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議場にはクーラーがない!

当選証書をいただいた。

市議会の議場。
仮りの議席は、得票数が多い順番に並んでいた。
1616票いただけたわたしは、
最前列の一番右。

司会の職員から、トップで名前を呼ばれる。
「村田信之さん」
「はい!」

前方中央に選挙管理委員会の委員長が立ってて、
そこまでつかつか歩いていく。

委員長が証書を読み上げる。
「当選証書 村田信之 右は釜石市において……」

読み終わり、手渡される。
「おめでとうございます!」
委員長の言葉と証書を受け取り、
わたしは右手を差し出し、
握手を求めた。

「おっ!」
委員長がちょっと驚き、
しかしさっと右手を差し出してがっちり握手。
初めてのことだったのかな?

次の議員さんたちも、手渡しからの握手、
あるいはグータッチをしていたから、
もしかして、さっそく新しい文化をつくったかも。

でもその前に、上記「次の議員さん」のときのこと。
お名前を呼ばれて立ち上がり、
委員長のところにあるき進める前に、
回れ右して議場に一礼。

ああああああああああ、しまったあああああああ!
そういうことか!
これまでの市議会の習慣を、文化を知らなかった!
……反省。

それにしても、驚いた。
議場は暑い。
議場にエアコンがない。
冷房、クーラーがない。
むき出しの暑さ、容赦ない暑さ。

こんなのを長年我慢してきたのか。
東北の夏は短いから?
市庁舎建て直す予定だし、クーラーを取り付けても、
すぐに外してしまわないといけないから?
予算がとれないから?

いろいろ理由はあるんだろうけど、
だったら、夏だけほかの施設でやったらどうなんだろう。
市民ホールもあるし、ライブ会場もあるし。
新しい公民館もできているし。
そしたら、よりオープンになって釜石市民が見に来てくれる。

あるいは、リモートで議会を開いたらどうだろう。
メタバースでやってもいいかも。

暑いの我慢してフラフラになるより、
お金をかけずにやれることをやったほうがいい。