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遊ぶように仕事をする

元リンクトイン日本代表の村上臣さんが、
「どこで働くか、どんな仕事をするか、決めるのは一度ではないほうがいい」
と、朝渋でいってた。

20代、30代、40代、期間を区切ってでも仕事を変えてみよう、と。

ちょうど昨日、転職しようとしている青年にあった。
マーシー(ニックネーム)といって、
保健師として働いているけれども、
釜石に移住して介護施設で働こうとしている。

3人めの子どもが生まれるので、
もう少し稼げる仕事に就きたい、と。

保健師という資格があるから転職しやすい、
普通のビジネスパーソンはそうはいかない、
と思うかもしれないけど、それはホントなのか?

村上さんは『稼ぎ方2.0』という本の中で、
「クリエイターエコノミー」
というのを提唱している。

テクノロジーが発達して、
これまで「消費者」として経済活動に参加していた人が、
「生産者」として参加できるようになった。
それはクリエイターだけの現象に感じられるけど、
実はそうじゃない。
すでに海外では普通の会社員が勤めている会社とは別に、
個人の複業でガンガン稼いでいるし、
いくつもの仕事をする「パラレルキャリア」が普通になっている、と。

先日ムスメ(25 会社員)と食事したら、
「確定申告での青色申告のメリットは?」
と聞くから「なんで?」と聞き返すと、
「複業してて、確定申告しないといけないから」
職場の友人たちはみんな複業してるらしい。

ムスメはなにかのプロフェッショナルではないし、
友人たちもそう。
ひと昔前なら「OLさん」と呼ばれていたかもしれない。

仕事で得た経験と、自分の趣味とかセンスで、
ふたつめ、みっつめの仕事を、自分で探して、
稼ぎを増やす。

稼ぎを増やすのが目的じゃないかもしれない。
自己実現とか、それこそ趣味や遊びの延長が、
結果としておカネになる。

遊ぶように仕事をする。
一歩踏み出せば、そういう世界が見えてくる。

一方で、
パラレルキャリアが日本でも普通になったら、
複業を許さない会社って、
稼げる人たち、稼げそうな人たちから選ばれなくなって、
稼げない人たちのたまり場となってしまうのかもしれない。