありました。ここに、ステラミラクルで「ゼロの大空洞」が出たことで、「リククラゲex」の最大打点が上がり課題が1つ解決され、より注目されるようになったという流れがあります。

余談ですが、私が記事作成に時間をかけている間に、サムネやら内容がもろ被りした記事が上がっていました。とても分かりやすかったので、ぜひご覧ください。

1-2.キーカードについて

●リククラゲex
特性「まもりのきんし」により、エネルギーが付いている自分のポケモンは相手のポケモンが使う技の効果を受けなくなります。
例えば、ドラパルトexの「ファントムダイブ」によるダメカンばら撒き、トドロクツキexの「くるいえぐる」による強制気絶、ニンフィアexの「エンジェライト」によるデッキバウンス、「ワザマシン デヴォリューション」の退化など、強力な技の効果を防ぐことができます。
ワザ「コロニーラッシュ」は草エネ2つで80ダメージ+自分ベンチの草エネが付いているポケモン×40ダメージ追加です。通常は最大280ダメージ、ゼロの大空洞があると最大400ダメージを出せるようになります。できればドラパルトを倒せる320ダメージを出せるよう、ベンチ6匹(エネ付き)展開することが1つのチェックポイントになります。

●リククラゲ
非exのリククラゲです。特性「ねんきんコロニー」により、相手のトラッシュのカードは、特性やトレーナーズの効果で手札へ回収できなくなります。
具体的には、ポケストップ、レジドラゴVSTAR、エネルギー回収、夜のタンカ、スイレンのお世話などによる手札回収を妨害できます。
ただし、「すごい釣りざお」や「ともだちてちょう」など、トラッシュからデッキに戻す効果や、「力の砂時計」や「オーリム博士の研究」など、トラッシュから場に展開する効果は防げないことに注意です。(僕も初めは間違えた)

●ゼロの大空洞
自分の場にテラスタルポケモンがいる場合、ベンチに出せるポケモンが8体になります。このカードでベンチを広げることで、多くのポケモンを展開できるようになり、リククラゲの打点を上げることができます。

●オーガポンみどりのめんex(草ポン)
特性「みどりのまい」で手札の草エネを自身に付けつつ、1枚ドローできます。手貼りをせずにエネ加速でき、かつテラスタルポケモンのため、リククラゲex+ゼロの大空洞と相性抜群のカードです。(いろいろなカードと相性が良すぎるため、高騰が止まらない…。)

2.デッキについて

2-1.デッキレシピ

大空洞リククラゲ

2-2.採用したカード

● ノノクラゲ(4枚)、リククラゲex(3枚)、リククラゲ(1枚)
主軸のため厚めに採用します。ノノクラゲは、HP60で逃げエネ1のカードか、HP60でキノコのほうしが使えるカードの2択かなと思います。あまり逃げる場面が思い浮かばなかったため、ワザが強い後者を採用しています。
非exリククラゲの「ねんきんコロニー」の妨害効果は強いですが、範囲が狭いため、こちらは1枚あればいいかなというところ。残った3匹をリククラゲexにあてています。

● オーガポンみどりのめんex(4枚)
このデッキのエンジンです。このカードで直接戦うことは滅多にありませんが、特性によりリククラゲexを助けながら、おまけでドローできるため、4枚採用とします。

● オーガポンみどりのめん(1枚)
非exのアタッカーです。相手依存ですが非exのアタッカーとして運用でき、特性無しかつ非V・exのため、ミミッキュや闘ポンにも出られます。選択肢を増やすため1枚採用。

● ヒスイドレディアV(1枚)、ヒスイドレディアVSTAR(1枚)
特性「スターパフューム」で草ポンや草エネを回収したり、2匹目のリククラゲを立てるなど、展開で不足しているところを補う役割を期待しての採用。

● キチキギスex(1枚)
特性「さかてにとる」が強く、前の相手の番に自分のポケモンが倒されている場合に3枚ドローできます。雑に強いため1枚採用。

● ネストボール(3枚)
主に草ポンをベンチに出す役割。場合によりますが、前半はヒスイドレディアV、後半はキチキギスを出す場合もあります。

● ハイパーボール(2枚)
主にリククラゲを引く役割。草ポケモンはむしとりセットで回収も見込めますが、2枚採用。エヴォもあるため1枚でいいかもしれない。

● なかよしポフィン(1枚)
対象はノノクラゲ4匹ですが、序盤に複数展開したいため採用。ネストボールやむしとりセットもあるため1枚。

● むしとりセット(4枚)
このデッキのエンジン。初期手札とサイドである程度減りますが、全体で草ポケモン15枚、草エネ14枚あるため、序盤なら基本2ヒットします。とにかくこれでデッキを回して欲しいカードを引き込んだり、デッキを圧縮します。

● ポケモンいれかえ(1枚)
あると便利な1枚。ボスなどでエネがないポケモンを前に出されたときや、エネを切らずにベンチと入れ替えたい場面で利用。

● 大地の器(1枚)
手札にエネルギーが欲しいため採用。2枚あってもいいかもしれない。

●すごい釣りざお(1枚)
コストや倒されたポケモンを回収するため1枚。

● エネルギー回収(1枚)
リククラゲexが倒された後、後続に貼るエネが欲しいため、1枚採用。

● エネルギーつけかえ(4枚)
草ポンで加速したエネを別のポケモンに付け替えます。無理なくエネを広げることができるため重要なカードのため4枚。

● アンフェアスタンプ(1枚)
ACESPEC枠。何でもいいと思いますが、相手を妨害しつつこちらの動きたいようにするコンセプトに合うため採用。入れ替えのプライムキャッチャー、1進化が多いためハイパーアロマ、そのたねポケモンや草ポンを展開するプレシャスキャリーも相性がいいと思います。

● ワザマシンエヴォリューション(1枚)
リククラゲ、ドレディアを進化するために採用。後攻1ターンでペパーからポフィンとエヴォをサーチ。ポフィンでノノクラゲ2匹をベンチに展開し、エヴォで進化という動きができると最高です。ヒスイドレディアVを進化させるケースもあります。特にドラパルト対面だと後攻1ターン、先行2ターンでリククラゲexを出さないと厳しいため、必須のコンボになります。

● ナンジャモ(3枚)
手札交換は強いですし、後半は相手への手札干渉にもなります。

● ボスの指令(2枚)
相手のバトルポケモンを交換して、エネなしのポケモンにしたり、サイドを多くとれるルール持ちポケモンに変えたり、何かと便利です。

● ペパー(1枚)
グッズとどうぐをサーチできます。前述の通りポフィン+エヴォのサーチが基本になります。

● ナタネの活気(1枚)
ベンチにエネを展開する手段が乏しいため採用。

● ゼロの大空洞(3枚)
デッキのキーカード。ベンチ枠を広げるために採用。

● 基本草エネルギー(12枚)
基本は12~15枚かなと思いますが、実際に触りながら調整した方がいいと思います。
バトル場のリククラゲexに2枚、ベンチのリククラゲexに2枚、最低でもベンチ5匹に1枚ずつで5枚。サイド落ちや草ポンの展開を考慮して予備3枚で、最低12枚だと考えます。草ポンの展開を重めに見て14枚としました。

2-3.他に相性がよさそうなカード

● フォレトスex
特性「ばくれつエナジー」により、自ら気絶することで、デッキから草エネ5枚までを自身のポケモンに好きなように付けることができます。ベンチにまんべんなくエネを付けられるためリククラゲexと相性がいいですが、相手にサイドを2枚取られるリスクが大きいと感じています。採用する場合はヒスイドレディアとの交換になると思います。

● レガシーエネルギー
ex主体で戦うためサイドレースを有利に進められるカードも相性がいいと思います。草エネとしても扱えるため、リククラゲexとの相性もいいです。

● 学習装置
バトル場のリククラゲexが倒れた後も、無理なくエネを広げられ、後続のダメージが落ちなくなります。

● ハピナスex
エネルギーつけかえと同じ特性を持ちます。グッズ1枚で済むところですが、ガラスのラッパなどのエネ展開手段も採用できるようになります。

3.環境デッキとの相性

3-1.全体的に

環境デッキの多くに対応できるスペックだと思います。
とはいえ、環境上位はやはり強いため、基本互角~微不利くらいで勝ちやすいとは言えないと思います。

● リザードンにはタイプ相性で強く出ることができる。(かがリザに注意)
● ドラパルトやロスト(ヤミラミ)には特性でダメカンばら撒きが怖くない。ファントムダイブも1発耐える耐久力を有しながら、こちらが反撃できる火力がある。
● タケルライコもワンパンできる火力がある。ポケストップ採用型の場合、非exのリククラゲが刺さる。
● レジドラゴも特性でのトラッシュ回収を非exのリククラゲで無効化。トライフロストは厳しいが、よく採用されるポケストップやエネルギー回収を無効化できるためイーブンといったところ。
● サーナイトは特性があまり刺さらず、サイドレースで厳しい。
● ルギアも特性が刺さらず、チラーミィでこちらがワンパンされる。
● テツノイバラは非exリククラゲの特性は使えるが、メインのリククラゲexと草ポンの特性が使えない。

3-2.想定する動き

● 基本の動き
1ターン目はノノクラゲスタート。ベンチにノノクラゲ、草ポン2体を展開します。2ターン目にリククラゲexに進化し、後続のノノクラゲや草ポンをベンチに並べながら攻め続けます。

● ヒスイドレディアを絡めた動き
1ターン目はヒスイドレディアVスタート。ベンチにノノクラゲと草ポンを展開します。2ターン目にヒスイドレディアVSTARに進化し、スターパヒュームでリククラゲ、草ポン、草エネを手札に加え、リククラゲに進化して攻め始めます。

4.おわりに

実はカミツオロチデッキでドラパルトに勝つにはどうすればいいかで、改めてリククラゲexについて考えた背景がありました。どちらも強みがありますが、カミツオロチよりもリククラゲの方が使いやすいと思いました。
実際に触っていないので分かりませんが、スペックから可能性を感じます。もう少し研究したいですが、とりあえずここまでにしておきます。また相性がいいカードが見つかったら改めて考えようと思います。

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