Sさんのこと
最近noteを書いていなかったけれど
長くなりどうなのでこちらに書くことにした
要は一言
貸したお金が返ってこない
それだけのことなのだ
それだけのことなのだけれど
外注先(下請けさん)のSさんから先月末に
資金繰りに詰まり数十万円の借金の申し入れがあった
Sさんは律儀で真面目な職人さんで
年齢は70代の半ば過ぎと思われる
仕事も私生活もきれいで敵は作らないタイプ
勿論金銭的にもきちっとした人で業界でも信頼が厚かった
そんなSさんが困って相談してきたのはよっぽどのことだろう
夫も以前役員をしていた会社からの付き合いで
当時の社長がSさんに無理を利かせていたことを知っており
もしやその会社からの下請け泣かせかとの懸念もあり
Sさんの申し出を即断で受けたのだった
私もSさんならば仕方がないと思った
Sさんが廃業をすると困る業界関係者も多い
腕の良いきれいな仕事をする職人は大切にしなければならない
そして約束の期日を過ぎても貸したお金は帰ってこない
そりゃそうだろうなぁ~
あのSさんが他社に借金を申し込むのだもの困っていたのだ
それが短期間で解消できるはずもない
年金だけでは不安だから
Sさんもその従業員の職人さんも年金受給者
昔の職人さんだから国民年金
それだけでは生活も先行きも不安なので仕事をしている
そんな年寄りを困らせないでよ!
支払いを渋っている元受け各社に対して
憤りを感じているのだ
小さな個人企業だから
無理を言いやすい
踏み倒しやすい
値切りやすい
そう思っているんでしょう
これから年末に向けて
ますます資金繰りは大変になっていく
あの数十万円を貸したときに戻ってこない覚悟はしていた
その覚悟かできたから出せたお金だ
そして私は
自分の会社の資金繰りに頭を痛めている
ここのところずうっともやもやしていた鬱憤を吐き出させてもらった
まったく誰の役にも立たないnoteらしくない記事であった
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