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仕事ができる人とできない人の違いは「能力」ではない

今週の明言
ハイ・パフォーマーとロー・パフォーマーの差は「能力」ではない

『世界基準の「部下の育て方」』p55

仕事ができる人とできない人とでは、
Capacity、その人が持っている能力、にそれほどの違いはない。

キャパシティではない。
であるならば、仕事ができる人と仕事ができない人の差はなにか。

それは、Ability、その人が発揮している能力、だと。
キャパシティをアビリティに変えられない、何らかの阻害要因があって、
だから持っている力を十分に発揮できていない。

ずっと以前に、
「人はみんな、パソコンでいうと『スペック』(性能)は同じ。
みんな同じパソコンなんだけど、
その持ってる力がちゃんと使われているかどうか」
という話を聞いたことを思い出した。

『世界基準の「部下の育て方」』なので、
自分がどうアビリティになるか、ではなく、
部下をどうアビリティにするか、が書いてあって、
それは、
「部下が持っている能力を十分に発揮することを阻害している要因を特定し、それを取り除いてあげること」
だと。(同p58)

さらに、阻害要因には「外的要因」と「内的要因」があり、
外的要因=「外部環境」には、新しい技術についていけない、リストラされないか、会社自体がやばい、というのがある。
一方で内的要因=「恐れ}には、信頼低下、やる気の減退、変化への抵抗、などがある。

では、阻害要因を取り除くには、少なくとも内的要因を外してあげるには、
「あーしろこーしろ」というアドバイスや命令ではなく、
「ふむふむなるほど」と傾聴力を発揮するコーチングであり、
相手に寄り添うことである。

というところで、今朝の「黙読会」は終わった。
読書の続きはまた明日。
(このnoteは別の話題で)


『世界基準の「部下の育て方」』 田口力 KADOKAWA 2019年